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ゲンロン戦記-「知の観客」をつくる (中公新書ラクレ, 709)
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思わず人に話したくなるような面白さ
「中年の成熟本」「中小企業文学」「起業の奮闘記」「哲学者の自伝」「組織論」「現代ネット論」との呼び声、世代を超えて話題!
「数」の論理と資本主義が支配するこの残酷な世界で、人間が自由であることは可能なのか? 「観客」「誤配」という言葉で武装し、大資本の罠、ネット万能主義、敵/味方の分断にあらがう、東浩紀の渾身の思想。難解な哲学を明快に論じ、ネット社会の未来を夢見た時代の寵児は、2010年、新たな知的空間の構築を目指して「ゲンロン」を立ち上げ、戦端を開く。ゲンロンカフェ開業、思想誌『ゲンロン』刊行、動画配信プラットフォーム開設……いっけん華々しい戦績の裏にあったのは、仲間の離反、資金のショート、組織の腐敗、計画の頓挫など、予期せぬ失敗の連続だった。ゲンロン10年をつづるスリル満点の物語。〈聞き手〉石戸諭
〈本書「あとがき」より〉
ぼくはもともと、カタカナだらけの、とてもややこしい現代思想の世界を専門としていた。いまでも専門書を読むことはできるし、興味深いと思うこともできる。けれども、この20年ほどの経験で、そのような専門書ではなにも伝わらないし、なにも変わらないと感じるようにもなっている。
哲学は生きられねばならない。そして哲学が生きられるためには、だれかが哲学を生きているすがたを見せなければならない。それはけっして格好いいことではない。もしかしたら恥と後悔だらけのすがたかもしれない。それでもやはり見せなければならない。だれかがそのリスクを負わなければ、哲学は有閑階級の大学人の遊びにしかならない。
ぼくは批評家で哲学者である。ぼくの批評と哲学は、ゲンロンの実践抜きには存在しない。だとすれば、やはり本書は批評の本で哲学の本なのかもしれない。
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2020/12/8
- 寸法11.1 x 1.2 x 17.4 cm
- ISBN-104121507096
- ISBN-13978-4121507099
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出版社より
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商品の説明
著者について
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。株式会社ゲンロン創業者。同社発行『ゲンロン』編集長。専門は哲学、表象文化論、情報社会論。著書に『存在論的、郵便的』(1998年、第21回サントリー学芸賞 思想・歴史部門)、『動物化するポストモダン』(2001年)、『クォンタム・ファミリーズ』(2009年、第23回三島由紀夫賞)、『一般意志 2.0』(2011年)、『弱いつながり』(2014年、紀伊國屋じんぶん大賞2015「大賞」)、『ゲンロン0 観光客の哲学』(2017年、第71回毎日出版文化賞 人文・社会部門)、『哲学の誤配』(2020年)ほか多数。対談集に『新対話篇』(2020年)がある。
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社
- 発売日 : 2020/12/8
- 言語 : 日本語
- 本の長さ : 288ページ
- ISBN-10 : 4121507096
- ISBN-13 : 978-4121507099
- 商品の重量 : 1 g
- 寸法 : 11.1 x 1.2 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 23,505位 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

1971年東京生まれ。批評家、作家。ZEN大学教授。株式会社ゲンロン創業者。博士(学術)。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』、『訂正する力』、最新刊に『平和と愚かさ』など。
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日本からのトップレビュー
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ゲンロンの歴史がよくわかる
2025年1月5日に日本でレビュー済み僕はリハックで東さんを見たのをきっかけに興味を持ち、突発をだらだら見たのをきっかけに東さんを知りました。
その後ゲンロンの事を知り、40代半ばで自分が普通に生きていてもなかなか触れれない知識が得られそうな予感がしてゲンロンにも入会しました。
東さんが今でも時々お見せになる苦悩の表情は何なのか、というのもこの本を読んで一部推察されました笑
でも本当に魅力的な人で大好きです。
応援しています。
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東アンチでも面白く読めた本
2025年10月8日に日本でレビュー済み2014年頃まで、東氏およびゲンロンをアンチ側の視点でチェックしていました。
当時は良くは思っていなかったけど、発刊当時までの内情を書いたこの本はなかなか面白く読めました。
東氏の自画自賛的な物言いは相変わらずでしたが、「上田さん、徳久くんは『ぼくみたいなやつ』ではないからこそ、ゲンロンの新たな価値を発見できる」「『ぼくみたいじゃないやつ』といっしょに行動することによって、はじめてゲンロンを強くすることができる」というところは本当に共感しました。アンチ側から見ても上田氏、徳久氏はまともな感覚を持っていたように思います。
一方、経理ができないダメ社員のように書かれていたB氏。彼自身は超優秀な人間なので、それが垣間見れるようなエピソードも入れて欲しかったものです。
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満足
2025年8月5日に日本でレビュー済み新本なみに綺麗な本、満足😊
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「責任」って言葉がよく出てきます
2025年9月28日に日本でレビュー済み『訂正する力』が社会について語る本だとすれば、こっちは人生についてって感じ
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一度読んで必要なしと捨ててしまったので再購入し再読。重要な本と認識。
2023年12月15日に日本でレビュー済み1.出版された年に購入したが、いろいろ大変だったということだけがわかり、読了後本棚が狭いので捨てたが、最近 観光客の哲学、訂正可能性の哲学、訂正する力をよみ、再読が必要とおもい再購入。数年前と異なり読んだ印象はまったく違うものになった。これは東氏を理解するうえで大変重要な本である。
2.経営的に未熟で、友人たちに経理や書類整理を任せチェックしていなかった、という経営の基本がおろそかになっていた、という話だけで前回は印象に残らず。たんなるドタバタと理解した。
3.今回は、ゲンロンの立ち上げと運営が、大学や出版界に依存しない全く新しい知の場の形成を意味していたことがわかってから読んだので、個々の試行錯誤と失敗と訂正が有意味に迫ってくる。
4. 東氏の実体験が、訂正可能性の哲学の実践となっている。象牙の塔に閉じこもって安全地帯から言論をなすのではなく、ひりひりするまったく初めての試行錯誤、経営的苦闘がvividに書かれている。その意味が、大きく読者の迫ってくる。
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東氏の苦悩記録
2024年3月9日に日本でレビュー済み東氏の苦悩は良く分かった。
それ以上のものを感じることはできなかったが、元々、そういう本かも知れない。
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東浩紀氏の本では珍しい
2025年3月29日に日本でレビュー済み思想家で哲学者の東浩紀氏が経営者として悪戦苦闘する大変面白い内容です。氏の著書の中で異例の本。
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東氏と訂正可能性、書かれなかったこと
2023年5月29日に日本でレビュー済み著者の東氏は「訂正可能性」という言葉で近年、折に触れて要するに誤りを誤りと認めることの重要性を説いているが、まさにこの本は自らの誤りを認める作業を繰り返して書かれたものと思われる。一つの企業の成功と失敗、今に続く経緯が紹介されている読み物としておもしろいことに加え、東氏の「誤りを認めていこうと思う」というコミットメントを示す意味でも、東氏への信頼性が高まった。一方で、あとがきがやや不穏で、ここにはカットされたり、関係者によっては違う読み方ができる“事実”も紛れ込んでいそうでもある。
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