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カラマーゾフの兄弟1

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世界最高の小説は何か。候補の筆頭につねに上げられるのが、こ の作品だ。だが、日本では同時に、翻訳が難解とも言われてきた。ドストエフス キー研究者・亀山郁夫は、この訳業を自分の課題として引き受けた。作者の壮絶 な「二枚舌」を摘出する新訳は、流れ、勢いを損なわない。人物たちが[立って いる]。主人公アリョーシャが、初めてリアルな人間として描かれ、物語を導い ていく。
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出版社より

カラマーゾフの兄弟1
白痴1
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罪と罰1
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父親フョードル・カラマーゾフと彼の三人の息子たちは、妖艶な美人をめぐって葛藤を繰り広げる……。「世界最高の小説」と呼ばれる傑作を読みやすい新訳で。(全5巻) 純真無垢な心をもち誰からも愛されるムイシキン公爵を取り巻く人間模様を描く傑作。ドストエフスキーが書いた〝ほんとうに美しい人〟の物語。(全4巻) 最近わたしたちの町で、奇怪きわまりない事件が続発した。町の名士ヴェルホヴェンスキー氏とワルワーラ夫人の奇妙な「友情」がすべての発端だった…。やがて、夫人の息子ニコライ・スタヴローギンが戻ってきて、暗い波乱の気配が立ちこめはじめる。(全4巻) 日本をはじめ、世界の文学に決定的な影響を与えた犯罪小説の雄。歩いて七百三十歩のアパートに住む金貸しの老女を、主人公ラスコーリニコフはなぜ殺さねばならないのか。ひとつの命とひきかえに、何千もの命を救えるから。 (全3巻)
未成年1
死の家の記録
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貧しき人々
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二十歳の青年アルカージー・ドルゴルーキーの成長の記録。複雑な出生で父と母とは無縁に人生を切り開いてきた彼の目の前に、ある日、謎だらけの父親がとつぜん現れる。いったい何者なのか。心は揺れ、憎悪しつつも惹かれる日々。主人公を取り巻く魅力的な「女性」と「悪人」たちの暗躍。 恐怖と苦痛、絶望、そしてユーモア。囚人たちの驚くべき行動と心理、そしてその人間模様を圧倒的な筆力で描いたドストエフスキー文学の特異な傑作が、明晰な新訳で今、鮮烈に蘇る。本書はドストエフスキー自らの体験をもとにした“獄中記”であり、『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』など後期作品の原点でもある。 ペテルブルグの夜を舞台に内気で空想家の青年と少女の出会いを描いた初期の傑作「白夜」など珠玉の4作。長篇とは異なるドストエフスキーの〝意外な〟魅力が味わえる作品集。 中年のしがない下級役人マカールと、天涯孤独な娘ワルワーラ。二人は毎日手紙で励ましあい、貧しさに耐えている。互いの存在だけを頼りに社会の最底辺で必死に生きる二人に、ある日人生の大きな岐路が訪れる…。後のドストエフスキー文学のすべての萌芽がここにある。著者24歳のデビュー作、鮮烈な新訳。
地下室の手記
賭博者
ステパンチコヴォ村とその住人たち
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世間から軽蔑され虫けらのように扱われた男は、自分を笑った世界を笑い返すため、自意識という「地下室」に潜る。世の中を怒り、憎み、攻撃し、そして後悔の念からもがき苦しむ、中年の元小官吏のモノローグ。終わりのない絶望と戦う人間の姿が、ここにある。 ドイツの町ルーレッテンブルグ。賭博に魅入られた人々が今日もカジノに集まる。「ぼく」は将軍の義理の娘ポリーナに恋心を抱いている。彼女の縁戚、大金持ちの「おばあさん」の訃報を、一同はなぜか心待ちにしていて…。金に群がり、偶然に賭け、運命に嘲笑される人間の末路は? 都会で暮らす私は、おじの召使から故郷での異常事態について知らされる。祖母に取り入った居候が口八丁を弄して家庭の権力をほしいままにしているというのだ。彼と対決すべくかの地に向かうが……。ユーモアに満ちた傑作長篇。

商品の説明

出版社からのコメント

■未完にして空前絶後
文豪ドストエフスキーの遺作にして最大の作品。第2部も構想されたが1部のみで中断。しかし空前絶後のスケールをもった小説が完成した。帝政崩壊の予兆をはらむロシアのある町で殺人事件が起こり、ミステリータッチの衝撃的なストーリーが展開される。全4分冊、以下続刊。

著者について

[1821-1881] ロシア帝政末期の作家。60年の生涯のうちに、以下のような巨大な作品群を残した。『貧しき人々』『死の家の記録』『虐げられた人々』『地下室の手記』『罪と罰』『賭博者』『白痴』『悪霊』『永遠の夫』『未成年』そして『カラマーゾフの兄弟』。キリストを理想としながら、神か革命かの根元的な問いに引き裂かれ、ついに生命そのものへの信仰に至る。日本を含む世界の文学に、空前絶後の影響を与えた。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/9/7
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 本の長さ ‏ : ‎ 448ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4334751067
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334751067
  • 商品の重量 ‏ : ‎ 240 g
  • 寸法 ‏ : ‎ 1.6 x 10.5 x 15.2 cm
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 54,261位 (本の売れ筋ランキングを見る)
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.2 (493)

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お客様のご意見

お客様はこの小説について、以下のように評価しています: 読みやすさについては高く評価されており、高校生以上なら誰でも読める作品だと感じています。また、現代にも通じるエンタメ性があり、感情移入しやすいと好評です。内容面では、ドストエフスキーの最高傑作として挙げられており、一読、いや二読をお勧めします。 一方で、登場人物に関しては意見が分かれているようです。個性的で個性的なキャラクターが多く、カタカナの名前を覚えるのが苦手という人でも覚えやすいと指摘されています。
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21人のお客様が読みやすさに言及し、17人が肯定的、4人が否定的です
お客様はこの小説について、非常に読みやすいと評価しています。高校生以上なら誰でも読める一冊だと感じています。また、構成が単純な二巻まではすんなり読めるようです。ただし、この亀山版は全体的によみやすく、構成が割りと単純な二巻まで読むことができるという意見もあります。
読みやすいし何度も読み直したくなる また次に進みたくなる1巻であるもっと読む
...なかなか読む気になりづらいですが この作品は、しおりに人物紹介も付いていて 読みやすかったです。 続きが早く読みたくて、新潮文庫の方のも買ってしまいました。もっと読む
カラマーゾフは、私にとって思い出深い小説です。以前の翻訳に比べて、わかりやすく読みやすいです。ドストエフスキーの最高傑作ですね。 ありがとうございました。もっと読む
ドストエフスキー、カラマーゾフ、という単語が気になる 最近あんまり本格的に本を読んでないなあという人に薦める 男の生き様の話である 楽に読める本ではないけど詰まるような部分もあまり無いと思う 一番の好点は付属のしおりである 登場人物のあらすじが書かれているから ロシア文学にありがちなこれ誰だっけ?...もっと読む
19人のお客様が面白さに言及し、15人が肯定的、4人が否定的です
お客様はこの小説について、以下のような評価をしています: 面白く読み進めることができ、最後まで読むことが出来たと好評です。平易な言葉に訳されているため、現代にも通じるエンタメ性があり、登場人物への感情移入がしやすいと感じています。また、前半の面白さを高く評価しています。特に前半の面白さは圧倒的で、何度も読み直したくなるほど面白いと感じているようです。
面白かったですもっと読む
...こんなオモロイ小説だとは全然知らなかった。続きも楽しみもっと読む
この名著をまだ読んだことがなかったが,やはり面白いもっと読む
...東大教授たちが新入生に進める本の上位常連というので期待したが、単純に面白くなかった。ひたすら冗長で、残ったのは読みきったという達成感だけであった。 物語としても別段珍しいわけでもなく、人間内面の機微の描き方としても別に驚きはない。...もっと読む
9人のお客様が品質に言及し、7人が肯定的、2人が否定的です
お客様はこの小説を高く評価しています。ドストエフスキーの最高傑作であり、比類なき大作だと感じています。翻訳の質も高く、亀山訳が素晴らしいと感じています。また、文学史上に燦然と輝く金字塔として高く評価されています。
大変気にいりました。ありがとうございました。とても良かったです。もっと読む
カラマーゾフは、私にとって思い出深い小説です。以前の翻訳に比べて、わかりやすく読みやすいです。ドストエフスキーの最高傑作ですね。 ありがとうございました。もっと読む
とてもクオリティの高い商品を購入させていただきました。ありがとうございます!もっと読む
光文社古典新訳文庫(亀山郁夫訳)で「カラマーゾフの兄弟」第1巻と、第2巻の「大審問官」を読んだのですが、全く感銘を受けなかった、というか内容をよく理解できなかった。 岩波文庫の「罪と罰」(江川卓訳)では深い感銘を受けたのに、同じドストエフスキーの作品なのに、どうしてこんなに違うのか。...もっと読む
7人のお客様が感情移入に言及し、5人が肯定的、2人が否定的です
お客様はこの小説について、感情移入しやすいと評価しています。現代人にも激しく共感できる内容だと感じています。全体の雰囲気が凝縮されており、また、主人公の子供たちに伝えるメッセージが感動的だと述べています。特に、その後の世界に与えた衝撃は凄いと感じているようです。
...読後、気がついたのですが第5巻に60ページほどのエピローグがあります。最初にここを読むことをお勧めします。全体の雰囲気が凝縮されています。最後に主人公が子供たちに伝えるメッセージはこれだけで感動的です。 翻訳の亀山先生は解説で音楽的な要素があることを強調されています。...もっと読む
...それにしても、読めば読むほど凄まじい本だ。 ウ:この物語が、その後の世界に与えた衝撃は凄いですよね。父と子、村社会、宗教界、国家、それらに対する生々しい感情が、これでもかと伝わってきます。 サ:「文学の在り方」そのものへ、衝撃を与えている。...もっと読む
...物語としても別段珍しいわけでもなく、人間内面の機微の描き方としても別に驚きはない。また、訳者の妙に高いテンションには辟易させられた。 その時代にそれが描かれた事の意義を楽しむ、と言う意味での古典として読むべき本であるのかもしれない。...もっと読む
...前人の翻訳で何度か読んだことのある本書だが、 ごく普通の小説と同じようにすらすら頭に入ってきてくれるのには 大変に驚いた。 早く読めすぎて注意力散漫になる人もいるかもしれないが、...もっと読む
7人のお客様が翻訳に言及し、5人が肯定的、2人が否定的です
お客様はこの翻訳について、以下のように評価しています。翻訳が上手いため、スラスラと読める自然な日本語に訳されていると感じています。また、音楽を意識しながら翻訳されたため、新しいドストエフスキー像を感じさせる面白い翻訳の努力だと評価されています。
...平易な言葉に訳されているお陰か、分量が長大ながらも、面白く読み進めることができた。 ただ、叫ぶほどのことでもないのに「○○は叫んだ」という表現が頻発することと、何の説明も無くローマ(ロシア)字表記を頻発することに違和感があり、訳者の表現の手抜きを感じた。...もっと読む
...挫折無しで、上中下巻を約2週間で読破しました。約40年前の翻訳ですが、どんどん頭に流れ込んでくる自然な日本語に訳されています。訳注も的確です。 巷の指摘通り、亀山郁夫の翻訳の問題は大きいと思います。自分はあえて挫折してよかったです。もっと読む
...大筋は、たぶん、原訳を参考にしていると思われる。しかし、日本語に疑問を持つような表現が多く、一部マスコミでは評判になったように記憶しているが、はっきりいって、私にはどこがいいかわからない。やはり、ちゃんとした本で読みたいと思う。 *****...もっと読む
...サスペンス(今日の科学捜査を前提にすればナンセンス)、恋愛、宗教、哲学などの要素を含む長大な作品をこれだけ飽きさせず読ませるというのは音楽を意識しながら翻訳されたためだと思いました。一読、いや二読、三読をお勧めします。もっと読む
9人のお客様が登場人物に言及し、5人が肯定的、4人が否定的です
お客様はこの小説の登場人物について意見が分かれています。一部のお客様は、登場人物の名前を統一していて読みやすくなっていると評価しています。また、カラマーゾフの兄弟は名作だと高く評価されています。一方で、一部のお客様は、ドストエフスキーの作品として最高傑作として名高い作品でありながら、ほとんどの登場人物が良い意味でどうかしていると感じるようです。個人名の複雑さや、くどい文章や、セリフの長さに不満を感じています。
どうしてもロシア文学の作品は名前が覚えづらく なかなか読む気になりづらいですが この作品は、しおりに人物紹介も付いていて 読みやすかったです。 続きが早く読みたくて、新潮文庫の方のも買ってしまいました。もっと読む
ドストエフスキーの最高傑作として名高い作品だが、ほとんどの登場人物が良い意味でどうかしている。 特に父カラマーゾフは飛び抜けてどうかしていて、第一部だけ読むと、トンデモ小説に分類してもいいんじゃないかと思う。 こんなオモロイ小説だとは全然知らなかった。続きも楽しみ。もっと読む
...読んで驚いた。米川訳のカラマーゾフとは待ったく別の本という感じがする。いい意味では、読みやすく現代的だ。登場人物の名前を統一していて読みやすくなっていることもあろう。逆に悪く言うと、米川訳のような、重さというか、いかにもドストエフスキー的な感覚がない。...もっと読む
...感覚から言えば偏執的で理屈っぽく強欲で、はっきり言ってイカれている。 まず共感できるような人間は出てこない(主人公アリョーシャはまだ普通な方かな)。 セリフも異様に長く何がいいたいのかよくわからなかったりする。...もっと読む
7人のお客様が内容の深さに言及し、4人が肯定的、3人が否定的です
お客様はこの小説の内容について意見が分かれています。複雑な内容が理解でき、深く本質に迫っていると評価しています。各巻の末尾についている解説も面白く、ドストエフスキーの深みを感じるという声があります。一方で、セリフの長さや冗長さについても不満の声があるようです。結論がはっきりせぬままに強引にまとめられたようなラストシーンには不満を感じています。また、ドストエフスキーの深みがなく、違ったものを読んでいるような気持ちになったという指摘もあります。
...大変に驚いた。 早く読めすぎて注意力散漫になる人もいるかもしれないが、 私の場合は理解が深まったような気がする。 これまで読みきれなかった人も、この翻訳ならば読めるのではなかろうか。もっと読む
...人によって意見は分かれるでしょうが、私は後半の冗長さ、結論がはっきりせぬままに強引にまとめられたかのようなラストシーンにはどうも不満を持ってしまいます。 だから初めて読む、という方は、最初の二巻を読んでみて自分には合わない、と思ったらお薦めできません。...もっと読む
初めてのドストエフスキーだが、カラマーゾフの兄弟は名作だと思う。人間についての洞察が並外れている。的を外さず、深く本質に迫っている。現代人も激しく共感できるはず。時代は変われど人は変わらずということだろう。もっと読む
...まず共感できるような人間は出てこない(主人公アリョーシャはまだ普通な方かな)。 セリフも異様に長く何がいいたいのかよくわからなかったりする。 1巻の途中まで読んで、私にはとても5巻まで読むのは無理だと思ったが、...もっと読む
6人のお客様が内容に言及し、2人が肯定的、4人が否定的です
お客様はこの本について、独特なセリフや独特の登場人物の織りなす不思議なリズムに惹かれて読んだという声があります。人間についての洞察が並外れていると評価しています。特に、独特の装丁が印象的で、不思議な装丁に惹かれたという意見もあります。一方で、ストーリー展開を楽しみたいという読者には不向きな作品だと指摘する声もあります。また、誤訳が多いことや、義人ヨブのことが全くわからないという指摘もあります。
とある週刊誌にこの作品は誤訳が多いと出ており ましたが、原書が読めないので、仕方がないかなと 思いつつ読み始めました。 確かにおかしな日本語だと感じる部分はありますが、 全体的には読みやすくできているとは思います。...もっと読む
ロシア文学どころか基本的に海外の文豪にはほとんど触れたことがなかったが、 ちょっと不思議な装丁に惹かれて読んでみた。 はじめは「う〜〜〜〜む」という感じ。 この亀山訳はかなり読みやすく現代風に訳されていると他レビューなどには...もっと読む
...つまり何が言いたいかというと、この作品はたしかに一つの「極北」ではあるものの、なにもこれだけが「頂点」ではないという事(私は「アンナ・カレーニナ」のほうが好きだ)。 これが読めなかったからと言って、古典文学全てを倦厭しないで欲しいという事。...もっと読む
...という場面に、全身に湿疹ができた病人(義人ヨブ)がいて二人の会話を聴いているのだが、亀山邦夫訳ではそれが省略されてしまって義人ヨブのことが全くわからない。...もっと読む
【小説としての完成度の高さ】を実感したい誰かにもオススメ。
星5つ中5つ
【小説としての完成度の高さ】を実感したい誰かにもオススメ。
"『あのね、コーリャ、それはそうと君はこの人生でとても不幸な人になるでしょうよ』突然どういうわけか、アリョーシャが言った。"1880年発刊の本書は1800ページを越える著者最後の大長編かつ不朽の【小説の王様】として、様々なテーマを内包していて読み応えあります。(続編が読みたかった!)  個人的には村上春樹が『ペットサウンズ』の後書きで『世の中には二種類の人間がいる。カラマーゾフの兄弟を読破したことのある人と読破したことのない人だ』と述べるなど、多くの作家が言及していたり。また文学史的にも有名な【大審問官】『神がいなければ、全てが許される』のシーンの部分は特にちゃんと読んでおきたいと思った事から、学生時代に挫折したトラウマを苦く思い出しつつ手にとりました。  さて『親殺し』を主題とした3(4?)兄弟のそれぞれの人間模様を描いた【よく知られた内容に関しては割愛する】として。本書に限らずロシア文学に挫折してしまう理由として日本人には馴染みが薄く、また呼び名が作中内でコロコロ変わる登場人物の名前、そして本書に関しては前半部分のよく言えばサービス精神豊富、悪く言えば現在の感覚ではやや回りくどい饒舌さにあるのではと思うのですが。  そんな今回は、あえて【ネットで入手した人物関係図】を手元に、そして【ロシア文学や本書に関する様々な解説書】を事前に読み込んだ上で万全の準備で再挑戦した事もあり、親殺しが起きてから、爆発的に加速していくかの様に丁寧に張り巡らせた伏線を見事に回収した上で【最後の法廷でのやり取りに結実する】圧巻の展開が見事に尽きる本書に集中することが出来て、読後の満足感はもちろん、予告されていたとされる続編を読みたかった!という叶わぬ気持ちを読後に抑える事が出来ませんでした。  また。本書を課題図書にした読書会も別に主宰したのですが。参加者全員から【読後の満足度の高さ】に関しては全員が意見が一致した上で、約140年前に書かれたにも関わらず、それぞれの登場人物の鮮明かつ魅力溢れる描写もあり『こんな人、現在の職場に似た人いてる』などの人物に対する声がそれぞれにあがったのも興味深かった。(私的には長男のドミートリイ"ミーチャ"推しです)  夏目漱石も絶賛する著者の挑みがいのある長編を探している誰かに。また様々なテーマを包括しつつシンプルに展開する本書の【小説としての完成度の高さ】を実感したい誰かにもオススメ。
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日本からのトップレビュー

  • 星5つ中5つ
    猿のごとく読み、人のごとく考える・その34
    2017年3月18日に日本でレビュー済み
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    ・サノーさん一言コメント

    「文学史上に燦然と輝く金字塔。読んだ人、読まない人で、その後の人生が分岐するほどの衝撃と変化を与える」

    【サノーさんおすすめ度★★★★★】

    ・ウノーさん一言コメント

    「カラマーゾフ家の葛藤を中心に、人間とは、信仰とは、罪とは、裁きとはなにかに挑む、比類なき大作です。読まない訳にはいかない一冊です」

    【ウノーさんおすすめ度★★★★★】

    ・サノーさん、ウノーさん読書会

    ウノーさん(以下ウ):34日目にして、この大作に入りますか!

    サノーさん(以下サ):遅かれ早かれ登場する作品だし、ちょうど再読のタイミングだったんだよ。それにしても、読めば読むほど凄まじい本だ。

    ウ:この物語が、その後の世界に与えた衝撃は凄いですよね。父と子、村社会、宗教界、国家、それらに対する生々しい感情が、これでもかと伝わってきます。

    サ:「文学の在り方」そのものへ、衝撃を与えている。その後、数多の作家が、この領域に挑み、いまだに至れない高みに、この小説は存在している。

    ウ:亀山先生訳の文庫本は、1~5巻で構成されていますね。5巻は、短いエピローグのあと、亀山先生による解説だから、初回は1巻から読んでいって、再読時は5巻を読んでから、1巻から読むのがオススメです。

    サ:あるいは、カラマーゾフ関連の演劇や映像、当時のロシアの記録画像を、WEBで確認してから、読むのも面白い。

    ウ:まず、この小説の凄いところは、単純に面白いんですよね。登場するキャラも、時代背景も、背後で横たわる「ロシアにおけるキリスト教」の葛藤も、全て新鮮で面白い。

    サ:この本を、わりと偏見で読まない人は多いよな。難しそうとか、理屈っぽそうとか、高尚すぎてツマらなそうとか。

    ウ:その一因は、登場人物の名前ですよね。主人公が「アレクセイ・フョードロヴィチ・カラマーゾフ」が本名で、呼び名は「アリョーシャ」で、愛着を込めた呼び方だと「アリョーシェニカ」になっちゃうという。他の登場人物の名前も、ことごとく馴染みのない発音ですから「登場人物の名前だけでムリ」とか思っちゃいますよね。

    サ:この訳本では「アリョーシャ」で統一しているから、多少は緩和されているがな。他の「難しく感じる要因」としては、やはりロシアの社会、民族性、ロシア正教と歴史について、難易度が高いことがある。

    ウ:ソ連だったときの印象が強くて。ロシアってキリスト教の国だったんだって、驚く人もいますよね。

    サ: この1巻目から描かれる「人名の難しさ」「当時のロシア辺境の村とロシアの教会」に、つい難しいと思えてしまうが、そんなことを無視して読む進めれば、すぐに、この本の「ただならぬ面白さ」を確認できる。

    ウ:1巻目では、やっぱり「フョードルさん」ですね。強欲、道化、背徳、神を恐れず、ただひたすら金を信じ、色好を追い求めるという人物ですが、その背中に積もる「業の深さ」「悲しさ」が描かれています。『罪と罰』のお婆さんを超えてるかも。

    サ:その対極が「ゾシマ長老」か。単純に整理すると「俗」と「聖」の対比なんだが、それで片付かないのが、この物語の凄さなんだよな。

    ウ:ええ「カラマーゾフ的」な凄さを、このあと次から次へと楽しめるわけです。

    【了】

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  • 星5つ中4つ
    読みやすい文章です。面白かったです。
    2025年3月27日に日本でレビュー済み
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     2024年12月25年にkindle版1~5を購入。2025年3月24日に全5巻を読了。文章は読みやすく面白かったです。各巻の末尾に読書ガイドが付いています。これが有ったので最後まで読み通すことが出来たのだと思います。年齢的に長編小説を読むことは、困難だと思っていたのですが最後まで読むことが出来ました。

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  • 星5つ中5つ
    意外と感情移入しやすい
    2022年8月17日に日本でレビュー済み
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    最高におもしろい!

    「ドストエフスキー」と聞くと多くの人は「難しそうw」と敬遠すると思う。その気持ちはわかる。まず名前が長い(笑)そして、物語全体に、いかにもロシア文学な暗さがある。

    本書もたしかに冒頭の50ページぐらいまでは退屈だ。だが「アレクセイ」というイケメン好青年が登場してから、物語は一気におもしろくなるから辛抱して読んでみてほしい。アレクセイがほんとにいい奴で、自然に親近感というか愛着が湧くと思う。

    登場人物はみんな個性的なので、「カタカナの名前を覚えるのが苦手」という人でもすっと覚えられると思う。

    長男ドミトリー=体育会系オラオラ熱血漢

    次男イワン=覇気のあるインテリ陰キャ

    三男アレクセイ=博愛的なピュアボーイ   最初はこんなイメージでいいと思う。

    「カラマーゾフ家」という破綻した家族が物語の中心となっている。父フョードルがとんでもないクソ野郎なのだが、そこがまた面白い。現代にも通じるエンタメ性があるし、登場人物への感情移入もしやすいと思う。

    蛇足だが、実は「カラマーゾフの兄弟」という小説は、「2部構成の物語の第1部」に過ぎないのだ。そう、続きがあるのだ。作者ドストエフスキーは「第1部」である本書を完成させた後、「第2部」を書く前に、なんと亡くなってしまった!これは人類の大損失だと思う。

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  • 星5つ中3つ
    読み易い訳!
    2024年3月4日に日本でレビュー済み
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    翻訳が上手いのでしょう、とてもスラスラと読めてしまいます。

    4人のユーザーが役に立ったと感じています
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  • 星5つ中5つ
    あなたの「推しカラマーゾフキャラ」は誰ですか
    2021年4月10日に日本でレビュー済み
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    3年ぶり2周目。二度目の緊急事態宣言期間の約2か月で読了。

    前回は第3部で力尽き、犯人が誰かも、裁判の結果もよく分からず只がむしゃらにゴールしただけだったが、

    今回は一応最後までそれなりに理解できたのち息も絶え絶えでゴールした(力尽きて解説は未だ手つかず)。

    この作品は、とにかく気力と体力と時間と集中力を根こそぎ奪われると思った。

    本気で理解したかったら、他の生活をほとんど投げうつ位の気合でドストエフスキーの言う事にただただ耳を傾け続けないと無理なんじゃないかと思った。

    あと作中の一日の流れがとにかく遅いので、一日数十分程度の「スキマ読書」ではまず流れを理解できないだろう、せめて一日2~3時間はスマホをオフにしてドストエフスキーに全て捧げないと無理だろう(勿論、500ページ程度の複雑な文脈の流れを1時間で詳細に頭へ叩き込める人なら別だろうが)。

    つまり何が言いたいかというと、この作品はたしかに一つの「極北」ではあるものの、なにもこれだけが「頂点」ではないという事(私は「アンナ・カレーニナ」のほうが好きだ)。

    これが読めなかったからと言って、古典文学全てを倦厭しないで欲しいという事。

    あと、これを第一に勧めてくる人達はおそらく「挑戦状」の意味も兼ねている可能性があるんじゃないかと、そして多分その人たちも何処まで理解できているか怪しい可能性があるという事だ。

    ためしに私はこう尋ねてみたい;あなたの「推しキャラ」を此処から一人抜き出して、その人物について熱く感想を語ってくれませんか、と。

    ちなみに私はグルーシェニカが大好きだ。

    彼女は、中島みゆきの歌のヒロインを体現していると思う。

    第7編後半の彼女の心境吐露には思わず胸がキュンとなってしまった。

    破滅しそうなので恋人には絶対したくないタイプだが、善き友達になりたいと思った、アリョーシャがそうした様に。

    (グルーシェニカが「中島みゆき型」なら、カテリーナはさしずめ「ユーミン型」だろうか?)

    でも、まあ、ゴールした後の達成感が半端ないことは断言できる。

    (後、読み終えたことを自慢したくもなる……?)

    まるでフルマラソンや富士山登頂を終えた後の様だ。

    どうせチャレンジするなら、楽しみましょう。

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  • 星5つ中4つ
    凄く読みやすいですよ
    2019年9月20日に日本でレビュー済み
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    ドストエフスキー、カラマーゾフ、という単語が気になる 最近あんまり本格的に本を読んでないなあという人に薦める 男の生き様の話である 楽に読める本ではないけど詰まるような部分もあまり無いと思う 一番の好点は付属のしおりである 登場人物のあらすじが書かれているから ロシア文学にありがちなこれ誰だっけ?がかなり軽減する 

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  • 星5つ中5つ
    読むべき古典
    2022年12月9日に日本でレビュー済み
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    面白かったです。

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  • 星5つ中5つ
    クオリティの高い商品
    2022年6月24日に日本でレビュー済み
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    とてもクオリティの高い商品を購入させていただきました。ありがとうございます!

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