虎猫からの手紙【100】 人生という一冊の本──100通の手紙
今回は、これまで届いた手紙を虎猫自身が読み返し、100通の手紙と、そこに重ねてきた時間について綴ったものです。
虎猫より
100通目の手紙が届きましたよ〜
この100通の手紙は、普通の手紙の千通や二千通よりも濃いと思います。
これらを封筒から出して、便箋カバーに10〜20通くらいずつまとめると、2センチくらいの厚さになる。出所したら、一冊の本のように作りたいんだよね。
私の宝物ですから。
一通目から読み返してみたけど、今の白猫と同じ人!?と思うくらい違う感じでした。
人生を半ば諦めたような硬い雰囲気というか…
ちょっと暗い。
でも、変わっていくのも早かったです。
私自身も多分そうだと思うけど、私たちは出逢ってから気が合うまで、とにかく速かった。
その後の変化も、すごかったと思います。
この手紙という一冊の本を読み終えたとき、その閉じた本の中には、人生の始まりも終わりも、苦しみや楽しみ、希望や絶望、過ぎ去った年月も、そして未来への憧れも、時間や時空も、すべてが詰まっている。
私は、この中の物語と一緒に歩いてきた気がするのです。
そして最後のページでその本を閉じるときに思った。人生は本当に一冊の本のようだと。
どんな物語であろうと、同じページのものはない。そして、必ず最後のページに辿り着く。
私たちの物語はある日突然に始まった。
今は何ページ目だろうね。
まだ、4分の1にもいってないよね。
どんな分厚い本になるのか分からないけど、白猫と一緒に1ページずつめくっている、書き下ろしている今がとても充実しています。
苦しみのページが続いたとしても、最後は幸せのラストページを綴ることはできるよね。
私たちの物語の本を閉じたとき、心が温かくなり、力を与えられるような一冊にできたらいいよね。
白猫より
2年8カ月で、100通の手紙を送ったことになります。
最初は、今のような関係性を築いていくことになるなんて、想像もしていませんでした。
一通、また一通と手紙を重ねていくうちに、気づけばここまで来ていました。
振り返ってみると、この手紙の一つひとつには、虎猫の過去だけではなく、その時々の気持ちや迷い、考え方の変化が残されています。
そして、それは虎猫だけではないのだと思います。私自身も、この文通を続ける中で、たくさんのことを考え、問い直し、見つめ直してきました。
この文通は、誰かに何かを伝えるために始めたものではありません。
それでも、100通を読み返してみると、そこには一人の人間が自分自身と向き合いながら、少しずつ歩んできた時間が見えてきます。
だから私は、この手紙を、私たちが歩いてきた時間の記録として残していきたいと思っています。
この先、この物語が一冊の本になるのか、別の形になるのか。
今は、先のことを決めなくてもいいと思っています。私は、一通ずつ手紙を読み、考え、言葉にして記事にしていくことが楽しいです。
だから、これからも一通一通の積み重ねを大切にしていきたいと思います。
虎猫が書いていたように、私たちの物語はまだ途中です。
これからも、1ページずつ、私たち自身の言葉で綴っていけたらと思います。
