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  • スリーピング・マーダー (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

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スリーピング・マーダー (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

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若妻グエンダはヴィクトリア朝風の家で新生活を始めた。だが、奇妙なことに初めて見るはずの家の中に既視感を抱く。ある日、彼女は観劇中、芝居の終幕近くの台詞を聞いて突如失神した。彼女は家の中で殺人が行なわれた記憶をふいに思い出したというが……ミス・マープルが回想の中の殺人に挑む。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/11/18
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 本の長さ ‏ : ‎ 384ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4151300465
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4151300462
  • 商品の重量 ‏ : ‎ 1 g
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 132,305位 (本の売れ筋ランキングを見る)
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.3 (171)

著者について

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カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
171グローバルレーティング
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日本からのトップレビュー

  • 星5つ中5つ
    スリーピングマーダー
    2026年6月29日に日本でレビュー済み
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  • 星5つ中4つ
    読み応えあり!!
    2011年6月1日に日本でレビュー済み
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    三ヶ月前に結婚したばかりのグエンダは、夫と二人で住むための家を探していた。

    「これが私の家だ!」

    見ないうちから確信に近い胸騒ぎを覚えた家があった。家の中を見せてもらって

    いるうちに、グエンダは不思議な感覚に陥る。既視感を抱いたこの家とグエンダとの

    間には、意外なつながりがあった・・・。

    グエンダはなぜその家に既視感を抱くのか?彼女の幼いころの記憶が重要な鍵と

    なってくる。記憶の糸をたどり、当時その家に関わっていた人たちと接触していく。

    ひとつひとつ手がかりを積み重ね、記憶に隠された殺人事件の真相に迫るグエンダと

    夫のジャイルズ。そして二人を手助けするミス・マープル。だが、過去が暴かれるのを

    嫌う人間もいた・・・。

    それほど凝ったトリックもなく、犯人にも意外性はない。けれど、何気ない描写の

    中に巧みにちりばめられた犯人への手がかり、そしてミス・マープルの鋭い観察眼と

    洞察力、それらがこの作品をとても面白いものにしている。一枚一枚ベールを剥ぐ

    ように真実に迫っていく様子は、緊張感があり読み応えがあった。とても魅力のある、

    面白い作品だと思う。

    10人のユーザーが役に立ったと感じています
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  • 星5つ中5つ
    珍しく編み物をしないマープルが見もの
    2025年4月12日に日本でレビュー済み
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    新婚の女性が、購入した新居で何度も既視感を抱いたため恐ろしくなり調べてみると、偶然にも幼少期に住んだことのある家だと判明。

    そしてそこで殺人現場を目撃した記憶まで蘇ってしまいます。

    この作品はその事件の真相を追う新婚夫婦のお話です。

    関係者の回想から真実を解き明かしていくストーリーといえば、傑作の「五匹の子豚」がありますが、そちらに比べると出来は落ちるものの、こちらも十分に楽しませてくれます。

    特に、過去の事件を掘り起こすのは賢明じゃないと夫婦に優しく諭しながらも、いつもの編み物もやらず聞き込みに駆け回るマープルの姿がとても良かったです。

    そんなマープルの老婆心を多少鬱陶しく感じつつも、ついつい頼ってしまう新婚夫婦にも親近感がわきました。

    トリックは全くわかりませんでしたが、クリスティーの今までのパターンから犯人は容易に推測できました。

    しかしその心理と動機には戦慄しました。

    なお、この作品がマープルのシリーズのラストですが、特別何かがあるわけではありません。

    ちょっと物足りない気もしますが、終わってしまった…と悲しい気持ちにはならなかったので、これはこれで良かったのかも。

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  • 星5つ中3つ
    かなりあからさまな誤誘導だなて気がして、そこが物足りなかったです。
    2024年2月12日に日本でレビュー済み
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    ポアロものの『カーテン』と同時期の1943年に、第二次対戦下の万が一のことを考えて執筆された作品。

    ミス・マープルが登場する〝回想の殺人〟なんだけど、事件の大半を調べていくのは、グエンダとジャイルズの若い夫婦コンビです。

    クリスティーのミステリにしては珍しく、著者の「こっちよ、こっち」みたいな誤誘導があからさまな気がしました。それで、話の後半辺りからなんとなく犯人の見当がついてしまって、それが残念なことに、当たってた! いつもは見事に、作者にしてやられてしまうのに。そこがどうにも不満で、拍子抜けした感がありました。

    次に読むクリスティー作品では、「あぁあ。まんまと騙されちまったぜ」てなることを期待したいっす。

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  • 星5つ中5つ
    最後のミス・マープル
    2020年2月24日に日本でレビュー済み
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    ミス・マープル最後の事件ですが、1943年に書かれていたので正確には前作「復讐の女神」が最後となります。出版順が変則的になったせいか、「バートラムホテルにて」「復讐の女神」そして本作と、3作続けて後半にならないと殺人事件が起きないという似たような構成の作品が続くことになってしまいました。

    オカルトチックな導入部には、ハラハラさせられましたが中盤から後半にかけて、なかなかスリリングに展開し、最後はミス・マープルがちゃんと事件を解決します。それにしてもヒロインが、ミス・マープルの助言を受け入れて、余計な好奇心を出さじにいればあの人は殺されなかったわけで、ヒロインはちゃんと反省してほしい。まさにミス・マープルの金言「若い人は年寄りを馬鹿だと思っている。年寄りは若い人が馬鹿なことを知っている」が、まんま当てはまります。最後にシリーズでも珍しいミス・マープルのアクションシーン(笑)もあります。

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  • 星5つ中5つ
    ミス・マープルの味わい方いろいろ
    2004年12月8日に日本でレビュー済み
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    ミス・マープルの長編シリーズは、全12作と、ポアロ物の三分の一しかないのだが、「殺人お知らせ申し上げます」で有名な「予告殺人」、車窓から並行する汽車で行われている殺人を目撃してしまう「パディントン発4時50分」、一切の手掛かりのない「何か」の解決を依頼される「復讐の女神」と、奇抜な仕掛け物が多いのが特徴であり、潜在意識の中に封じ込められていた幼児期に目撃した殺人事件を扱ったこの「スリーピング・マーダー」も、そんな一つに数えられるだろう。  

    初めてイングランドに移住することとなった若妻グエンダは、ある家を見た瞬間、もう隅から隅まで知っているような胸騒ぎを覚え、「これが私の家」と即決する。やがて、改装を始めると、次々に、そこにあるような気がしていたもの、そこにあればいいと思っていたものが隠されていたことがわかり、彼女は言いしれぬ不安におびえることになる。そんなとき、彼女の潜在意識を呼び覚ますある出来事が起こった…。 

    ちなみに、ミス・マープルの長編シリーズは、「復讐の女神」を除いて、ミス・マープルの探偵振りが地味で控え目なため、全体的に、「マープル度」(マープルが絡むシーンのページ数の割合)が低いのが難点といえば難点なのだが、全12作が出揃ったところで、各作品のマープル度を測ってみると、次のようになった。

    ①「復讐の女神」…96%、②「カリブ海の秘密」…70%、③「魔術の殺人」…64%、④「スリーピング・マーダー」…45%、⑤「鏡は横にひび割れて」…43%、⑥「書斎の死体」…42%、⑦「パディントン発4時50分」…29%、⑧「予告殺人」…29%、⑨「バートラム・ホテルにて」…28%、⑩「牧師館の殺人」…25%、⑪「ポケットにライ麦を」…23%、⑫「動く指」…7%。  

    なお、アガサ自身が選んだベスト・テンには、⑧と⑫が入っており、特に⑫がお気に入りだったようだ。  

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  • 星5つ中4つ
    静かな殺人
    2009年9月22日に日本でレビュー済み
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    マープル最後の事件、感慨を持って読み始めたが同じく「最後の事件」である

    ポアロの『カーテン』と異なり、マープル自身は遠景にとどまる。

    幼児の深層に記憶された殺人は静かに掘り起こされる。

    その過程が怖い。

    ただ、犯人は謎解きを待たず、仕掛けも含めてわかってしまう読者が

    多いだろう。

    本棚に買い込んだ何十冊のクリスティのミステリーの最後に、これをとっておいた。

    読み続ければ、トリック、読者をあざむく手法にも慣れてくる。

    それでも、アガサを読む楽しみは損なわれない。

    推理小説のジャンルを超えて人間の深層を語り続けた小説家。

    「厳しいがあたたかい目」の常套句は似合わない。

    厳しく救いがなかろうと、その無惨をも恐れない。

    私がアガサを読み続けて感じたのは、そんな勇気だ。

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  • 星5つ中5つ
    いつもながらの犯人の意外さ
    2009年3月17日に日本でレビュー済み
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    イギリスの風景と文化を楽しむことができる ミス マープルもの。

    映像作品も同時に見たので、すごく楽しめました。

    筆跡鑑定の真贋は、他の作品でも出てきますが、しばしば偽物と思われたものが本物だというのがアガサクリスティの仕掛けの一つだということが分かりました。

    古い建て物、建築家も、仕掛けの一つですね。

    新聞の切り抜き、郵便、検死、刑事、庭の手入れは、マープルものに限らない小道具と登場人物。

    本作品は、めずらしく、犯人はいったい誰かが途中でわかってきました。

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