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街道をゆく 30 愛蘭土紀行I (朝日文庫 し 1-86)
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- ISBN-104022644842
- ISBN-13978-4022644848
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2009/3/6
- 言語日本語
- 本の長さ296ページ
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版
- 発売日 : 2009/3/6
- 言語 : 日本語
- 本の長さ : 296ページ
- ISBN-10 : 4022644842
- ISBN-13 : 978-4022644848
- 商品の重量 : 150 g
- Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 189,437位 (本の売れ筋ランキングを見る)
- 朝日文庫 - 387位
- 日本文学(日記・書簡) - 410位
- ノンフィクション (本) - 40,530位
- カスタマーレビュー:
著者について

1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語部卒。「ペルシャの幻術師」で講談倶楽部賞、『梟の城』で直木賞を受賞。『竜馬がゆく』『国盗り物語』『坂 の上の雲』『空海の風景』『翔ぶが如く』など構想の雄大さ、自在で明晰な視座による作品を多数発表。この他『街道をゆく』『風塵抄』『この国のかたち』な どの紀行、エッセイも多数。’96年逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 司馬遼太郎と寺社を歩く (ISBN-13: 978-4334747213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
日本からのトップレビュー
- 星5つ中5つ
アイルランド文学の入門書になった
2025年6月19日に日本でレビュー済みアイルランドに行くので購入した。いつも通り平易な言葉で難しいことを分からせて貰えるのはありがたい。アイルランド人の性質やイギリスとの関係を具体的で共感できる表現で説明してあるので引き込まれる。他のシリーズに比べて文学に関する記述が多いので参考にしてジョイスやイェイツの本を購入した。今回の旅行はツアーなのであまり色々は行けないので次回個人で回ってみたいと思った。このシリーズの新たな国を読みたいがそれは叶わないことなのが残念だ。
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多方面の知的関心
2025年3月23日に日本でレビュー済み懐かしい
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司馬遼太郎さんのファンになりました。
2026年5月20日に日本でレビュー済み司馬遼太郎さんにたくさん教えられました。ファンになって、他の街道も歩くつもりです。
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「アイルランド」と言う国と、隣国イギリスとの関係について蒙を啓かれる。
2023年8月18日に日本でレビュー済み正直、あまり日本と関係ないのでは、と思ったが、司馬遼太郎さんの見識は凄い。普段あまり意識した事のない「アイルランド」と言う国と、隣国イギリスとの関係についての知識を得て、正に蒙を啓かれる気分であった。
ロンドン、リヴァプールを経て、アイルランドに渡る紀行の構成が巧みで、イギリス人から見下される「アイルランド」と言う空気が、よく伝わって来た。ロンドンにおける夏目漱石、リヴァプールにおけるビートルズのエピソードも面白く、全く飽きる事なく、読む事が出来る。
本命であるアイルランドの首都ダブリンは、後半3分の1くらいでやっと登場するが、ジョナサン・スイフト、サミュエル・ベケット、オスカー。ワイルド、ジェイムズ・ジョイスと、錚々たる文学者の名前が出て来る。彼らがアイルランドの出身だと知れば、文学大国だと言うのもうなずける。人間嫌いのスイフトや、超難解なジョイスが代表と言うのは、アイルランドのイメージを上げているのかどうか、わからないが。続編にも大いに期待。
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大好きな司馬遼太郎さんとアイルランド!、必読‼️
2024年3月29日に日本でレビュー済み司馬遼太郎さんの大ファンです。そしてアイルランドの大ファンでもあります。読まないわけにはゆきません!
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改めて司馬先生のすごさに驚嘆、我が身を反省
2019年2月25日に日本でレビュー済み2分冊の愛蘭土(アイルランド)紀行。と言っても、イギリスのロンドンとリバプールから旅は始まり、これに1冊目の大半の紙数を割いている。これは、イギリスとの関係を抜きにアイルランドを語ることはできず、そのため前段でイギリスを語る必要があると著者が考えたためと思われる。
イギリスは、謹厳実直な紳士の国、プロテスタントを信奉し、清教徒革命以降、勤勉と合理主義とで産業革命を興し、世界に覇を唱えた国。一方、隣国のアイルランドは、カトリックを信奉し、清教徒革命を主導したイギリスのクロムウェルによって国土を蹂躙され、ほとんど奴隷同然の身分に落とされ、虐げられたという恨みを持つ国。アイルランドはイギリスから独立後かなりの年数が経過しているものの、イギリスへの憎悪の念は消えることなく、むしろその憎悪が現代でもアイルランドの起爆剤になっているかの感すらある。この点、中国や韓国、北朝鮮が、かつて日本からひどい仕打ちをされた恨みを忘れることができず、現代の日本人には理不尽としか考えられないような要求や非難を事あるごとにぶつけてくることと思いが重なる。著者はこの紀行の最後に、「一つの民族が他の民族に歴史的怨恨をもつというのは、その民族にとって幸福であるのかどうか、わかりにくい」と述べているが、深く考えるに値する課題だと思う。
アイルランド本国の人口は約400万人と少ない一方、アイルランド系アメリカ人は約4,000万人も居る、という事実に驚かされる。ケネディ大統領やレーガン大統領、ジョン・フォードやジョン・ウェインもアイルランド系であるという。アイルランド人は独立独歩を旨とし、非協調でありながら、他郷で名を成す人が多いらしい(イギリスのリバプール出身のビートルズもアイルランド系とのこと)。
シニカルで、どんな状態に陥っても決して負けを認めない。また、文学と妖精の国であり、著者をして、「人類がアイルランドというエメラルドのような田園を保有していると思うだけでも、他者にとって気持ちがゆたかになる」と言わしめた国。私はアイルランドのことはほとんど何の知識も持っていなかったが、この2冊の愛蘭土紀行を読んで、何だかアイルランド通になったような気分になった(あくまで気分である)。
日本史を語らせたら第一級の著者だが、アイルランドを語らせてもかくの如し、と、改めて著者の洞察力と綿密な調査研究力、情報収集力とに驚嘆させられた。今日のようにインターネットもスマホもなかった時代に生きた著者であるのに。
自分も骨惜しみばかりせず、もっと愚直に生きなければ、と我が身を反省した次第である(ヘンな読後感想に帰結してしまった)。
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アイルランドとイングランドの関係と宗教
2019年6月6日に日本でレビュー済みUnited Kingdomの1つの国家としての複雑さが理解できた。アイルランドが、イングランドから及ぼされた背景が理解でき、宗教のカトリックとプロテスタント、英国正教会などとの関係が理解できた。United KingdomのEU離脱にも大きな影響があると思うし、国家の複雑さがわかった。
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遠くて近い国
2018年4月28日に日本でレビュー済みアイルランドというと、他のヨーロッパの国々と比べると馴染みの薄い国ですが、随所に妖精の存在を感じとる心意気など、意外に日本人の幻想的な精神世界と通じるところの多い国だということが分かります。ケルト以来の文学的表現の多彩さ、荒涼とした国土とカトリック由来の多産からくる労苦の数々、長年にわたるイギリスとの確執の原因等が、ローマ時代にまだ戻って深い洞察力で丁寧に説明されています。そんなわけで、アイルランドに限らず、フランス人の誇り、ドイツ人の引け目等、ヨーロッパの概観もわかります。またアメリカへの移民の多いことでも知られる国で、アメリカを知るのにも良い一冊です。
いつもながら司馬先生の優しさがにじみ出ている作品で、旅路を共にさせてもらっているような臨場感があります。特にイタリア料理店での一件では思わず声に出して笑ってしまいました。読み終わった時に、一つ長旅を終えたような気分になります。アイルランドに関心のある人はもとより、興味のない人にも楽しくもためになる一冊です。
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