ハネガジ
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| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Ptilichthys goodei Bean, 1881 | |||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Quillfish |
ハネガジ(学名:Ptilichthys goodei)は、ゲンゲ亜目に分類される魚類の一種。本種のみでハネガジ属およびハネガジ科を構成する(単型)。北太平洋に分布する。体が非常に細長いことが特徴。
分類と名称
[編集]1881年にアメリカの魚類学者であるタールトン・ホフマン・ビーンによって記載され、タイプ産地はアリューシャン列島のウナラスカ湾であった[3]。ビーンは同時に本種のみから成るハネガジ属を設立した[2]。「Fishes of the World 5th edition」では、カサゴ目のゲンゲ亜目に分類されていた[4]。ペルカ目カジカ亜目のゲンゲ上科に分類する見解もあった[5]。
属名はギリシア語の「ptilon (羽根ペン)」と「ichthys (魚)」を組み合わせたもので、本種の細長い体と長い背鰭および臀鰭が、羽根ペンのように見えることに由来する。種小名はビーンの共同研究者であるジョージ・ブラウン・グードへの献名[6]。
形態
[編集]体は非常に細長く、背鰭と臀鰭は高く、基部が長い。この形態は鳥類の初列風切や羽根ペンに似ている。頭部は小さく、頭長は体長の4-7%である。背鰭は頸部から始まり、79-90本の短い棘と、130-157本の軟条から成る。棘条部に鰭膜は無い。臀鰭は体の三分の二の長さがあり、166-196軟条から成る。尾鰭は非常に小さく、背鰭と臀鰭と繋がっている。胸鰭は丸く、腹鰭と腰帯骨は持たない。鼻孔は一対。細かい円鱗が散らばるか、鱗を持たない。顎には鋭い円錐形の歯が、密に一列に並んでいる。幽門垂や鰾を持たない。体色は黄色や橙色から、緑がかった灰色で、体は半透明である。標本の体には黒い縦筋が入り、頭部にも縞が入る。尾鰭を除いた体長は39cmに達する[7]。全長9cmを超えると、下顎に肉質の突起が生じる。全長14cmを超えると、尾鰭の先端が糸状に伸びる[8]。
生態
[編集]北太平洋北部に分布し、オレゴン州からベーリング海を通り、日本海やオホーツク海にかけて見られる[7]。底魚であり、水深0-360mに生息する[9]。成体については不明な点が多い。日中は海底の砂や泥の中に潜っているが、夜間になると餌を求めて動き出し、漁船など人工の光に引き寄せられることもある[7]。ギンザケとマスノスケの幼魚の胃の中から発見されており、サケの体長の82%の長さを持つ個体も発見された[10]。
出典
[編集]- ↑ Richard van der Laan; William N. Eschmeyer & Ronald Fricke (2014). “Family-group names of Recent fishes”. Zootaxa 3882 (2): 001–230. doi:10.11646/zootaxa.3882.1.1. PMID 25543675.
- 1 2 “CAS - Eschmeyer's Catalog of Fishes Ptilichthyidae”. researcharchive.calacademy.org. 2026年7月8日閲覧。
- ↑ “CAS - Eschmeyer's Catalog of Fishes Ptilichthys”. researcharchive.calacademy.org. 2026年7月8日閲覧。
- ↑ J. S. Nelson; T. C. Grande; M. V. H. Wilson (2016). Fishes of the World (5th ed.). Wiley. pp. 478–482. ISBN 978-1-118-34233-6
- ↑ Ricardo Betancur-R; Edward O. Wiley; Gloria Arratia et al. (2017). “Phylogenetic classification of bony fishes”. BMC Evolutionary Biology 17 (162): 162. Bibcode:2017BMCEE..17..162B. doi:10.1186/s12862-017-0958-3. PMC 5501477. PMID 28683774.
- ↑ “Order Perciformes (Part 11): Suborder Cottoidea: Infraorder Zoarcales: Families: Anarhichadidae, Neozoarcidae, Eulophias, Stichaeidae, Lumpenidae, Ophistocentridae, Pholidae, Ptilichthyidae, Zaproridae, Cryptacanthodidae, Cebidichthyidae, Scytalinidae and Bathymasteridae”. The ETYFish Project Fish Name Etymology Database. Christopher Scharpf and Kenneth J. Lazara (2025年4月19日). 2026年7月8日閲覧。
- 1 2 3 Mecklenburg, C.W. (2003). “Family Ptilichthyidae Jordan & Gilbert 1883 - quillfishes”. California Academy of Sciences Annotated Checklists of Fishes 12.
- ↑ 波戸岡清峰 (2018)「ハネガジ科」中坊徹次(編/監修)『小学館の図鑑Z 日本魚類館』pp.366-367、小学館、ISBN 978-4-09-208311-0。
- ↑ Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. (2022). "Ptilichthys goodei" in FishBase. February 2022 version.
- ↑ Laurie A. Weitkamp (2005). “Quillfish, Ptilichthys goodei, Filiform Prey for Small Coho and Chinook Salmon”. Alaska Fishery Research Bulletin 11 (1).