深夜ラジオ
世代的に
深夜ラジオは
青春の思い出
中でも
少し毛色が変わっていたのは
コッキーポップだ
ヤマハポプコンとの
連動ラジオ番組で
ポプコン選抜者の曲が
流されていた
歌謡曲ではなく
フォークソングでもない
シンガーソングライターの
発表の場だった
夜も更け深夜近く
パーソナリティ
大石吾朗の声と共に
音楽がながれはじめる
中でも
中島みゆきの曲には
色々な感情が湧き出した
歌詞カードが無い中
深夜
勉強するではなく
息を潜めて
耳をそば立てる為の
時間になっていた
そんな時代の話だ
大学時代
ゼミ仲間に
少し年上の人がいた
鹿児島の南の方の島出身
だったと
覚えている
あまり
会話に加わるタイプでは
なかったが
深夜ラジオの話しでは
会話の輪に入ってきた
少しづつ話題に入って
溶け込んでいた
バイト終わり
帰宅して
聞いていたらしい
南の生まれらしく
寒さにはかなり弱い
そこに深夜ラジオは
響くらしかった
彼はある日
突然亡くなった
就寝中に亡くなっていたらしく
ゼミの教授から知らされた
携帯もメールもない時代だ
葬儀も全て終えてから
知らせが入ったらしい
びっくりした
死なんて
身近ではなかったからだ
深夜ラジオと
聞くと
あの頃を
思い出してしまう
「今はこんなに悲しくて
涙も枯れ果てて...
.....
そんな時代も
あったねと...」
ずいぶん遠い話
まさに「時代」だった

