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  • 言語が違えば、世界も違って見えるわけ (ハヤカワ文庫NF)

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言語が違えば、世界も違って見えるわけ (ハヤカワ文庫NF)

5つ星のうち4.3 (187)

古代ギリシャ人は世界がモノクロに見えていた? 母語が違えば思考も違う? 言語と認知をめぐる壮大な謎に挑む、知的興奮の書!
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著者について

著者紹介:ガイ・ドイッチャー
1969年生まれ。イスラエル出身の言語学者。マンチェスター大学名誉リサーチフェロー。ケンブリッジ大学で数学の学士号、言語学の博士号を取得。同大学セント・ジョンズ・カレッジのリサーチフェロー、ライデン大学教授を経て現職。2010年に発表した本書はエコノミスト紙、フィナンシャルタイムズ紙、スペクテイター誌、ライブラリージャーナル誌の年間ベストブックやニューヨークタイムズ紙のエディターズ・チョイスに選出された。

訳者略歴:椋田直子
翻訳家。東京大学文学部大学院修士課程修了。訳書にピンカー『言語を生みだす本能』『心の仕組み』、スタノヴィッチ『心は遺伝子の論理で決まるのか』他多数。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B09RZXVV5D
  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房
  • アクセシビリティ ‏ : ‎ 詳細はこちら
  • 発売日 ‏ : ‎ 2022/2/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 12.3 MB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • タイプセッティングの改善 ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 本の長さ ‏ : ‎ 313ページ
  • Page Flip ‏ : ‎ 有効
  • Amazon 売れ筋ランキング: Kindleストア - 14,567位 (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.3 (187)

著者について

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Guy Deutscher
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カスタマーレビュー

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日本からのトップレビュー

  • 星5つ中5つ
    葡萄酒色の海
    2022年3月26日に日本でレビュー済み
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    ホメロスの葡萄酒色の海はずっと謎だったが、なんとなく有耶無耶になっていた。古典だから、とか理由にならない理由で。それが納得がいくかたちでようやく明瞭になった。

    読了後に色々と視点が変わる本だと思う。とても面白かった。

    20人のユーザーが役に立ったと感じています
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  • 星5つ中4つ
    普遍文法だけでない言語学の奥深さを堪能できました
    2024年11月17日に日本でレビュー済み
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    ガイ・ドイッチャー「言語が違えば、世界も違って見えるわけ」読了。大規模言語モデルやチョムスキーの普遍文法から言語学に興味が湧いた。その中で本書を読み言語の奥深さを堪能できた。具体的には、色彩、空間、ジェンダーの点を例に母語が異なる人々の間で世界観が異なる事に言語の力強さを感じた。

    6人のユーザーが役に立ったと感じています
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  • 星5つ中5つ
    言語相対論と言語生得説のあいだに認知科学がもたらした21世紀の言語論
    2023年9月26日に日本でレビュー済み
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    19世紀に成立した近代言語学は、成立当初から時代思潮と密に連動した言語哲学の影響を受けてきたそうです。即ち19世紀中盤には言語有機体説(言語は成長発展衰退死滅する植物のメタファーに影響を受けた思想)という一種ロマン主義的な言語哲学が支配的で、その後社会科学の勃興によりその方法論に影響を受け、言語の一般法則を追求する青年文法学派と、個別の言語の歴史的変化を重視する歴史主義の対立を経てきたそうです(このあたりは風間喜代三著『言語学の誕生』が入門書として有用)。19世紀言語学はドイツが中心で展開しましたが、20世紀に入るとフランスと米国に重心が移動したそうです(加賀野井秀一著『20世紀言語学入門』)。そのアメリカでは20世紀中盤、言語相対論(サビア=ウォーフ仮説)と言語生得説の激しい対立がありました。極論すると前者は言語は成長するにつれ学習して獲得され、言語が思考に影響するとし、後者は、言語は遺伝子的に決められているホモ・サピエンスにとって普遍的なものとする(生成文法のチョムスキーなど)、言語哲学です。1969年バーリン&ケイの研究で20世紀中盤支配的だった言語相対論に疑問がもたれ、1994年、チョムスキー言語哲学に拠ったポピュラーサイセンスの書であるスティーブン・ピンカー『言語を生みだす本能』が出るに及んで言語生得説が支配的となったものの、21世紀の認知科学研究も紹介しつつ、ピンカーがいう程言語は思考に影響を及ぼさないわけではない、との内容を一般向けに紹介したのが本書、という位置づけになるようです(著者はp262-3で、「2007年の著書『思考する言語』のなかでピンカーは(略)言語が思考に及ぼす影響のうち残ったものはどれも平凡で、セクシーさがなく、退屈で、くだらなくさえある、と書いている(略)が、退屈で平凡でくだらないものでもないことを(略)お見せしたい」と書いています)。

    言語論の位置づけ的には、本書は、今井むつみ『ことばと思考』(2010年)に一部研究史をつけて読物的要素を前面に出した感じの書籍となっています。以下目次です。

    プロローグ 言語と文化、思考(17)

    第I部 言語は鏡

    第1章 虹の名前 ~ホメロスの描く空が青くないわけ(56)

    第2章 真っ赤なニシンを追いかけて ~自然と文化の戦い(82)

    第3章 異境に住む未開の人々 ~未開社会の色の認知からわかること(109)

    第4章 われらの事どもをわれらよりまえに語った者  ~なぜ「黒・白、赤…」の順に色名が生まれるのか(140)

    第5章 プラトンとマケドニアの豚飼い ~単純な社会ほど複雑な語構造を持つ(171)

    第II部 言語はレンズ

    第6章 ウォーフからヤーコブソンへ ~言語の限界は世界の限界か(218)

    第7章 日が東から昇らないところ ~前後左右ではなく東西南北で伝えるひとびとの心(264)

    第8章 女性名詞の「スプーン」は女らしい? ~言語の性別は思考にどう影響するか(319)

    第9章 ロシア語の青 ~言語が変われば、見る空の色も変わるわけ(357)

    エピローグ われらが無知を許したまえ(381)

    謝辞(391)解説/今井むつみ(393)図版クレジット(405)補遺(406)参考文献(414)原注(436)

    ※解説は文庫版の追加

    ※補遺の題名「色:私たちの眼の仕組み」(4色型色覚などの話)

    本書は最新のサイエンスをわかり易く解説するポピュラーサイエンスの読物なので、馴染のない読者にも楽しく読めるように、冗長な内容となっています。他のレビューに「たった一文で済む」「冗長な著述スタイル 」「正味20ページほどの内容」との指摘が出てくるのは、最新の学術成果だけを簡潔に知りたい方の場合です。このような、認知言語学&認知心理学&脳科学にまたがる分野の最新学術情報だけを端的に知りたい方については、本書が出版された同じ年(原著2010年)の出版である今井むつみ『ことばと思考』の方が向いているのではないかと思います。

    本書は単に一般読者への読みやすさ・読物としての面白さをあえて前面に出した書籍というだけではなく、一部の内容については本書の半分くらいをかけて研究史を語っているところが大きな特徴です。研究史を扱っている1~4章と6章を第I部とし、最新研究紹介である5章及び7章以下を第II部とした方が内容的にはスッキリします。研究史の章は、特に読物として面白く、実質歴史の本を読むようなものなのなので、本書に理系的な内容だけを期待した方は面食らうであろうし、文系的読物に関心のない方は「冗長」とバッサリ切り落とすのも理解できます。しかしその文系的読物が好きな読者にとっては本書はお奨めできる内容となっています。

    本書で扱われている「言語が思考に影響を与える」分野は、社会と言語の複雑さの関係(5章)/色彩認識/空間認識(7章)/文法性(8章)の四分野ですが、1-4章が、色彩認識の研究史※だけに当てられているのも本書の大きな特徴の一つです。ここだけで約155頁あり、色彩認識研究の最新内容を紹介する9章及び補遺と併せると約190頁、本文全体の約半分を占めています。この部分は文化人類学における世界認識の相対論や言語相対論の事例解説でよく登場する、異なった言語集団では異なった色の識別をする事例を含む研究史です。6章が、「言語が思考に影響を与える」言語相対論の学説史となっていて、19世紀のフンボルト、20世紀のサピアとウォーフ、ヤコブソンを扱っています。

    ※色彩認識の研究は、グラッドストンのホメロス研究/1858年(1章)、言語学者ラツァルス・ガイガーの古代文献研究/1869年(2章)、医学者フーゴ・マグナスの色覚進化論/1878年(2章)、実験心理学者ウィリアム・H. リバースの文化人類学調査/1903年(3章)、20世紀の諸研究(文化人類学者ブレント・バーリンと言語学者ポール・ケイの共同研究など)(4章)、というように、歴史文学研究→言語学研究→心理学研究→文化人類学研究→認知科学研究、という具体に、時代が下るにつれてより緻密に、科学的要素が深まる研究へと発展している過程がよくわかります。

    このように、研究史の部分と研究紹介の部分が大きく分かれているため、前者に興味のない方は今井むつみ『ことばと思考』にいってしまってもいいかも知れません。私は『ことばと思考』を読んでいたので、本書では読物的な研究史の章含めすべての章が面白く読めました。英国首相のグラッドストンが分厚いホメロス研究の大著(全3巻1700頁越えだそうです)を出していて、その中でホメロスの色彩感覚の探求をしているなどの研究を行い、ホメロスの時代の色彩認識を復元しようとするなど実にエキサイティングな内容で、その後色彩認識の研究は文化人類学研究などへと展開してゆく歴史は結構詳しく書いてあるため、かなりハイテンションとなって読みました。これも『ことばと思考』を先に読んでいたからこそであって、もし読んでなかったら、早く結論を教えてよ!と前半は途中で挫折して第二部に飛んでしまったかも知れません。

    非常に多岐にわたる内容が印象に残る書籍でしたが、中でも個人的にもっとも印象に残ったのは色の中心点(フォーカス)という概念です(p152-6)。色の中心点(フォーカス)は言語によって若干異なる、という生得説と相対論の中間に位置する(と本書の段階では考えられる)概念/性質は、歴史像の形成における異なったナラティブによる同一史料・同じ事実の扱いの強弱にも適用できる、認知の性質にも連なる内容であるとの印象を受けました。異なったナラティブの論者は自分達は客観的だと思っているため議論がかみ合わなくなるわけですが、そもそも認知に根差した問題として解明する必要もあるのではないかと思います。人間の認知の性質は、ナラティブの形成に直結する問題である可能性があるため、こうした研究は今後も深まってゆくだろうし、いずれナラティブと認知の関係が認知科学で扱う重要な主題となるような気もします(既にそうなっているかも知れませんが)。今後の展開が非常に楽しみです(なお、ナラティブにおける認知の問題が仮に判明したとして、それでどちらのナラティブがより確実な事実であるかどうかを決定できなくなるわけではないので、この点の留意は必要である)。

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    言語は何を「しないといけないか」を規定する
    2022年6月6日に日本でレビュー済み
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    本書は、言語が思考に及ぼす影響を考察した本である。

    タイトルからは、いかにも「言語が違うと見える世界が全然違う」という主張の本に見えそう(これは原題からそうなっているので訳者の責任ではない)だが、本書全体から言えるのは「言語は思考に差異はもたらすが、それはかなり微妙なものである」というぐらいではないかと思う。

    本書前半は色覚の話である。

    まず最初にグラッドストンのホメロス分析と、ガイガー、マグナスの話がそれぞれ一章かけて説明されているが、ここは色弱の存在が認知されていなかったという話を除いて冗長だと感じた。色と関係ないホメロスの考察とか、本書には不要だろう。

    その後、色の区別が欧米人と異なる未開部族の話、しかし欧米人も「ライトブルー」「ダークブルー」を濃淡でしか区別していない(ロシア人は異なる名前を持つ)、色の理解は子供でも結構苦労すること、青い自然物は少ないこと(空や海は物という感じではなく物体の色として把握しにくい)などが指摘される。

    いろいろな言語を見ても、まず白黒、次に赤、黄色か緑、最後に青、という順番で存在していくことが非常に多いようであり、ここには絶対ではないにせよランダムではない一定の力が見れる。

    言語の複雑さというデリケートな話題も議論されている。文字を持つ言語の方が語彙が多い、話者人口が多いほど単純な語構造になりやすい、文字があると複雑な語形を生じさせるのを妨げやすい、といった比較的直観に合致する話から、話者人口が多いほど音素数が増えやすく、再帰構造が増えやすい、というなかなか難しい話まである(古代の言葉は再帰が少なく、「~して、~して」のような羅列が多いので現代のわれわれには退屈な文章になりやすい)。

    後半では言語の思考への影響が取り上げられる。

    「言語がある語を持たないとそれについて思考できない」のようなサピア・ウォーフ的相対主義を退けた後、ポアズ・ヤーコブソンの「言語は、何を語ってもよいかではなく、何を語らないといけないかを指定する」という見方を紹介する。

    例えばアマゾンのマツェス語では、単なる過去形ではなく、どのくらいの過去か、その話がどのくらいの証拠に基づいているか、を伴った形でしか発話が出来ない。言語によっては絶対方位(東西南北や山に対する向きなど)に基づいて「テーブルの上の東のコップをとって」のように話さないといけない、など。

    続けて、言語のジェンダー(男性名詞、女性名詞など。言語によっては植物など男女以外のいろんなカテゴリーがある)、色の名前による色判定の微妙な違い、などが紹介されている。

    言語と思考の関係をいろいろな事例、側面で取り上げてくれていて面白い。

    類書にことばと思考があり、難易度も取り扱う内容もわりと近いので、どちらを読んでもいいと思う。

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  • 星5つ中4つ
    言語相対論の本かなと思いきや
    2023年4月14日に日本でレビュー済み
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    言語相対論の本かなと思いきや、ウォーフの仮説は「知ったかぶりにとっての言語学的タックスヘイブン」と斬り捨て、文化・環境・言語・思考の関係を近年の研究成果を基に紐解く。全体的に皮肉が効いていていい。

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  • 星5つ中3つ
    味についての記述がなければ、その人々は味を感じなかったのだ、と結論するのだろうか
    2025年11月5日に日本でレビュー済み
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    音声言語の「量」と記述言語の「量」

    は、どうなんだろうか。

    音声言語>記述言語じゃないかなぁ。

    そうだとしたら、見えてるものは記述する時、記述言語によってそぎおとされる。見えたままがその通り記述されるなら、記号化にならないし。

    そぎおとされた記述言語から、くくり直しで遡って、色の見え方を再現できるのかなぁ。

    1875年当時の鉄道信号は、色と旗の両方がある腕木式では?単純な色灯式だったのかなぁ。

    新世界ザル、旧世界ザルの色の見え方の違いは、確かにあるかもやけど。

    ね。。。

    例えば…味についての記述が見つからない時代の人々は、ゆえに味を感じていなかったのだ、と結論する事との違いは、どのようかな。

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  • 星5つ中5つ
    言語というレンズを通して
    2012年12月3日に日本でレビュー済み
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    言語学の本ということで、やや身構えていたが、読み始めるととまらないほどの面白さだった。ひとつの謎がまた次の謎を呼ぶといったミステリー仕立ての語り口の巧みさ。ユーモアたっぷりに紹介される意外な逸話の数々。登場人物もひときわユニークな面々揃い。かつての英国首相で、古代ギリシャ人は色弱だとしたグラッドストン(その業績はすっかり忘れられていた)、人類学のガリレオと謳われたリヴァース、一世を風靡したのに後に稀代の詐欺師扱いされたウォーフ、前後左右ではなく東西南北で位置を伝え合うグーグ・イミディル語のひとびと・・・。

    本書は「言語は私たちの世界の見方を変えるのか?」というテーマに応えていくのだが、著者は言語は世界観を決定づけたり、限界づけることはないという。とはいえ、私たちは言語というレンズを通して世界を知覚したり、認識するというのだ。

    たとえば、私たちが空や海を「青い」と感じるのは、「青」という言葉があるからなのだ。本書では、そのことを「青」という単語がない古代ギリシャや、未開社会の色感覚によって明らかにしていく(ホメロスの詩に描かれる「葡萄酒色の海」といった表現が、「色」を表したものではないとは!)。

    現代においても同様で、たとえばロシア語には、英語の「ブルー(青)」にあたる言葉が、「ダークブルー」「ライトブルー」とふたつある。このことが青い空を見る知覚にも影響しているらしい。つまり、言語の違いが見る空の色まで微妙に変えてしまうわけだ。

    また、前後左右ではなく東西南北で位置を認識するひとびと(今日でも世界にかなりいる)は、どこにいても方位をたえず気にしていなければならない。そして彼らと私たち(前後左右派)は、空間の理解が大きく異なるのだ。たとえば、ホテルで向かい合った客室(間取り・家具の配置などまったく同様)を見るとき、私たちは同じ客室だと思う。でも、彼ら(東西南北派)にとってはまったく異なる客室なのだ(方位が逆になるから)! 

    本書にはこうした興味深いエピソードや心理実験が満載だ。なお、本書によれば、文明の進んだ言語のほうが、より語形態が単純になる(複雑さがすり減っていく)という。改めて、いま急速に消滅しつつある未開社会のさまざまな言語が、いかにかけがえのない人類の資産であるかを思う。

    76人のユーザーが役に立ったと感じています
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  • 星5つ中5つ
    速やかな御配送に感謝します
    2013年11月4日に日本でレビュー済み
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    丁寧な梱包、速やかな御対応に感謝しています。

    この本は、言語と世界観の結びつきをユニークな視点で捉えています。

    詳細に読みたいと思っています。

    ありがとうございました。

    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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