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  • 葡萄が目にしみる (角川文庫 緑 579-8)

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葡萄が目にしみる (角川文庫 緑 579-8)

5つ星のうち3.7 (152)

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葡萄づくりの町で育った岡崎乃里子は、東京へはまだ、たったの五回しか行ったことがない。冴えない容姿にコンプレックスを抱く乃里子だったが、地元で有名な共学校に通えばきっと、自分にもきらびやかな青春が待っていると信じていた。生徒会役員の保坂に寄せる淡い想い、そしてラグビー部のスターである岩永との葛藤。目にしみる四季の移ろいを背景に、思春期の少女のすべてがつまった、感動の青春小説。


※カバーの絵柄は(株)かまわぬのてぬぐい柄を使用しています
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA
  • 発売日 ‏ : ‎ 1986/2/28
  • 版 ‏ : ‎ 一般文庫
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 本の長さ ‏ : ‎ 240ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4041579082
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4041579084
  • 商品の重量 ‏ : ‎ 118 g
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 203,342位 (本の売れ筋ランキングを見る)
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち3.7 (152)

著者について

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林 真理子
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1954(昭和29)年、山梨県に生まれる。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年のエッセイ集「ルンルンを買っておうちに帰ろ う」がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年「白蓮れんれん」で第8回柴田錬三郎賞、98年「み んなの秘密」で第32回吉川英治文学賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 本朝金瓶梅―お伊勢篇 (ISBN-13: 978-4167476359 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中3.7つ
152グローバルレーティング

日本からのトップレビュー

  • 星5つ中5つ
    いい買い物をしました。
    2025年2月19日に日本でレビュー済み
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    贈り物で買いました。一番好きな本です。葡萄色の表紙も素敵です。配達も早く、いい買い物をしました。

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  • 星5つ中4つ
    ほぼ林さんの自伝でしょうか?
    2026年9月14日に日本でレビュー済み
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    1984年発表で直木賞候補作でしたが惜しくも受賞は逃しました。以前、林さんと同じ山梨県出身の辻村深月さんがこの本にとても影響を受けたと話しておられて興味を持ちました。実家が農家だったこと、地方独特の閉そく感、そして東京への強烈なコンプレックスがあったことなど共感することが多かったそうです。

    主人公の乃理子はほぼ林さん自身の投影でしょうか。母親にまで「ずんぐり太ってみっともなくて、女の子なのになんの楽しみもない」と愚痴られるようないわゆるブス。それでも思春期特有のわけのわからないエネルギーがいっぱいで、ためらいながらも好きになった男の子に告白を繰り返しては振られる、このあたり今時なら引きこもりになってしまいそうですが、積極的に出て行くところが違いますね。

    若いってそれだけで健康でお肌も髪も何もしなくてもツヤツヤですごくうらやましいと思いがちですが、振り返ってみれば自省がすごすぎて自信が持てないコンプレックスの塊、自意識過剰でまわりの目を気にしすぎてしまう苦しさ、ちょっとしたことですぐに崩れてしまう微妙な友だち関係など、精神的には結構しんどい時期だったと思います。この小説にはそんなふうに右往左往する乃理子の姿が鮮烈に描かれています。

    おもしろい作品でしたが、初期のせいか林さんの小説にしては青いというか、粗削りな印象を受けました。高校卒業からいきなり成功した社会人に飛ぶので、あれから高校時代の人間関係がどうなったか、そして大学時代も少し書いてほしかったなと思いました。これは結局、希望していた青学に落ちて日大に行ったということですかね。ラストは現在の堂々とした林さんの姿が思い浮かびます。

    こんなところであとがきのことを書いても仕方ないのですが、評論家で政治家でもある栗本慎一郎という方の文章がなんだか印象が悪かったです。林真理子さんについて書くのになぜ大江健三郎や小林秀雄や坂口安吾、そしてバタイユまで引っ張り出してくる必要があるのか?自分がそういう高尚な知識を持っているとほのめかしたかったのでしょうか。1つの文がやたらと長く、難解に書けば格調高くなると思っているような。そしてこの作品を「リファインする」のに力を入れた見城徹氏に(現幻冬舎社長、当時は林さんの編集担当者)に栗本賞を送りたいと、自分の名前を冠した賞をもらって人がそんなに喜ぶとでも?そして”真理子”と下の名前で呼び捨てにしている箇所もあり・・なんだかすごい上から目線だなあと。こんなあとがきはいらなかったのではと思ってしまいました。余分な話ですみません。

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  • 星5つ中3つ
    幼い高校生たちの恋と友情
    2010年8月21日に日本でレビュー済み
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    期待して読んだ。

    なぜなら、林真理子さんが母親の青春時代を描いた「本を読む女」が自分にとっては最も共感した本であるからだ。ご自身の自叙伝をモデルにした部分もありそうなこの本に対してはそれ以上に共感できるのではないかと思った。しかし、そうではなかった。時代の違いということもあるだろうが、一世代前の「本を読む女」の主役に比べて、「葡萄が目にしみる」の主役の世界は狭い。共学の進学校に進み友人にも恵まれているのに、幼い恋愛へのあこがれや、狭い範囲での女友達とのライバル関係、そのなかでの過剰な自意識に終始している。だからこそリアリティがあり、共感を呼ぶのだろうということはわかるのだが、少し欲求不満を感じた。

    私自身も、高等女学校を母体とした高校ではなく、旧制中学を母体とした進学校を敢えて選んで進んだということがあるので、学校の文化などについて、ああわかるわかるという部分はある、だからこそ、恋愛の話があれだけ多くを占めているのってそういうものなんだろうか・・・・と思ってしまった。

    最終章では、いつの間にか大学を卒業して東京でラジオ局に勤めている主人公が登場する。そこだけが、まるで一連のキャリアウーマン物を思わせる。

    田舎の女の子が、進学校に進んで、大学に行って、ラジオのアナウンサーとして都会で働く・・・その原動力のようなものが、共学校でのたわいない恋愛への憧ればかりだとは考えたくないのだが。

    7人のユーザーが役に立ったと感じています
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  • 星5つ中5つ
    顔も体も心さえも、不細工だったあの頃
    2013年8月1日に日本でレビュー済み
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    読み始めたら止まらなくて、一気に読んでしまった。

    主人公はリアルなブス。

    どうリアルかっていうと、生れつき顔が野暮ったくて太りやすいことに加えて、

    軽蔑されるのが何より辛いのに、綺麗になろうとあがけないくらい自意識過剰。

    その上運動神経が鈍くて不器用なので、やることなすことみっともない。

    クラスというカースト社会の底辺近くで、ジメジメとコケみたいに過ごしている。

    全編通じて大きな事件や劇的な変化が起こるわけじゃないけれど、

    主人公の心理描写がリアルすぎて圧倒される。

    「ブスの僻み・妬み・嫉み」と書いたらそのまんまなんだけど、分かる!この気持ち!

    自意識をすり減らすようにして生きていた思春期の感覚が、生々しくよみがえってくる。

    あの頃、自分もそうだった。

    教室で溺れぬよう友達にしがみつきながら、自分の中の劣等感と闘う日々。

    自分の場合、家族がそっとしておいてくれたから家の居心地はよかったのだが、

    主人公の場合、親まで無邪気に容姿を貶めてくるから気の毒だ。

    あんな風に比べられたら、垢抜けた親戚を憎むようになっても仕方ない。

    最後に成人した主人公が出てくるのだが、その対比も見事だった。

    今になって思うと、あの頃はどうかしていた。

    トンネルを抜けて振り返れば、青春って苦いものだよね、と思わせるラストだった。

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  • 星5つ中4つ
    モテない女の文学
    2018年8月25日に日本でレビュー済み
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    林真理子の小説をはじめて読んだが、こんなに上手い人だとは思わなかった。

    のりこの容姿が色黒な木嶋佳苗で再現された。

    いるいる、菊代とか裕子みたいな女って。てか、裕子みたいな女っていつの時代も日本の男からはもてもてだよね。気が弱いふりして、実はポーカーフェイスで他の女を出し抜くっていう人。

    モテない男には、絶対に理解できないと思うんですけど、のりこみたいに容貌に恵まれない女も容赦なく男たちから値踏みされて社会的価値をおとしめられるんですよね。別に男にチヤホヤされたいという望みを持っていなくても、容赦なく社会的地位を貶められるのが本当にきついんだよね。私自身は見ようによってはブス見ようによっては美人という中途半端な容姿(体重の増減により顔が変わる)なので、美人扱いもブス扱いも経験済みなのだが、美人扱いされている時に男どもが私に取り入ろうとして周囲の女性の容姿を茶化してきたのを覚えてる。

    男に評価され続けてる美人は、そのようにして男どもの価値観を内面化してブスを笑い者にするんだなと理解した。そうしてモテない女は社会の最下層に置かれるというわけだ。

    そしてモテる女は、男どもの無遠慮な視線を良いものだと思うよう洗脳される。

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  • 星5つ中1つ
    なにがいいのかわからなかった
    2017年7月19日に日本でレビュー済み
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    レビューが高かったので購入し、なんとか読んでいったのですがどこが評価されているのかわかりませんでした

    好きな人は好きなのかもしれませんが、個人的にこの人が書くものは好きではないのでしょう

    好みを差し引いてもいったいどこが評価されているのか、何度か考えましたが、まったくわかりませんでした

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  • 星5つ中2つ
    違和感
    2020年10月19日に日本でレビュー済み
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    最後の章まで地方の素朴な自意識過剰な冴えない少女の物語だったのに、いきなり最終章でマスコミで成功した大人の女の話に飛躍していて、唐突な印象を受けた。少女の性格も、なんか独りよがりで嫌らしくて好感が持てなかった。

    結局は作者の成り上がりを自慢したい自己愛を見せられただけのような、気持ち悪い読後感が残った。

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  • 星5つ中5つ
    いけていない女子必読といったら語弊がありますが
    2014年4月25日に日本でレビュー済み
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    いわゆる普通の女子の心情の描写、意外なラスト。

    三回くらい読みました。切なくて楽しくて、素敵な文学作品です。

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