衝動の奥にあるもの──壊れていく心の記録
殺人事件には、周到に計画されたものだけでなく、抑えがたい衝動に駆られるなど、本人でも制御しきれない心境から起きてしまうケースもあります。
虎猫の手紙を読み、私はその衝動の奥に潜む「無意識の働き」に気づかされました。
この記事は、事件の細部ではなく、そこに至るまでの心の動きを見つめた記録です。
虎猫の事件は第三者からの依頼があり、悪口を耳に流され続けたことで、ターゲットは虎猫の中で完全な「悪人」として固定されました。
それでも
なぜ依頼を受け入れたのか——
今も、その理由は分かりません。
※この記事は事件を正当化するものではなく、追い詰められる心の過程を記録したものです。
苦手な方は無理せず閉じてください。
虎猫の手紙
「分かった」と受けた時点から、彼は一切悪口を言わなくなった。
◯◯さんの行動などの情報を私に教え続けてきたが、1カ月経っても私に動きがなかったため、彼は苛つき始めたのが分かった。
私も、やることは既に心の中で決めていたが、なぜか動く気になれなかった。
何かが、自分の中で止めていたような感覚でした。
私の性格だと、決めたら直ぐにやってしまうタイプだし、せっかちだし、やると口にした以上、ダラダラと延ばしていたのはおかしいです。
絶対やると決めた心と…
やらせない…?
やりたくない…?
みたいな気持ちが心の中で格闘していました。
なぜか分からないが、行動に移すと思った瞬間にスッとやる気が抜ける感じで動けなくなるのです。
2ヶ月目に入って彼は更に苛ついた。
「お前がやると言ったから、俺もお前のことを信じて情報を教えたじゃないか?いつになったらやるんだ!」
と迫ってきた。
「俺はやると口を切った以上やるんだから!準備が必要だからもう少し待ってくれ!」
と延ばしていた。
その時、若衆らに車を運転させ、場所の下見はしていたが、一向にやる気のない、もう一人の自分に勝つことができなかった。
彼との仲は次第に悪くなった。
「お前がやらないならハッキリ言え!」
と言われたとき、ブチ切れた!
「うるさいんだよ!やると言ったらやるんだよ!テメーウルサイんだよ!」
と彼をぶっ飛ばす寸前まで血が上がった。
彼もビックリしたのか?
あれから強い口調で言わなくなったが、代わりに毎日来るようになってネチネチと強請ってくる。
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