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世界は贈与でできている――資本主義の「すきま」を埋める倫理学
購入オプションとあわせ買い
■紀伊國屋じんぶん大賞2021(紀伊國屋書店 主催) 第5位 入賞
■読者が選ぶビジネス書グランプリ2021(グロービス経営大学院+flier 主催)リベラルアーツ部門 第4位 入賞
これが、ニュー・ノーマル時代を切り拓く哲学書。
「ずっとじぶんでも考えていたことが、別の光を当ててもらったような気がして、読んでいて興奮しました」
――糸井重里(株式会社ほぼ日 代表)
「わたしはすでに受け取っていたんだ。読むと次にパスをつなげたくなる本」
――伊藤亜紗(東京工業大学准教授・美学者)
「贈与を受け取ったから、私は家族の物語を書きはじめました」
――岸田奈美(作家『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』)
「人間の『こころ』の力動の機微をとらえる近内さんのセンスには肌の温かさと機械の精緻さがある」
――茂木健一郎(脳科学者)
「コロナ後の経済は『贈与』を軸に駆動します。必読でしょう」
――山口周(独立研究者)
2020年最有望の哲学者、「希望」のデビュー作
この資本主義社会で「お金で買えないもの=贈与」が果たしている役割とは何か?
「人間」と「社会」の意外な本質を、みずみずしく平易な文体で驚くほどクリアに説き起こす。
ビジネスパーソンから学生まで、
見通しが立たない現代を生き抜くための、発見と知的興奮に満ちた「新しい哲学」の誕生!
「一見当たり前に存在しているこの『世界』の成り立ちを、『贈与』や『言語』、『常識」の成り立ちを通して説き起こした鮮烈なデビュー作。
人間の『こころ』の力動の機微をとらえる近内さんのセンスには肌の温かさと機械の精緻さがある。
ウィトゲンシュタインと小松左京の本書を通しての出会いは思考世界における一つの『事件』。
社会の見え方を一変させ、前向きに生きるために、この本を処方せよ!」
―――茂木健一郎
目次
第1章 What Money Can't Buy――「お金で買えないもの」の正体
第2章 ギブ&テイクの限界点
第3章 贈与が「呪い」になるとき
第4章 サンタクロースの正体
第5章 僕らは言語ゲームを生きている
第6章 「常識を疑え」を疑え
第7章 世界と出会い直すための「逸脱的思考」
第8章 アンサング・ヒーローが支える日常
第9章 贈与のメッセンジャー
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社NewsPicksパブリッシング
- 発売日2020/3/13
- 寸法13 x 2.2 x 18.8 cm
- ISBN-104910063056
- ISBN-13978-4910063058
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商品の説明
著者について
1985年神奈川県生まれ。教育者。哲学研究者。
慶應義塾大学理工学部数理科学科卒業、日本大学大学院文学研究科修士課程修了。専門はウィトゲンシュタイン哲学。
リベラルアーツを主軸にした統合型学習塾「知窓学舎」講師。教養と哲学を教育の現場から立ち上げ、学問分野を越境する「知のマッシュアップ」を実践している。
デビュー著作となる本書『世界は贈与でできている』(NewsPicksパブリッシング刊)で第29回山本七平賞・奨励賞を受賞。
登録情報
- 出版社 : NewsPicksパブリッシング
- 発売日 : 2020/3/13
- 版 : 46版並製
- 言語 : 日本語
- 本の長さ : 254ページ
- ISBN-10 : 4910063056
- ISBN-13 : 978-4910063058
- 商品の重量 : 1 g
- 寸法 : 13 x 2.2 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 11,854位 (本の売れ筋ランキングを見る)
- 哲学・思想の論文・評論・講演集 - 10位
- ノンフィクション (本) - 2,070位
- 文学・評論 (本) - 3,597位
- カスタマーレビュー:
著者について

1985年神奈川県生まれ。教育者。哲学研究者。慶應義塾大学理工学部数理科学科卒業、日本大学大学院文学研究科修士課程修了。専門はウィトゲンシュタイン哲学。リベラルアーツを主軸にした統合型学習塾「知窓学舎」講師。教養と哲学を教育の現場から立ち上げ、学問分野を越境する「知のマッシュアップ」を実践している。『世界は贈与でできている』(NewsPicksパブリッシング刊)がデビュー著作となる。
カスタマーレビュー
お客様のご意見
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「ムダ」ほど敬意を表すことに驚きました。
日本からのトップレビュー
- 星5つ中5つ
脳みそが震えるほど面白かった
2025年5月7日に日本でレビュー済み自然科学を勉強している大学生や研究者にすすめたい。私も博士課程のときに読んでいたら生命の「謎」や「違和感」への向き合い方が確実に変わっていたと思う。
前半の「不当に愛されてしまった」という自覚や負い目からの贈与の受け渡しというのは、感覚的によく分からなかった。私の体験だと、不当に愛されたというよりも、他者からの愛にたいして私も愛される存在であり、すべての人は愛される存在だと自覚したから、その愛を他者へと受け渡しができるようになった。愛の受け渡しは、受け取ることから始まるというのは、まさにその通りだとあらためて思った。
読んで一番気持ちが盛り上がったのは、「( 科学的)常識に照らし合わせたとき、うまく説明のつかないもの」から、新しい発見がうまれる。そのためには、確固たる動かない常識の総体を知る必要がある。世界像を固定することで新たな知識が獲得される。という話。震えるほどおもしろかった。
ずっと確固たる動かない常識だと思っていたことが、実はまったく根拠のない思い込みに過ぎず、それまで「異常なこと」と思っていたことが、実は当たり前だった。コーチングでのアハモーメントって、このパラダイムシフトの瞬間のことだととても納得。
「確固たる動かない常識」を読み間違えたままだと、本当の問題にすらたどり着かない。この現象は、日常でもよくある気がする。これが人の認識の盲点になる。など、この本からさらに思考が膨らみ、とても楽しい読書体験になった。
5人のユーザーが役に立ったと感じていますフィードバックを送信中...フィードバックを送信中...参考になったフィードバックをお寄せいただきありがとうございます。申し訳ありませんが、投票の記録に失敗しました。 もう一度お試しくださいありがとうございます。数日中に調査いたします。申し訳ありません。このレビューを報告できませんでした。 もう一度お試しくださいコミュニティガイドライン新しいタブで開きますに照らしてこのレビューが適切かどうか確認します。 そうでない場合は削除されます。
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世界のアノーマリティとアンサングヒーローに気づくきっかけを与えてくれた本!
2021年5月30日に日本でレビュー済み贈与に関して、一本筋の通った議論が展開されるというよりかは、贈与に関する沢山の視点を身近な例も交えつつ、紹介し、論じており、人によっては読みにくいと感じるかもしれません。但し、贈与という切り口は新鮮であり、どこかのパートは引っかかるものがきっとあると思います。私は後半の8、9章のパートが、心に刺さりました。私の心に残った部分の私なりの結論と、参考になった箇所を記します。
【前提】すべての人々は、親やその他家族、先祖から、過去や現在のアンサングヒーロー達からたくさんの贈与を貰っている。それによって、生じる反対給付義務(返報性)を抱えている。
【結論】
反対給付義務を、満足させるには他者に贈与する必要がある。贈与のためにはまず受取人が必要である。この贈与サイクルの前で、才能や能力、地位や名声、貧富などに関わらず平等にかけがえのない存在である(例えば、子供は親からの一方的な贈与をもらう対象に見えるが、親は贈与を受け取ってもらう事自体が贈与となる)。この言葉に勇気を貰える。またこの反対給付義務が、他者貢献=幸福となるメカニズムだと理解した。
【その他参考】
アンサングヒーロー"unsung hero"について
例えば、堤防に小さな蟻の穴。何気なしに小石を詰める。その蟻の穴は、次の大雨の時にその穴から堤防が決壊し、村を押し流す穴だった。村人はそのヒーローを知らないし、本人も気づかない。このような気づかれないヒーローにより、世界は秩序を保っている(日常が実はアノマールな状態)。そして、アンサングヒーローは想像力豊かな人にしか見えない。
→想像力豊かにアンサングヒーローを日常に見出し、感謝する。そして、誰かのアンサングヒーローになりたいと思った。
贈与の本質は非合理性
等価交換の原理の外にあるため、合理的でない。合理的でなければない程強い意味を持つ。
例:礼儀→帽子を脱いで立って挨拶をする。「座れ」「座りなさい」「お掛けになってください」「もし良かったら、お掛けになってください」内容は同じだが、非合理になる程、礼は尽くされる。
相手のために時間をかけ、実店舗でプレゼントを選ぶ方が、ネットでワンクリックで買ったものより贈与感が増す。
→非効率で非合理な時間の共有が、人と人の絆を深める(例えば、毎日の家族の生活の時間、飲み会の非生産的な会話など)。
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近視眼的な考えがほぐされた
2026年2月9日に日本でレビュー済み随所に鳥肌が立つ場面があり、贈与論に初めて触れる私にとって感動の読書体験。
ヴィトゲンシュタインのくだりが難しかったけれど、「言語ゲーム」を「物語」と言い換えると理解が進みました。贈与の視点から生きづらさや苦労を読み解くことで、様々な負の連鎖も防げるかもしれないという希望を感じます。
2人のユーザーが役に立ったと感じていますフィードバックを送信中...フィードバックを送信中...参考になったフィードバックをお寄せいただきありがとうございます。申し訳ありませんが、投票の記録に失敗しました。 もう一度お試しくださいありがとうございます。数日中に調査いたします。申し訳ありません。このレビューを報告できませんでした。 もう一度お試しくださいコミュニティガイドライン新しいタブで開きますに照らしてこのレビューが適切かどうか確認します。 そうでない場合は削除されます。
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世界観こそすべて
2026年3月12日に日本でレビュー済み誰も知らずにやっていることがループして自分に返ってくる。求めるな与え続けることこそ大切な価値観だ。
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テーマは面白いが、もう少し自己否定的な見解も欲しい
2026年7月27日に日本でレビュー済み正直かなりの期待をもって読んでしまったことは否めない。なのでそこは事前に謝っておきたい。内容とテーマはズレてはいない。普遍的な哲学書から一つ生活レベルに抜け出した、現代に必要な概念だと思う。
ただ、少しばかり著者の決めつけが強い印象がある。〜な人はいないだろう。のような言い回しが多い。少し心に引っ掛かりを覚えた。
例えば論文を作成する際でも、自身の意見に対して否定的な面を集めて正しさを証明することが求められるが、こちらは自身にあった根拠を集めてきた様に思える。
すごく興味深いテーマなので、また何冊か後出した後もう一度同じテーマで出してほしい。今の時点では著者の思想を固めた自己啓発系に分類されるのではないかと思った。
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内容おもしろい
2025年5月26日に日本でレビュー済み素早く届きました。内容とてもおもしろいですよ。
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「ペイ・フォワード」のくだりにモヤモヤ感あり
2024年2月9日に日本でレビュー済み貨幣に換算できない価値の移動を贈与と定義して、それに関してとことん突き詰めて考察したもの。私にとってこの切り口は新鮮でとても興味深く読み進められました。
特に終盤、資本主義の換金的な価値観があるからこそ、それが「地」となって、贈与が「図」として浮かび上がること、贈与の価値観と資本主義の価値観は矛盾しないどころか、むしろ切り離すことができないとの結論は、これまでの積み上げた「アノマリー」「アンサングヒーロー」等のキーワードに代表される前フリが、キッチリと集約してハマった感があり、エンターテインメント的な心地よさすら覚えました。
ですが、全体的に語り口が良くも悪くも柔らかく、上記のキマッたシーンを除くとボヤけた読後感が残ったので、珍しくすぐさま二度読みをしてしまいました。なんかすごくいいこと言ってそうな割にモヤモヤするゾと。
で、一番モヤモヤしていたペイ・フォワード(映画作品、未視聴)の主人公の結末についての作者の半ば強引な解釈は、読み返してもどうにも納得がいかなかったですね。個人が詩的文学的に作品に解釈を加えること自体はまったくもって悪くないのですが、それを何か一般的な定理のごとく主張する必要性がよくわかりませんでした。話聞く限り彼はなんも悪いことしてないがなと。
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これからのビジネスに必須の視点を得る
2024年10月6日に日本でレビュー済みこの本は、単なる一冊の本に留まらず、人生を豊かにし、人と人との繋がりを深く見つめ直すための「哲学書」と言っても過言ではありません。若い頃、なぜこんなにも多くの人々が親切にしてくれるのだろうと驚くほど、無償の助けを受けた経験があります。あの時はその理由がわからなかった。しかし、この本を通して「贈与」の連鎖が、私の人生に深く作用していたことに気づきました。それは目に見えない無償の贈り合いであり、まさに人と人との関係に秘められた大きな力です。
ビジネスの世界においても、この「贈与」という概念は革新的な視点を提供してくれます。多くのビジネスが利益や経済価値のみに焦点を当てていますが、贈与の力を理解することで、単なる取引を超えた本質的な人間関係や信頼を築くことができる。顧客や従業員、ビジネスパートナーとの関係を、単なる経済的価値だけでなく、無償の貢献や相互の信頼に基づいて構築することで、企業や組織は真の成功へと導かれるでしょう。この新しい視点が、現代のビジネスにおいていかに重要かを、本書は鮮やかに示しています。
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