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  • 世界は「関係」でできている: 美しくも過激な量子論

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世界は「関係」でできている: 美しくも過激な量子論

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世界の本当の姿とは? 天才物理学者が"真実"を明かす

【推薦の言葉】
●物理に心を解放された。この世界は、僕が信じていたよりずっと自由なのかもしれない。――森田真生
●存在の織りなす華麗なるネットワーク。量子論的世界観の本質が、ここに語り尽くされる!――須藤靖
●直感に反するはちゃめちゃな量子物理学の世界に筋を通せる人がいるとしたら、それはカルロ・ロヴェッリだ。――「タイムズ」紙
●ロヴェッリは、"量子論の世界"やそれが"心"の理解にどう役立つのかという問題と、実に明快に渡り合っている。――アニル・アナンサスワーミー(科学ジャーナリスト)
●ロヴェッリの作品のどこが好きかといえば、常に“人々"に戻ってくるところだ――常に他者と関わり合い、この世界と働きかけ合っている人々に。この本には科学が息づいている。――ニール・ゲイマン(カーネギー賞作家)
●物理学はその詩人を得た。ロヴェッリは見事なまでに人間的で優しく、ウイットに富んだ案内人である。それは彼が科学者であると同じくらい哲学者で詩人だからだ。――ジョン・バンヴィル(ブッカー賞作家)

【内容紹介】
"ホーキングの再来"と評される天才物理学者が"真実"を明かす
イタリアで12万部を売り上げ、世界23か国で刊行予定の話題作!

科学界最大の発見であり、最大の謎とされる量子論。
はたして量子論の核心とは何か、
それはどんな新しい世界像をもたらしたのかを、
研ぎ澄まされた言葉で明快に綴る。

量子は私たちの直感に反した奇妙な振る舞いをする。
著者によれば、この量子現象を理解するためには、
世界が実体ではなく、関係にもとづいて構成されていると
考えなくてはならないという。
さらにこの考え方を踏まえれば、現実や意識の本質は何か、
といった哲学的な問いにも手がかりが得られるのだ――。

深い洞察と詩情豊かな表現にいろどられ、
私たちを“真実"をめぐる旅へといざなう興奮の書!

竹内薫氏の解説付き。
7万部突破の『時間は存在しない』著者の最新作!
この商品はセット買いができます: 時間は存在しない+世界は「関係」でできている+規則より思いやりが大事な場所で+ブラックホールは白くなる_4冊セット こちらをチェック

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世界は「関係」でできている: 美しくも過激な量子論
規則より思いやりが大事な場所で: 物理学者はいかに世界を見ているか
ブラックホールは白くなる
時間は存在しない
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.3 508
5つ星のうち4.2 20
5つ星のうち3.8 10
5つ星のうち4.2 1,263
価格 USD 14.10 USD 14.10 USD 15.51 USD 14.10
著者 カルロ・ロヴェッリ(著), 冨永 星(翻訳) カルロ・ロヴェッリ(著), 冨永 星(翻訳) カルロ・ロヴェッリ(著), 冨永 星(翻訳) カルロ・ロヴェッリ(著), 冨永 星(翻訳)
内容 "ホーキングの再来"と評される天才物理学者が"真実"を明かすイタリアで12万部を売り上げ、世界23か国で刊行予定の話題作!科学界最大の発見であり、最大の謎とされる量子論。はたして量子論の核心とは何か、それはどんな新しい世界像をもたらしたのかを、研ぎ澄まされた言葉で明快に綴る。 『時間は存在しない』『世界は「関係」でできている』等の著書で、物理学の最先端を詩的な言葉で解説しベストセラー生み出してきたカルロ・ロヴェッリ。彼が10年以上にわたりイタリアの新聞各紙に発表してきたコラムから、約50篇を厳選して収録。「ループ量子重力理論」を牽引する理論物理学のトップランナーであるだけでなく、哲学や文学にも造詣が深く、社会問題にも鋭く切り込む「発言する知識人」ロヴェッリはこの世界をどのように見ているのか? 常識にとらわれず真実を明らかにしようとするその思考の核心に迫る一冊! 『時間は存在しない』『世界は「関係」でできている』で常識を覆し、"ホーキングの再来"と評された天才物理学者が、満を持して自身最大のテーマである「ブラックホールとホワイトホール」の謎に挑んだ集大成の一冊。 "ホーキングの再来"と評される天才物理学者が、本書の前半で「物理学的に時間は存在しない」という驚くべき考察を展開する。後半では、それにもかかわらず私たちはなぜ時間が存在するように感じるのかを、哲学や脳科学などの知見を援用して論じる。
発売日 2021/10/29 2023/12/25 2025/2/25 2019/8/29
ページ数 240ページ 320ページ 192ページ 240ページ
寸法 13.7 x 2 x 19.5 cm 13 x 2.3 x 18.8 cm 13.8 x 1.9 x 19.4 cm 13.9 x 2.1 x 19.5 cm

商品の説明

著者について

カルロ・ロヴェッリ Carlo Rovelli
理論物理学者。1956年、イタリアのヴェローナ生まれ。ボローニャ大学卒業後、パドヴァ大学大学院で博士号取得。イタリアやアメリカの大学勤務を経て、現在はフランスのエクス=マルセイユ大学の理論物理学研究室で、量子重力理論の研究チームを率いる。「ループ量子重力理論」の提唱者の一人。『すごい物理学講義』(河出書房新社)で「メルク・セローノ文学賞」「ガリレオ文学賞」を受賞。『世の中ががらりと変わって見える物理の本』(同)は世界で150万部超を売り上げ、『時間は存在しない』(NHK出版)はタイム誌の「ベスト10ノンフィクション(2018年)」に選ばれるなど、著作はいずれも好評を得ている。本書はイタリアで12万部発行、世界23か国で刊行予定の話題作。

富永 星
翻訳家。1955年、京都府生まれ。京都大学理学部数理科学系卒業。一般向け数学科学啓蒙書などの翻訳を手がける。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ NHK出版
  • 発売日 ‏ : ‎ 2021/10/29
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 本の長さ ‏ : ‎ 240ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4140818816
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4140818817
  • 商品の重量 ‏ : ‎ 1 g
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.7 x 2 x 19.5 cm
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 16,919位 (本の売れ筋ランキングを見る)
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.3 (508)

著者について

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カルロ・ロヴェッリ
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カルロ・ロヴェッリ Carlo Rovelli

理論物理学者。1956年、イタリアのヴェローナ生まれ。ボローニャ大学卒業後、パドヴァ大学で博士号取得。イタリアやアメリカの大学勤務を経て、現在はフランスのエクス=マルセイユ大学の理論物理学研究室で、量子重力理論の研究チームを率いる。「ループ量子重力理論」の提唱者の一人。『すごい物理学講義』(河出書房新社)で「メルク・セローノ文学賞」「ガリレオ文学賞」を受賞。『世の中ががらりと変わって見える物理の本』(同)は世界で100万部超を売り上げ、大反響を呼んだ。『時間は存在しない』(NHK出版)はイタリアで18万部発行、35か国で刊行予定の世界的ベストセラー。タイム誌の「ベスト10ノンフィクション(2018年)」にも選ばれている。

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お客様のご意見

お客様はこの量子論を思考するための枠組みを提供する書として高く評価しています。詩的な物語から始まり、展開の妙に驚かされたという声があります。また、著者の筆力の素晴らしさも指摘されています。読者を勇気づける内容だと感じており、理解の新たなレベルに達する本だと考えています。ただし、龍樹の部分については説明不足で分かりづらいという指摘もあります。
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9人のお客様が物語性に言及し、7人が肯定的、2人が否定的です
お客様はこの本の物語性を高く評価しています。非常に話の広がりがあり、詩的な物語から始まり、電子、原子核、量子の話しに移るなど、展開の妙に驚かされたと述べています。また、カルロ・ロベッリの懐の深さが感じられる点や、ベール越しに美しく纏まる点が好評です。一方で、龍樹の部分の説明不足で分かりづらかったという指摘もあります。
...題に惹かれて買ってみた。なんとも睡眠にもってこいの本だった。一行も読まないうちにねむってしまっている。詩的な物語からはじまり、歴史が書かれたかと思うと、すぐに電子、原子核、量子の話しに移る。 まるで脳がストローでかき混ぜられているみたいだ。...もっと読む
...だからといって、理系の方々を飽きさせるようなことも無い。 そこに、カルロ・ロベッリの懐の深さが感じられる、良書である。 最終章で、「色即是空」の思想と量子物理の親近性が垣間見えるところが、圧巻である。...もっと読む
...量子論が西洋から東洋に移れば、それは仏教での「空」に繋がる思想と接点が出てくる。 個人的には非常に話の広がりがあって、良い読後感ではあったが、読まれた方によっては、「結局結論は?」と置いてきぼり感が生まれることは必定であろう。...もっと読む
...残すだけだという印象があり、その意味で哲学的に論理を 書かれているのですが、どうしても壮大なポエムという 感覚が拭えず、一つの説だということもあり、読むのを やめようと思います。 量子とは何なのかを教えてほしかったです。もっと読む
7人のお客様が内容に言及し、7人が肯定的、0人が否定的です
お客様はこの著者の良書を高く評価しています。Must readであり、誰かにとっての特別な一冊になりうる本だと感じています。また、翻訳も気になるところなく、面白いと感じているようです。
...だからといって、理系の方々を飽きさせるようなことも無い。 そこに、カルロ・ロベッリの懐の深さが感じられる、良書である。 最終章で、「色即是空」の思想と量子物理の親近性が垣間見えるところが、圧巻である。...もっと読む
...これは、Buddaの奥義に通底するのではないかと、共鳴できる点で、良書であるとの感想をもつ。もっと読む
著者の筆力には以前から感心させられていましたが、この本では圧倒されました。あまりに哲学的で文学的なので、「量子論」というタイトルにひかれて読んでみた理系おじさんには、無理でした。...もっと読む
...著者の別冊、「時間は存在しない」は最高ですよ。こちらも気になり購入しましたが、やはり面白い。 この著者の本は何を選んでも面白いのでおすすめです。翻訳も気になるところはないし、内容もいいし、面白いんじゃないですかね。もっと読む
20人のお客様が教訓に言及し、12人が肯定的、8人が否定的です
お客様はこの量子論の思考枠組みについて高く評価しています。科学的・哲学的に価値ある本だと感じており、現代を生きる人類にとって極めて重要な思索が書かれていると述べています。また、量子論の広がりや量子力学の広がりが分かりやすく、量子論をわかりやすく解説するための本ではないという意見もあります。格子上の場の理論への導入がなく、決定的な解答は得られなかったという声もあります。
物理学の本なのに「関係」が根本的な基本と知ると、人間同士や自然との関係まで思考が拡がります。 何が大事なのか、考えさせられる名著です。もっと読む
...後半以降の内容に突入するわけだが、ここでは、前述のナーガールジュナ以外にもさまざな思想家や哲学者などの視点が織り込まれており、読者には高度な前提知識を要求する。 この点で決して読みやすい作品とはいえないが、それが本書の価値を下げるものではない。...もっと読む
小説風の書き出しで、文系の方にも親しみが持てます。 量子力学の系譜がわかる。量子物理を理解する周辺情報が、実に的確に記述されている。 量子の振舞と、現実世界のつながりがわかる。 だからといって、理系の方々を飽きさせるようなことも無い。...もっと読む
...時間は存在しない、のタイトルでこの本にも来ましたが、決定的な解答は得られず。まぁそれはないとおっしゃてるのでそれで仕方ないが、飯を食わずに生きるには、パンを食え、みたい。もう少し専門的でもよかった。もっと読む
15人のお客様が分かりやすさに言及し、6人が肯定的、9人が否定的です
お客様はこの量子力学の入門書について、分かりやすさと難解さについて意見が分かれています。一部のお客様はこの本を非常に読みやすく、一行も読まないうちに眠ってしまうという声があります。また、龍樹の部分が説明不足で理解できなかったという指摘もあります。一方で、全体的に難しい本であり、難解な箇所が多く出てくるという指摘もあります。また、内容については、内容がやさしく書かれており、文章がやさしく書かれているという評価もあります。ただし、この点に関しては、本書の価値を下げるものではないという意見もあります。
興味はあったがやや難解で、自分には楽しく読めていない本でした。もっと読む
...それぞれの感覚で感じたことから進み始めると言うように理解した。 分かり易くて、それでも、100年前に見つけたことが、世間に共有されていない と言うようにも感じた。 勉強になった! 投資価値 100%以上。もっと読む
難しすぎる。量子力学の基礎知識があってもなかなか難しいと思う。もっと読む
一般教養書として量子論の考え方がどの様に進んできたか,その方向性はといったことがよく理解できる。そのため大きな流れと思考過程について理解が進んだ。...もっと読む
12人のお客様が読みやすさに言及し、7人が肯定的、5人が否定的です
お客様はこの本の読みやすさについて意見が分かれています。エキサイティングな本で、良い読後感があると評価しています。読者を勇気づける内容であり、理解の新たなレベルに達するという期待が高まっています。また、多くの読者が興奮して読める著書だと感じており、睡眠にも適しているとの声もあります。一方で、一部のお客様は、この本の内容が飛躍しすぎだと感じるようです。
...量子論が西洋から東洋に移れば、それは仏教での「空」に繋がる思想と接点が出てくる。 個人的には非常に話の広がりがあって、良い読後感ではあったが、読まれた方によっては、「結局結論は?」と置いてきぼり感が生まれることは必定であろう。...もっと読む
大学等で物理学等学んだ方ならばシックリ楽しめるかな。そういった学問と無縁の私には、あまり楽しめなかったもっと読む
エキサイティングな本。 1 世界は粒子でできている。 2 それらの干渉、つまり量子の関係が世界を構成する最小単位であり物理の根本原理。 3 直感的に正しいと思えないものでも厳正な実験結果の前には謙虚であるべきもっと読む
...しかし、興奮して読める著書でもなかった。が、ZENの世界観からみると著述の一部「このような量子の世界が、わたしたちの世界なのである。」・・・これは、Buddaの奥義に通底するのではないかと、共鳴できる点で、良書であるとの感想をもつ。もっと読む
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  • 星5つ中5つ
    Must read!!!
    2024年8月27日に日本でレビュー済み
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    量子力学がよくわかる!

    科学的な態度を貫くとはどういうことか。観察できるもので、考えていく。価値観とか既存の考え方でなく新しく自分の周りのことから、観察から問いただすと言う態度。それぞれの感覚で感じたことから進み始めると言うように理解した。

    分かり易くて、それでも、100年前に見つけたことが、世間に共有されていない と言うようにも感じた。

    勉強になった! 投資価値 100%以上。

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  • 星5つ中4つ
    既成概念の破壊
    2026年3月22日に日本でレビュー済み
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    読書・哲学が好きな、40代のサラリーマンです。イタリア在住です。

    先日読んだ、『時間は存在しない』に続いて、同著者の本書を読みました。

    以下、印象に残った箇所を抜き出します。

    情報(P111)

    (1) ある対象物に関連する情報の最大量は有限である。

    :ΔXΔP ≥プランク定数/2

    (ΔXは位置情報の精度、ΔPは速度情報の精度)

    (2) いかなる対象物に関しても、常に新たに関連する情報を得ることができる。

    :Pを測るとXは変わるから、Xを測ってからPを測ったときと、Pを測ってからXを測ったときでは、結果が異なる。(行列)

    レーニンとボグダーノフ(P132)

    マルクスによれば、歴史は過程であり、知識は過程であるにも関わらず、レーニンはマルクスとエンゲルスの史的唯物論を、あたかも永遠に正しいもののように紹介した。

    ボグダーノフは、レーニンの教義主義によってロシア革命が凍りつき、氷の塊となってそれ以上発展できなくなることを見越していた。

    プラトン(P146)

    ほかのものの作用を受けるものだけが、本当にあるものといえる。存在は作用なくして成立しえない。」

    ナーガールジュナ(P156)

    あらゆるものの究極の基礎を問うことは無意味。とはいえ、探索の可能性が閉ざされるわけではなく、自由に探索し、徐々に理解を深めていける世界。

    脳(P190)

    脳は、すでに知っていることや以前起きたことに基づいて、見えそうなものを予期している。脳の予想と違っていたものだけが脳に知らされる。

    私は以前、『ソクラテス以前の哲学者』を読んだとき、宇宙との一体感を感じました。その一体感を科学的に分析すると、本書の記述のようになるのでしょうか。

    私にとって、本書の内容は、おそらく数年前であれば容易に受け入れることができたであろうにも関わらず、西洋哲学書を中心とした読書を通じて積み上げた自身の思想が、ある程度壊された気もして、戸惑いすら感じました。

    とはいえ、おそらく量子力学の概念を捉えていたブッダも、苦行の末に自分を苦しめることは良くないということを悟ったわけであり、そういった意味では、この読書体験も私自身を良い方向に導いてくれるのだと思います。

    2人のユーザーが役に立ったと感じています
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  • 星5つ中5つ
    量子論を取り入れた社会制度の構築を
    2022年7月11日に日本でレビュー済み
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    米国版では「量子革命を理解する」という副題がついているらしい。題に惹かれて買ってみた。なんとも睡眠にもってこいの本だった。一行も読まないうちにねむってしまっている。詩的な物語からはじまり、歴史が書かれたかと思うと、すぐに電子、原子核、量子の話しに移る。

    まるで脳がストローでかき混ぜられているみたいだ。敵に襲われた小動物のように、脳が死んだふりをして、活動を停止し、眠りにおちるのだった。

    最初の数頁進むのに何時間もが経過した。数秒間、数単語を読んでは、眠る。何時間をも費やしてはいるが、文字を読んでいた時間は極端に短い。

    書かれている内容は、まだ理解不十分というか、まったくというか、わかっていないのだが、ケン・ウィルバーと共通する。誠に失礼なまとめかた(皮相的な感想にすぎないが)をすると、ウィルバーの「量子論」版といっていいかと思われる。

    やががて読み進めていくと、霧が晴れるようにすらすらと読むことができてきだした。ただし、まったく理解不能の箇所も処々でてくる。文章はやさしく書かれて(訳されて)いる。理解できないのは、著者の思考(書き方)自体なのか、訳によるものなのかは不明である(多分、自分の脳が雑なだけなのだろうが)。

    訳者あとがきによれば、「この本を読んで、量子論が理解できた」と言った人がいるらしいが、自分でも少しはわかりかけてきたのかも知れないなあと思えてきた(恐らく錯覚であり、幻想だろう)。

    話しは飛躍するが(しすぎるが)、民主主義は、ニュートン力学に支えられた社会制度のひとつではないかと思っている。これからは、量子力学沿った社会(制度)を構築していくべきではないかと、量子論を読むたびにそう思っている。その前に人々が量子論を理解する必要がある。本書は格好のテキストになるだろう。

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  • 星5つ中5つ
    量子力学入門というより、その背景・人物・歴史を絡めた興味深い本
    2026年6月12日に日本でレビュー済み
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    同じ著者の「時間は存在しない」を読んだことで、ついつい手を広げてしまいましたが…

    正直、ちょっと難解なところはあります。

    量子力学そのものというより、量子力学の歴史・偉人・背景を分かりやすく解説した、と言っても良い内容でした。

    個人的には、最終的に仏教哲学にもつながる展開を見せるのが楽しかったです。

    それにしても原注が多い!!

    参考文献も多く、そちらにも興味を持ってしまいました。

    読むと色々と考え方が深まる一冊です。

    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 星5つ中3つ
    関係解釈には興味を持ったが、、、
    2022年2月23日に日本でレビュー済み
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    この本の内容は、量子力学をある程度しっかり学んだことがある人でないと、理解ができないものです。

    量子力学を学んだことがないのに、わかった感じになってしまったのならば、ご注意を。

    私はカルロの述べる”関係解釈”には興味を持っていたので、この本を読んだのです。

    なるほどと思ったところもあったのですが、

    量子力学についての彼独自の偏った考え方や認識があることも、私は確認してしまいました。

    ハイゼンベルグやマッハの話が多々出てきます。

    マッハの話などは、ハイゼンベルグをはじめとした当時の物理学者がマッハの影響を多々受けていた

    ということを示すために必要だから出てきたのでしょう。

    問題は、実在としての量子については何も語らず、

    それを是としまったハイゼンベルグを過剰に評価していることです。

    ボーア、ハイゼンベルグについては、長く量子力学の祖としての扱いをされてきたのですが、

    現代においては、彼らは極めて怪しい考え方・方法論によって物理学を展開したことがわかっています。

    ハイゼンベルグの不確定性原理や観測に関する考え方をカルロが再解釈した形で、

    量子力学の関係解釈を主張しているようなのですが、大変危ういという印象を受けました。

    物理的実在としての量子はどのようなものなのかを一切語らず、

    「語ることには意味がない」として観測という現象の議論から逃げたハイゼンベルグの姿勢を、

    (自身がどう考えていたにせよ)カルロは擁護し同じ姿勢で向きあっているように思えます。

    不思議なのは、そういうカルロがループ量子重力理論を創り出した一人だということです。

    彼の中では「実在としての量子」についての考えが未だ定まっていない、そう感じられます。

    この本に記されているカルロの考え方と、ループ量子重力理論を展開するカルロの姿勢が、

    どうにも一つにならない感じがしてしまうのです。

    少なくとも、これから量子力学を学ぶ学生の方々や初心者の方々にとって、

    残念ながら、この本の内容は役には立ちません。そのことは断言します。

    この本を読んでも、量子が何なのか、その一見奇妙に見えてしまう振る舞いの理由とは何なのか、

    波動関数というものをどう考えればよいのか、何もわかりません。

    量子力学を学んで真剣に考えてきた身から言わせていただくならば、

    量子がどのようなもので、なぜ振る舞いが奇妙に見えるのか、

    それについてはすでに答えが出ており、ちゃんと学ぶことができたならば、

    ”波であって粒子である”などという奇妙な表現に惑わされなくなります。

    そのメカニズムがわかってしまうと、量子というものに対して改めて感動するはずです。

    残念ながら、それを学ぶことができる方とそうではない門外漢の方との間には、

    そこにこそギャップが生まれるはずなのです。

    そういう恩恵をこのカルロの本は与えてくれません。

    カルロは、量子の振る舞いの本質についてはハイゼンベルグと同様に逃げてしまっています。

    「実在を考えることに意味はない」とだけ言って、そこで思考停止しているかのようです。

    カルロは「Ψ (波動関数)という 波 を そこ まで 真剣 に 受け取る 謂わ れ は ない。 」と言っていて、

    私も確かにその通りだと思うのですが、

    ”それでは、量子の本質は? 実在としての量子とは何なのか?”という当たり前の問いに何らかの答えを出すべきだとも思うのです。カルロはボーアやハイゼンベルグ同様に、それをしません。未だに、昔ながらの怪しげな態度を踏襲しています。多世界解釈やQBイムズを一蹴し、美しい語り口で斬新な関係解釈なるものを提示した一方で、読者の目の前で量子に関する本質的な問いの中に飛び込むことをしてはくれません。自分が得意なことについては好きなだけ語って、それ以外については適当に逃げてる、そんな感じがどうしてもしてしまいます。

    あくまでもこの本に関しての注意ですが、

    量子力学について本質を逃さずしっかり学びたい方にとっては、この本は何も答えてくれません。

    それよりも、量子力学について、その実在が何なのかをしっかり考えながら学ぶべきです。

    その後に、この本を読むと、私が言っている意味がわかると思います。

    カルロの本を読むのであれば、この本よりも「すごい物理学講義」の方が良いでしょう。

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  • 星5つ中5つ
    量子論を思考するための枠組みを提供する書
    2022年1月25日に日本でレビュー済み
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    般若心経で「色即是空」の意味は直感的にわかりやすい一方で「空即是色」はわかりづらい。

    両者が指す「色」の意味合いが異なるからだ。「色即是空」の「色」は「他の事物を離れて独立に孤然として存在する」色であり、「空即是色」の「色」は「他のものと相互相関的に関係し合って存在する」色である。(つまり縁起があって事物を存在せしめる)

    私は中論を読み込んだことはなく「空」の概念をぼんやりと捉えている程度に過ぎないが、それでも著者が何故ナーガールジュナを賞賛するのか、本編の以下文章からその理由を見て取ることが出来る。

    (中略)...わたしたちが見つけた最良の現実の記述は、出来事が織りなす相互作用の網の観点からなされたものであり、「存在するもの」は、その網のはかない結び目でしかない。

    その属性は、相互作用の瞬間にのみ決まり、別の何かとの関係においてだけ存在する。あらゆる事物は、ほかの事物との関係においてのみ、そのような事物なのだ。

    どの像も不完全であって、いかなる視点にも頼ることなく現実を見る術はない。絶対的で普遍的な視点は存在しない。

    本書の前半内容は、若き日のボーア、ハイゼンベルグ、シュレーディンガーといった量子力学の巨匠たちのドキュメンタリー(しかも他の書籍には無いような私的な側面まで踏み込んでいる)であり、エキサイティングで純粋に読み物として面白い。同時にこれらの内容が見事な伏線となって、本書の核心ともいうべき後半以降の内容に突入するわけだが、ここでは、前述のナーガールジュナ以外にもさまざな思想家や哲学者などの視点が織り込まれており、読者には高度な前提知識を要求する。

    この点で決して読みやすい作品とはいえないが、それが本書の価値を下げるものではない。

    私のように知識の無い者にとっては、本書を読む傍ら、ここに登場する様々な思想について調べながら読み進めるのも本書の楽しみ方のひとつではないだろうか。

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  • 星5つ中4つ
    量子論の広がりが分かりやすくて助かる。龍樹(ナーガールジュナ)の一切「空」との繋がりが良い
    2022年1月16日に日本でレビュー済み
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    当初は量子論の物理学者(ハイゼンベルク、パウリ、アインシュタイン、ボーア、ボーム)などの理論やエピソードの紹介があり、中盤には、20世紀のマルクス主義が燃え盛る渦中でレーニンに批判されたせいで、名前だけは音速を表現する際に有名なエルンスト・マッハの「実在論的関係論」を紹介し、後半には、ナーガールジュナ(龍樹)の「空」の思想が出てくる。

    量子論が西洋から東洋に移れば、それは仏教での「空」に繋がる思想と接点が出てくる。

    個人的には非常に話の広がりがあって、良い読後感ではあったが、読まれた方によっては、「結局結論は?」と置いてきぼり感が生まれることは必定であろう。

    私的には、難易度劇高本である、ホワイトヘッドの著書「過程と実在〈1〉」、「過程と実在〈2〉」という、当時の相対性理論とか量子論が覆した、かつての「唯物論」からの脱却と、「全ては関係でできている」と、今までの哲学を問い直した「有機体の哲学」の著書がある。確かにこの本はホワイトヘッドの著書は一切出てきていない。けれど、思考方向が大変似ている気がする(分かる人は分かるだろうけど)。

    ホワイトヘッドが通底して追及した問題、「抽象を具体とおき違える錯誤」と呼んでいた問題は、この本でも問題として浮上させている。例えば、「私」とか「自己」と呼んでいるものは、自然や環境とか、人間「関係」の中で構築されたものに過ぎず、この本で紹介されていたロシア(旧ソ連)のアレクサンドル・ボグダーノフは、「個人とはブルジョア(資本家階級・金持ち)のフェティシズム(物神崇拝)の対象である」と述べ、エルンスト・マッハも「自我は救いようがない」と述べているが、著者は「「わたし」は形而上学的過ちの残滓(ざんし)であって、過程と存在物とを取り違えるというよくある間違いの結果なのだ」と断じる。

    物理学の世界では、観測者効果とか言われているものがある。「観測者がある対象を観察することでその対象物に変容をもたらす」というものだ。だが、これは、文化人類学者のレヴィ=ストロースも指摘している、「未開民族に入り込むことで、無意識レベルでその文化に影響を及ぼす」ことに通底している。この辺を物理学とから人文学への「飛躍」と受け止められるならば、本書をよく読んで考えて欲しい。人間が関係しているならば「同じ」ことなのだから。

    エルンスト・マッハ(音速単位のマッハで有名)は、注目するべき学者だ。「感覚の分析」、「認識の分析」、「認識の分析」のこの3冊は必読である。マッハは経済人類学者のカール・ポランニーも注目していた学者だ。「経済は「社会」に埋め込まれている」として、その行為が「経済」行為とするのは「行為のプロセス(過程)」による結果でしかないという、相対的な位置づけで「機能」分析を跳ねのけ、行為「構造」から分析する方法を独自に編み出した。ロヴェッリも文化人類学者のレヴィ=ストロースもその観測者効果の問題に気づいていたことを指摘しているが当然であろう。現代の多くの文化人類学者はこの「難題」に頭を抱えているのだから。

    アダム・カヘンという人物がいる。彼は大学時代に「量子物理学」を専攻していたが、途中で経済学に鞍替えしている人物で、世界中の手ごわい問題に対して敵味方を差別せずに、対話の場に召集させたり、コラボレーションを企画する「伝説」と呼ばれたファシリテーターであるが、彼の名言に「自らも問題の一部である」という意識を持つというのがある。これこそ物理学とは違うが、「観測者効果」と同じことを述べていると私は気づいた。深層では同じことを「創発」したとでも言えようか?

    量子論が「人間の認知を通じた問題」でもある。そして形而上学として考える西洋哲学に異議を唱えている。この本で語られていることは、仏教の「空」の思想と繋がっている。

    この本は自分が地球上に存在していて、地球は太陽の周りを回っている、そして太陽系は銀河系の渦の中に引き込まれようとしている。そういう自らの土台を失う読後感を得られるであろう。

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  • 星5つ中5つ
    科学哲学という新分野の提示がすばらしい。
    2022年4月24日に日本でレビュー済み
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    小説風の書き出しで、文系の方にも親しみが持てます。

    量子力学の系譜がわかる。量子物理を理解する周辺情報が、実に的確に記述されている。

     量子の振舞と、現実世界のつながりがわかる。

    だからといって、理系の方々を飽きさせるようなことも無い。

     そこに、カルロ・ロベッリの懐の深さが感じられる、良書である。

    最終章で、「色即是空」の思想と量子物理の親近性が垣間見えるところが、圧巻である。

     ある意味で、日本人には理解しやすい内容に感じるのは、優れた翻訳の功績でもある。

    サイエンス・スピリチュアルの世界を提唱する者にとっても、深い示唆を与えてくれた一冊である。

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