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加速する社会 近代における時間構造の変容
- 言語日本語
- 出版社福村出版
- 発売日2022/7/4
- ファイルサイズ7.5 MB
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出版社より
時間を節約し、利用可能なリソースを効率的に利用すればするほど、個人にとっても組織や企業にとっても時間がますます足りなくなるきらいがありますが、このきわめてパラドキシカルな事実は、諸個人の態度や規律の欠如からではなく、明らかにシステムに関わるような構造的な原因から生じている(…)。時間を節約するためにプロセスや手順を加速することは、諸個人にとってはこの時間問題の解決策に見えます。しかしそれはむしろ、システムとして見れば問題の悪化につながっているようなのです。
「日本語版への序文─動的安定化、そして加速社会という危機」より
加速する社会 近代における時間構造の変容
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なぜ愛に傷つくのか 社会学からのアプローチ
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演劇と観光 近代娯楽文化の生態系と舞台芸術
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コンテンツツーリズム研究〔増補改訂版〕 アニメ・マンガ・ゲームと観光・文化・社会
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観光社会学 2.0 拡がりゆくツーリズム研究
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研究法がアートと出会うとき アートベース・リサーチへの招待
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|---|---|---|---|---|---|---|
| カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.2 14
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5つ星のうち5.0 1
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5つ星のうち5.0 1
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5つ星のうち4.0 24
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| 価格 | USD 44.14USD44.14 | USD 25.93USD25.93 | USD 20.32USD20.32 | USD 16.82USD16.82 | USD 17.52USD17.52 | USD 44.14USD44.14 |
| 著者 | ハルトムート・ローザ 著 出口剛司 監訳 | エヴァ・イルーズ 著 久保田裕之 訳 | マーガレット・ウェリー 著 小畑克典 訳 | 岡本健 編著 | 須藤廣、遠藤英樹 著 | パトリシア・リーヴィー 著 岸磨貴子、東村知子、久保田賢一 訳 |
| 福村出版の刊行する社会学の本 | 近代の技術革新は、なぜ人々を時間欠乏から解放しないのか? 近代社会のパラドクスに潜む加速の論理を解明し、その起源や個人・集団の生への影響を考察した理論書の待望の邦訳! | なぜ少なからぬ人が恋愛関係で苦痛を経験するのだろうか。近代における親密な関係性を形作る社会関係と制度のあり方、市場原理によるその支配を分析した金字塔的著作。 | 演劇と観光はいかに結びつき、人々を日常から別世界へ誘うのか。歴史・社会・文化の諸相を通じて両者の交錯を解明し、現代における舞台と都市の新たな意味を問い直す。 | アニメ聖地巡礼に代表される新しい観光行動、コンテンツツーリズムを幅広く学べるテキスト。『君の名は。』『ラブライブ!』等、新規事例を多数収録した増補改訂版。 | グローバル化にともなう世界的な観光の拡大は、私たちの日常の社会や文化も大きく変えてゆく。旧版から10余年を経て、観光と現代社会との関係についてさらに深く探究する。 | アートベース・リサーチは学術論文の限界を超え、研究を社会にひらく。文学、音楽、ビジュアルアート、映画などを駆使した手法を豊富な実例を交え解説する実践的なガイド。 |
商品の説明
著者について
ハルトムート・ローザ(Hartmut Rosa)
1965年、ドイツ・レラッハに生まれる。フライブルク大学で政治学、哲学、ドイツ文学を学ぶ。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)に留学。1997年フンボルト大学で博士号、2004年イェーナ大学で教授資格を取得。2005年から同大学教授として一般社会学・理論社会学を担当する傍ら、エアフルト大学マックス・ヴェーバー・コレーク所長、ニュー・スクール・フォー・ソーシャルリサーチ客員教授を兼務する。近代の社会病理を加速に求める独自の社会理論(加速理論)を展開する一方、フランクフルト学派第三世代アクセル・ホネットの強い影響下に批判理論の伝統を継承し、世界関係の社会学と呼ばれる共鳴理論を展開している。2006年チューリンゲン賞(基礎研究部門)、2016年トラクタトス賞、2018年エーリッヒ・フロム賞などを受賞。本書の他にAlienation and Acceleration: Towards a Critical Theory of Late-Modern Temporality, NSU Press, 2010, Resonanz: Eine Soziologie der Weltbeziehung, Suhrkamp Verlag, Frankfurt am Main 2016などの著作がある。
[監訳者紹介]※初版刊行時のものです
出口剛司(でぐち・たけし)
1969年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。一橋大学社会学部卒、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。理論社会学、社会学史。主な著作に、“Critical Theory and its Development in Post-War Japanese Sociology”(Elliott, A., Katagiri, M. and Sawai, A. (Eds.), Routledge Companion to Contemporary Japanese Social Theory, New York: Routledge, 2012)、“Erich Fromm and Critical Theory in Post-War Japanese Social Theory”(Funk, R. and McLaughlin, N.(Eds.), Towards a Human Science: The Relevance of Erich Fromm for Today, Gießen: Psychosozial-Verlag, 2015)、“Sociology of Japanese Literature after the Great East Japan Earthquake”(Elliott, A. and Hsu, E. L. (Eds.), The Consequences of Global Disasters. New York: Routledge, 2016)、“Post-Truth Politics as a Pathology of Normalcy”(Fromm Forum 23, 2019)、『作田啓一vs.見田宗介』(共著、弘文堂、2016年)、『社会の解読力〈文化編〉――生成する文化からの反照』(共編著、新曜社、2022年)、アクセル・ホネット『私たちのなかの私――承認論研究』(共訳、法政大学出版局、2017年)、同『理性の病理――批判理論の歴史と現在』(共訳、法政大学出版局、2019年)など。
[訳者紹介]※初版刊行時のものです
飯島祐介(いいじま・ゆうすけ)
1973年生まれ。東海大学文化社会学部准教授。社会学史、特にフランクフルト学派の学説史。主な著作に、『社会学史入門――黎明期から現代的展開まで』(共著、ミネルヴァ書房、2020年)、「J・ハーバーマス『公共性の構造転換』のシェリング主義的基礎――「進歩の消滅」のもとで実践的であることの可能性」(『社会学史研究』41号、2019年)など。
伊藤賢一(いとう・けんいち)
1965年生まれ。群馬大学情報学部教授。理論社会学、社会学史、情報社会論。主な著作に、『〈私〉をひらく社会学――若者のための社会学入門』(共著、大月書店、2014年)、『よくわかる社会情報学』(共著、ミネルヴァ書房、2015年)、「批判理論としての社会的加速化論――ローザ理論の射程」(『社会学史研究』38巻、2016年)など。
魚住知広(うおずみ・ともひろ)
1990年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程。社会理論、社会思想史。主な著作に、“Erich Fromm and American Individualism”(Fromm Forum 23, 2019)など。
片上平二郎(かたかみ・へいじろう)
1975年生まれ。立教大学社会学部准教授。理論社会学、現代文化論。主な著作に、『アドルノという「社会学者」――社会の分光と散乱する思想』(晃洋書房、2018年)、『「ポピュラーカルチャー論」講義――時代意識の社会学』(晃洋書房、2017年)など。
小谷英生(こたに・ひでお)
1981年生まれ。群馬大学共同教育学部准教授。哲学、倫理学、社会思想史。主な著作に、「道徳と〈幸福であるに値すること〉――カントは幸福にいかなる価値を認めたのか」(『現代カント研究』14巻、2018年)、『悩めるあなたの道徳教育読本』(共著、はるか書房、2019年)、『ベーシックインカムを問いなおす――その現実と可能性』(共著、法律文化社、2019年)など。
高艸 賢(たかくさ・けん)
1991年生まれ。日本学術振興会特別研究員PD・慶應義塾大学文学部訪問研究員。社会学理論、現象学。主な著作に、「トーマス・ルックマンのプロトソシオロジー――社会科学の認識論的再帰性と現象学」(『社会学史研究』43号、2021年)、“Relevance and Cognitive Style: On the Double Characterization of Science in Alfred Schutz”(Sociologia e ricerca sociale, Vol. 124, 2021)など。
鳥越信吾(とりごえ・しんご)
1985年生まれ。十文字学園女子大学社会情報デザイン学部専任講師。社会学史、知識社会学、時間の社会学。主な著作に、『グローバル社会の変容――スコット・ラッシュ来日講演を経て』(共編著、晃洋書房、2020年)、『知の社会学の可能性』(共著、学文社、2019年)、「近代的時間と社会学的認識」(『日仏社会学年報』30巻、2019年)など。
原科達也(はらしな・たつや)
1982年生まれ。東京家政大学非常勤講師。理論社会学、社会学史、政治社会学。主な著作に、ジョン・ギャスティルほか『熟議民主主義ハンドブック』(共訳、現代人文社、2013年)、「世界像間の翻訳可能性の問題――ハーバマスの『協働的翻訳』の概念について」(『現代社会学理論研究』5号、2011年)など。
品治佑吉(ほんぢ・ゆうきち)
1985年生まれ。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科助教。日本の社会学史、ライフコース論。主な著作に、「清水幾太郎『流言蜚語』再読――初期メディア研究と形式社会学」(『社会学研究』93号、2014年)、『戦後日本の学知と想像力――〈政治学を読み破った〉先に』(共著、吉田書店、2022年)など。
馬渡玲欧(まわたり・れお)
1989年生まれ。名古屋市立大学大学院人間文化研究科講師。社会学理論、環境社会学。主な著作に「オートメーション・ユートピアの可能性と限界――H・マルクーゼのオートメーション言説をめぐって」(『社会学史研究』42号、2020年)、「マルクーゼ『労働と遊び』論再考――ホネットによる生産美学批判を参照点に」(『社会学研究』103号、2019年)など。
登録情報
- ASIN : B0BBRGZVPF
- 出版社 : 福村出版
- アクセシビリティ : 詳細はこちら
- 発売日 : 2022/7/4
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 7.5 MB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- タイプセッティングの改善 : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 764ページ
- Page Flip : 有効
- Amazon 売れ筋ランキング: Kindleストア - 187,598位 (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- 社会学概論 - 1,788位
- 社会学 (Kindleストア) - 4,805位
- ビジネス・経済 (Kindleストア) - 21,279位
- カスタマーレビュー:
著者について

昭和女子大学人間社会学部准教授。
慶應義塾大学大学院社会学研究科社会学専攻博士課程単位取得退学・博士(社会学)。日本学術振興会特別研究員、国立社会保障・人口問題研究所、十文字学園女子大学を経て、2024年4月より現職。
専門は社会学史、知識社会学、時間の社会学。

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カスタマーレビュー
日本からのトップレビュー
- 星5つ中5つ
時間のパラドックスについて示唆を与える書
2022年10月27日に日本でレビュー済み『序言に代えて』では、「私たちは時間がない。あふれんばかりに勝ち取っているのだが」という問
題提起がなされています。
また、末尾の『訳者解説』では、
・日々の生活の中で、真に価値のある事柄よりも、期限の差し迫った仕事を常に優先していないか?
・多忙な毎日を送っているが、自分も周囲もまったく進歩も変化も経験していない
というように、私たちは常に、「急き立てられる」感覚の中で生きているのではないかと問いかけて
いて、なぜ私たちはこのような「加速する社会」に生きるようになったのかを読み解いているのが本書
です。この分厚くて、しかも社会学の骨太の書を読み進めるのは難儀ですが、著者が言わんとしている
ことは、おそらく多くの人、特にビジネスパーソンは体感していることの「種明かし」をしてくれて
いて、そのエッセンスを理解することはそこまで難しくありません。
少し話が逸れますが、1930年に経済学者のケインズは、「百年後、一日に3時間働けば十分に生きて
いける社会がやってくるだろう」と予言しました。今私たちはその百年後に近い時代を生きていますが、
一日に3時間で十分どころか、長時間残業が常態化した環境下で働いています。
仕事仲間とのあいさつで、「最近どう?」と尋ねられて、「忙しくしてるよ」と応えるのが予定調和に
なっています。それを「暇ですよ」と応えたなら、干されたのだろうか?と思われるでしょうし、
「のんびりと働いてます」と応えたなら、世の中に背を向けている変わり者と思われるでしょう。
よく考えたら、何かおかしいです。ケインズが予言したのは、世の中が進歩すれば本来の自分を生きる
ための時間を確保できて、ゆったりとした時間のなかで、豊かな生活を送ることができるというもの
だったのでしょう。だとすれば、私たちは加速する社会の中で、充実した日常を味わっているどころか、
”なにか” に急かされるように、人間性を失いながら生きているのではないでしょうか?
本書に戻ります。著者は、社会的加速を、「技術的加速」「社会変動の加速」「生活テンポの加速」と
いう3つの次元から読み解いています。
「技術的加速」は説明の必要もありませんが、もっとも象徴的なのは、通信技術やICTです。
電信→電話→インターネットへと変遷し、インターネットの通信速度が幾何級数的に速くなっている
のはご存じのとおりです。
著者がこの加速で強調しているのは、最高移動速度ではなく平均移動速度の上昇と、時間による空間の
消滅です。
「社会変動の加速」は直感的に理解するのは難しいかもしれません。機能や価値が存続する、安定性と
確実性の喪失や短期化のスピードが上昇していることを言っています。
ベタな例えになりますが、昭和の時代にはまだ「賢老(おばあちゃんの智慧や、長老の判断に対する
信頼)への尊敬」が残っていましたが、現代では時代についてこれない弱者と認識されるケースも増え
ていますし、ミドルシニア世代は若さへの執着を隠そうとしません。
「生活テンポの加速」が顕著に現れているのは、行為速度の上昇、休憩時間の短縮、マルチタスク化
などです。
これらの3つは相互関係にありますが、私たちの日常にダイレクトに影響を与えているのは、「生活
テンポの加速」です。
行為速度の上昇は、たとえば映像や音楽を見聞きするときに倍速を使うことです。また、情報を得る
ときにも「タイパ(タイム・パフォーマンス)」重視の旗印のもと、内容や背景は省略して結論だけ
得て分かった気になっています。
休憩時間の短縮は、昔をすべて肯定的に見る懐古趣味に走るつもりはありませんが、3時の休憩があっ
たり、昼休みも丸々休み時間としておしゃべりをしたり、ちょっとした趣味の時間に充てたりする
ことができましたが、いまでは、メールチェックをしながら心ここにあらずで昼食を消費している
ことも少なくありません。
当然ながらストレスレベルも上がりますので、精神衛生面も悪化しています(うつの増加)。
本書では睡眠時間について触れられている箇所があります。それによると、1970年代との比較では
平均睡眠時間が30分、一世紀前からはなんと2時間も減少しているそうです。
最近は電車でスマホで何か(チャットかゲームかニュース閲覧)をしている人が多いですが、少し前
までは、半数以上がウトウトと居眠りをしていました。そんなに早くない朝や夕方にもかかわらず。
さらに輪をかけて恐ろしいのが、「~しなければならない」レトリックに嵌まりがちになっていること
です。常に予定表はいっぱいでなければ「ならない」。
ゆったりとした時間があると(暇だと)、罪悪感や無能感を覚えてしまうという、なんのために時間を
「創出」したのかわからないというパラドクス。
このパラドクスから私たちは脱出することができるのでしょうか?
本書では、パラドクスが発生する仕組みは解読されていますが、それをどう超克するかは書かれていま
せん。
ひとつ言えるのは、私たちが何のために技術的なスピードを上げているのか、最適な速度はどの範囲に
あり、それを超えそうな場合は抑制することなど、私たちの知性を向上させる必要がありそうです。
そして、私たちは何のために時間を持ち、使うのかという生きる意味を問う作業が不可欠であることを
本書は提起しています。
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ますます忙しくなる現代社会を包括的に分析した必読書
2025年5月21日に日本でレビュー済み本書のテーマは加速です。たとえば、「なぜテクノロジーは進歩したのにわたしたちは忙しいままなのか?」と疑問に思ったことはないでしょうか。本書は、その問いに対して「テクノロジーの進歩の加速」、「社会変動の加速」、「生活テンポの加速」という3つの加速の循環から答えることを通して、「後期近代」と称される現代社会全体を分析する大著です。
抽象的な議論もありますが、具体例も多く挙げられており、内容の骨子の理解は難しくありません。取り上げられる具体例は、たとえば家事労働を代替する家電製品が発明されても忙しさは緩和されずむしろより忙しくなる、電子メールの誕生によりいままで紙のやりとりに充てられていた時間は余暇にまわされず他の仕事に充てられるなど、「確かにそうだ」と思わせられるケースばかりです。
また、このような加速に抵抗する脱加速化の取り組みが主にハイカルチャーでなされてきたが、たいていは部分的なものに過ぎず、全体的な加速の傾向に歯止めをかけることはできなかった、という点も指摘されており、加速からの簡単な脱出方法がないことも指摘されます。
とはいえ、最後に加速する社会の方向性として4つの選択肢が挙げられており、この加速の趨勢を私たちがどのようにコントロールするのか(できるのか)、考えさせられる内容になっています。必読です。
3人のユーザーが役に立ったと感じていますフィードバックを送信中...フィードバックを送信中...参考になったフィードバックをお寄せいただきありがとうございます。申し訳ありませんが、投票の記録に失敗しました。 もう一度お試しくださいありがとうございます。数日中に調査いたします。申し訳ありません。このレビューを報告できませんでした。 もう一度お試しくださいコミュニティガイドライン新しいタブで開きますに照らしてこのレビューが適切かどうか確認します。 そうでない場合は削除されます。
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わかりやすいとは言いがたい
2023年3月18日に日本でレビュー済み他の方々のレビューを見ると、時間を扱った社会学研究の基本であり、学術的には非常に重要であることがわかる。しかしながら、内容については率直に言って、わかりやすいとは言いがたい。ものすごく長大な本ではあるが、いったい何を書いているのだろうという箇所が多く苦労した。抽象的な概念を使った議論が延々と繰り返され、読むにはかなり難儀すると思われる。
時間が加速するが、それは単線的に加速するわけでなく、脱加速の側面も含むこと、加速について3つの視点に分類して論じていることなどは「なるほど」と思ったが、いかんせんその後の議論が抽象的かつ複雑すぎて頭に入ってこない。理解できない私が悪いのかどうかはわからないが、私にとっては星二つくらいの感覚だった。
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重厚な時間の/後期近代の社会学の邦訳ついに...
2022年8月7日に日本でレビュー済みこの数年、メディアと時間の問題について考えていて、特にカナダを中心とした英語圏の
研究に目を通していたのですが、どの書籍でも言及がなされる社会科学において「時間」
の問題を考えるときの古典となりつつあったのが、このローザの『加速する社会』でした。
私自身英語版を積読していて数年、漸く邦訳が出版されました。まず、出口先生を中心と
した翻訳チームの皆さんには感謝しかありません。これだけの重厚な大著を、日本語として
は非常に分かりやすく訳して頂いたと思います。もし、読者に難解さが残ったとすれば、
それは恐らく、ローザ本人の議論の難解さに由来するものだと思います。特に、今回拝読
してしみじみ思ったのは、包括的な時間の社会学でありながらも、きわめてドイツ社会学の
文脈を踏まえたものだということで、この部分が難解さには影響を与えるように感じます。
普段メディアというテクノロジーを相手にしている身からすると、社会における「加速」を
技術、社会変化、生活テンポという三つのレイヤーに分けたうえで論じている点は、非常に
クリアな腑分けだと感じました。特にこのレイヤーに分かれたことで、近代から後期近代への
構造の変化の説明の見通しが良くなります。このあたりは、訳者解題でも触れられているので、
そこでも理解が深まるように思います。
日本語ですと『時間の比較社会学』であったり、ゼルバベルの『かくれたリズム』あたりが、
時間の社会学まわりでは読まれるのかもしれませんが(カーンもそうかな)、改めて重要な
補助線が引かれた感があります。星を一つ減らしているのは、内容面ではなくただひたすらに
重い。通勤読書で書籍の半分ぐらいは読んだのですが、さすがに堪える重さでした。ただ、
この重みが議論の重みでもあるのでしょう。すごく学びの多い読書でした。
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