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ひねくれもののひとりがたり ろく

作者: 雨空 雪乃
掲載日:2026/09/16

私は藍に勝てる気はしない。

けれど、ただで負けるつもりもない。


と、その前に。

まずはみっつだけ。


この感情(気持ち)は、嫉妬ではない。

この感情は、羨望でもない。


そして…。

この感情は、理解されなくても構わない。


まぁ、そんなつもりで。


私は詩を書くんだ。

そして、音楽を書くんだ。


遥か遠く…と言う程の過去でもないけれど。

ここと出会ったあの日から時は経っていて。

趣味として、細々とやってきた活動だった。


一旦離れたけれど、その時期は心に穴があいていた。

生きているのに…まるで、死んだような生活だった。


月と出会う…なんてそんなことを書いた頃にはまぁ。

穴を風が通るのも、心地よいだなんて言い聞かせて。


また始められたのは、その月のおかげ。

一歩ずつ、一歩ずつ。取り戻すように。


取り戻した後の今、私は夜明けの瑠璃色をも愛おしく感じている。


誤解がないように書くと、別にこれは恋愛感情という意味ではなく。

ただ他に適当な言葉が見当たらなかっただけの話なのだけれど。


まぁそれはそれとして。


月も藍もどちらも同じくらいには、愛おしさを感じている。

きっとそういう話だ。


そうそう、藍の話だった。


立ち止まることを知らない。

いや、これは違うな。


立ち止まったら、もう自分が動けなくなることを知っている。

それが藍。


ナニカをつくること、ナニカを残すこと。

まぁ、この場合は作品なのだろうけれど。


尋常ならざるとはまさに、なんて思うのだ。

私が同じようにやったとしたら確実に完成前に死んでいる。

…まぁ私は体調不良のプロ(?)ですからね。


さておき。


私はその人が頑張っていることを知っている。

きっと他の人も、知っていると思っているよ。


歩みを止めないように、止めさせないように。

同じようにとはいかなくとも、私も止めない。


諦めれば、それで終わりなのだけれど。

諦めたら、そこで終わってしまうのだ。


同じ場所へは行かない。

私は私の道を歩むのみ。


勝てる気はしない。

そもそもそんな話じゃない。


けれど


私は決して、負けたりしない。

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