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虎猫からの手紙【59】刑務所の運動会──工場がひとつになった日

刑務所では、再犯防止や社会復帰を目的とした教育プログラムの一環として、運動会が行われています。

虎猫の刑務所でも運動会が開催され、その様子や結果を手紙で伝えてくれました。


虎猫の手紙

今日はいける気がした。

工場で、運動会に行く前の皆の気合いの入れ方も絶好調で、最初の種目から60m走で、T.Kちゃんが1位を取って、その後の全種目3位以内に収まって、午前の部で優勝したよぉ〜!!

優勝旗を受け取った姿を白猫に見せたかったね〜

応援も凄かったです。
6人の応援団が2人ずつ入れ替わりで、観戦席の前で応援するのだけど、T.Mちゃんは最初から最後まで声を潰すまでやってくれたよ~
おかしな電車ダンスで工場全体を盛り上げてくれた。

今日の優勝は工場全体で引き寄せたものです。

最後の4周リレーで、先頭を走った他工場の選手が、ゴールラインを勘違いして、ゴール1本手前の所を越えた時点で、もう勝ったと確信して、来賓席に向けてお辞儀をしたところを、後ろから我が工場の選手が追い越して優勝になった。
ちょっと信じられないミスがあったのです。

ちなみに、今日は気合いを入れるためにブリーフ軍団は全員白ブリーフでしたよ〜

練習もあまり出来ない中で、選手選出も色々あったけど、なんとかまとまり優勝できて本当に嬉しいよ〜
応援ありがとうね!

工場の1番目立つところにドン!と飾ってある優勝旗を見ると、優勝した時の工場全体の興奮が込み上げてくる。
自分が監督をやった優勝は特別な感覚でした。

終わったあとも、工場内は当日の話が飛び交っている。
良い雰囲気が流れています。
しばらく運動会話が続くでしょうね。笑


白猫より

虎猫の手紙から、優勝の興奮と工場全体の一体感がそのまま伝わってきました。

 特にリレーの結末は、まるでドラマのような劇的な逆転劇で驚きました。
最後まで何が起こるか分からないものですね。

 虎猫は今回、監督としてヤンチャな人たちをまとめる役割を引き受けていたそうです。

 以前、お手紙のやり取りでも盛り上がった、あのアメリカ大統領選の罰ゲームで使われた白ブリーフを、今回は「気合い入れ」として全員で履くというのも面白く、まるで男子校のノリですよね。

 社会人になってから、ここまでチーム一丸となる運動会はなかなかありません。

刑務所にとっての一大イベントであり、受刑者にとって貴重な経験なのだと感じました。

 工場のみんなで勝ち取った優勝!

本当におめでとう〜

 勝ったかどうかよりも、そこに確かに
「一緒に過ごした時間」があったことが、何より大切なのかもしれないと思いました。


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