コンテンツにスキップ

電子図書館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
電子図書館の一例
生物多様性遺産図書館のウェブサイト

電子図書館(でんしとしょかん、英語: electronic library)とは、図書をデジタル端末からいつでも借りられるサービスである[1]インターネット上にあるデジタルコンテンツを集積したサイトが多いことや、歴史的な経緯によりデジタルライブラリ: Digital Library)とも呼ばれる。

それ以外にも、電子データベースの充実した図書館や、インターネットから蔵書の検索・予約などが出来るシステムが導入されている図書館も電子図書館と呼ばれることがある。

テクノロジー

[編集]

無制限に利用されないため、デジタル著作権管理のシステムを利用する場合がある。

電子書籍の購入は普通図書と比較約3倍の費用がかかるといわれる。加えて貸し出し上限が決まっているものもある[1]。サーバー費用もかかるため、普通図書よりも費用が高額となってしまう[1]

一方で過疎化が進む自治体では電子図書館で図書館不足を補う所もある[1]。図書館を新設するよりも安く費用を抑えられ、また蔵書も多くできるからである[1]。日本では、2022年時点で電子図書館がないのは6都道府県にとどまる[1]

法律関係

[編集]

国際図書館連盟は、2013年2月に「図書館による電子書籍貸出のための原則」を公示した[2]。この中では、電子書籍については、出版者などと契約を結んで利用できる状態にすること、利用者の利用やプライバシーに配慮することなどが上げられた。

日本での通常の図書館では、著作権法のなかに権利制限規定によって新刊の書籍を貸し出し・複製を許可する権利を獲得しているが、電子書籍については更なる配慮や関連する法律などとの調整が求められた[3][4][5]

アメリカでは、1976年の著作権法に基づくフェアユース条項(17USC§107)がガイドラインとなっている。著作物の公共性などの性質、市場への影響などの四要素が考慮され、認められれば著作権の例外として利用することが可能となる[6]

言語別電子図書館一覧

[編集]
総合
日本語
韓国語(日本でID取得が可能)
英語
ドイツ語
フランス語
中国語
ロシア語

出典

[編集]
  1. 1 2 3 4 5 6 電子図書館、いいことずくめ? コロナ禍で倍増、陰に休止の動きも:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2022年3月1日). 2023年9月11日閲覧。
  2. IFLA launches principles, research and advice for eLending in Libraries (英語). IFLA. 2022年3月22日閲覧。
  3. CA1816 - 電子書籍を活用した図書館サービスに係る法的論点の整理 / 間柴泰治”. current.ndl.go.jp. 2022年3月22日閲覧。
  4. デジタル化・ネットワーク化の進展に対応した柔軟な権利制限規定に関する基本的な考え方 文化庁 PDFファイル
  5. 図書館の本、スマホで閲覧可能に 文化庁が法改正検討:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月22日閲覧。
  6. Hirtle, Peter B.,"Digital Preservation and Copyright," Archived 2008-04-19 at the Wayback Machine. Stanford University Libraries. Retrieved October 24, 2011.

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]