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創作の極意と掟 (講談社文庫)
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2017/7/14
- ファイルサイズ599 KB
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商品の説明
著者について
筒井 康隆
筒井康隆(つつい・やすたか)
1934年大阪市生まれ。同志社大学文学部卒業。展示装飾を専門とする会社を経て、デザインスタジオを設立。60年にSF同人誌「NULL(ヌル)」を発刊し、江戸川乱歩に認められて創作活動に入る。
81年『虚人たち』で泉鏡花文学賞、87年『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、89年「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、92年『朝のガスパール』で日本SF大賞、2000年『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。97年にフランス・パゾリーニ賞、2010年に菊池寛賞を受賞。97年にフランス・芸術文化勲章シュバリエ章、2002年に紫綬褒章を受章。
主な作品に『アフリカの爆弾』『時をかける少女』『家族八景』『大いなる助走』『虚航船団』『残像に口紅を』『文学部唯野教授』『聖痕』などがある。
登録情報
- ASIN : B073WQSPGZ
- 出版社 : 講談社
- アクセシビリティ : 詳細はこちら
- 発売日 : 2017/7/14
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 599 KB
- タイプセッティングの改善 : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 244ページ
- Page Flip : 有効
- Amazon 売れ筋ランキング: Kindleストア - 7,121位 (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

1934(昭和9)年、大阪市生れ。同志社大学卒。
1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。
カスタマーレビュー
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日本からのトップレビュー
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小説への、読者への、書き手の誠実さ
2018年3月21日に日本でレビュー済み本書について著者は序言で「作家としての遺言であ」り、「対象とするのはプロになろうとしている人、そしてプロの作家すべて」としているが、書き手だけでなく読み手にとっても大変興味深いものとなっている。
著者は書き手と読み手がいて小説というものが成り立つと(たぶん)考えていて、本書で述べられている事柄はすべて、書き手はいかにして読み手を惹きつけ面白く読ませるか、である。
それは一方で、読み手はいかにして小説の面白さを味わうか、物語に対峙していくかということにもなる。
わからないけれど面白いと感じる小説に巡り合うことがあるけれど、わからないのになぜ面白いのかということが本書を読むと(なんとなくではあるが)わかる。
本書自体もエッセイであったり評論であったりつぶやきであったり、時に自慢であったり、わかりやすくもあり読めない漢字もあり、さまざまな技を駆使して読み手に著者の“遺言”を伝えようとしている。
たぶん読み手もそれをしっかり受け止めようと引き込まれ立ち止まりして読むことだろう。
小説についての筒井さんの文章を読むといつも、小説への、読者への、書き手の誠実さを感じてしまう。
小学生の頃、筒井さんの『SF教室』を読んでSFを読むようになったが、それはその誠実さ故と思っている。
今回もその時と同じような気分になり、いろんな小説を読んでいこうと素直に感じ入った。
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説得力が段違い
2025年6月16日に日本でレビュー済み指南書として書かれたものではないそうですが、大御所の手になるもので説得力は段違いです。
私自身は熱心な読者ではなかったのですけれど、通読すると、筒井氏が文学上の実験に心を砕き続けてきたことが分かります。ただ、その実験に面白さが伴っていたからこそ現在まで読み継がれているのでしょう。
「作家は何も書くことがなくなってからが勝負」というフレーズになるほどと思いました。
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遺言? 嘘だろう。「自作より面白い小説を読むまではとても死ねない」という本音。
2014年3月22日に日本でレビュー済みかの「唯野教授」のただならぬ講義を聴いてから、なんと20年余りもの年月が経っていたとは!講義内容は未だ未消化のまま我が胃の腑に漂っているというのに!・・・と思いつつおずおずとページを開く。
小説を書く上で必要不可欠なあれこれが、実に懇切丁寧な形で端的に書かれている。実例も的確豊富であるため、これを読んだ者は何かそれに応えるべく、面白い小説のひとつも書かなければ面目ないと思うのではなかろうか?
著者筒井康隆の短編の中に、タイトルは忘れたが、「寝る方法」のようなものがあったと思う。人が就寝するまでの挙動をスローモーションの動画のように逐一書き留めている。この「創作の極意と掟」も同様に、筒井氏にとってはやり慣れた日常茶飯事を読者後輩のために極力サービス精神を駆使してさまざまな角度から理解しやすいようにとの配慮を持って書かれている。それは一見、小説家を目指す者たちに良かれとして書かれているようにも見えるが、同時に、著者自身が、より面白い小説に出会いたいために書いているように思えてならない。自身が精いっぱい取り組んできた創作物が豊富にありながらなおそれ以上のものを期待し夢見ているような純な快楽指向を感じるのだ。
かつてNHK-FMで聴いたドラマ「ジャズ大名」が印象に残り、また「ジーザスクライスト トリックスター」の冒頭の二人のやり取りが気に入り、著者自身が出演するお芝居を見て、そのくだりのセリフが絶えず頭に染みついて転がしながらここ30年ほどの年月を過ごしてきた私としては、筒井康隆は単にドタバタ騒ぎが面白いだけのSF作家ではない。
この本では、20余年という時間を感じさせることなく昨日の続きのように、理論編の次にといって実践編を軽々と語る氏の偉大さを感じるばかりである。
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エッセイであり技術書ではありません。
2019年11月30日に日本でレビュー済みあの筒井康隆御大の創作秘話や技術論が読める!と意気込むと腰抜けします。ありきたりの創作エッセイに過ぎません。御大も涼宮ハルヒを読んでいたどころかラノベまで書いていたことを知れたのが唯一の収穫です。
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読んでて小説が好きになれる小説の書き方副読本
2019年6月17日に日本でレビュー済み筒井氏の本は時をかける少女と1~2冊程度しか読んだことがなかったのですが、本当に実験的で、常にチャレンジングな表現を探していたのだなぁと驚かされました。
他の小説の書き方の本とはやはり違い、教科書的な構成でなく、自他の小説の優れた点、良くない点を挙げており、副読本として最適だと思います。
特に作品の「凄み」の話、「だれ場」の入れ方と良いだれ場、反復がためになりました。
上質な小説の例を用いて書かれていて、モチベーションが上がりました。
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ユーモアと膨大な具体例と、何より筒井先生の作品をもっと読みたくなる。
2021年1月7日に日本でレビュー済み小説執筆のハウツー、という軽々しい言葉で紹介できない、知の集積だらけのエッセイです。
こんなに公開されていいのかな、と惜しげもなく筒井先生の創作の根幹を、テーマごとに紹介してくれます。
小説における「視点」や「文体」は勿論のこと、「回想」では繰り返しの持つ効果、「諧謔」では何がユーモアで何がNGなのか具体的に説明しています。
読書がより面白くなることばかりです。
その例として、国内・海外問わず名作から(ヘミングウェイが多数引用)、ラノベ(ハルヒの紹介をされています)現代小説まで紹介されているので、読書目録としても◎
もちろん、筒井先生著作からも。
大上段に語られることのない、読者に寄り添った一冊です。作家志望の方も、そうでない方もぜひ。
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着想の技術以来、待望の小説作法
2014年3月2日に日本でレビュー済み筒井康隆が「虚構」から「超虚構」に突き抜けた80年代、出す度に新刊は飛ぶように売れたものである。
その渦中に編まれた小説作法「着想の技術」は、出世作「虚人たち」と対をなす、筒井の思考の記録でもあった。
さて、本書はベストセラー「文学部唯野教授」の実践編とコピーにはあるが、一体どれだけの人間に伝わるのだろう。
一般に筒井といえば「時かけ」や「七瀬」を書いた作家として知られていると思うが、アニメやテレビドラマ化されることの皮肉に流石の筒井も抗うこと叶わずである。
70年代後半のポストモダン思想と南米文学の潮流をもろに受けた筒井が大きく変貌を遂げた、いわばなれの果ての如き岩波書店刊「唯野教授」の実践編との由。
「着想の技術」は名著でした。本書は売れてほしいな。とりあえず、売れてほしい。
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痒い所に手がとどく”康隆流”
2018年3月26日に日本でレビュー済みほとんど期待しないまま他の本購入との流れでつい注文してしまったコレ! ところがこれが秀逸! ほかの文章読本などとはふた味もちがう。ヤスタカ独自の切り口がとてもオモロシイ! あっという間に読み切ってしまう、近年にない快書。
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