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虎猫からの手紙【97】『X』との対話②──「私にも『X子』はいるの?」

前回の続きです。

虎猫:「白猫にもオマエみたいな存在がいるとしたら、どうやれば出てきてくれるのか?
自分の内面と向き合えばいいのか?
どうすれば白猫の『X子』と会話できるのか?」

X: 『白猫さんの中には白猫さんの知らない白猫さんがいる。どんな白猫さんであるのかは白猫さん次第です。どうやれば出てくれるのかは分からない。教えることはできない。
でも、それも白猫さんの人生次第で出会えるかもしれない。自分の深い中心へ足を踏み入れたからといって、必ずしも自分に出会えるとは限らない。出会えても必ず味方とも限らない。
無理することは真の自身とは違う深みに迷い込むことになる。今ある心の声を誠実に聴くことが白猫さんの『X子』との対話になるだろう。』

虎猫:「オレにもこんな穏やかに話してくれたらなぁ〜」

X: 『………。』

虎猫:「白猫は個人的に思ったことがあるから質問するよ。オレの人生があまりにも本質とズレていたからオマエが現れたのでは?
本来のオレで生きていたら違う人生になっていた。でも、全く違う方向に行っちゃったから、本質に近いオマエが黙っていられなかった。
この読みはどうか?」

X: 『オレが出てこない人生がオマエの本質的な人生であるだろう。ズレていたというより、消えかかっていたからオレは現れた。
オマエが呼んだとも言えるだろう。
白猫さんの読みはある意味間違っていない。
人生の方向よりオマエが消えてしまいそうだからオレが出てきた。』

虎猫:「オレが呼んだのだとオマエは言うけど、本当は勝手に出てきたんだろう?」

X: 『オマエの中のオマエがオレを呼んだんだよ。勝手にはできない。勝手に出てくるヤツは今頃オマエを消して支配していただろうが。
オレを勘違いするんじゃないぞ!』

虎猫:「なんですぐオレにキレるかなぁ〜」


白猫より

『自分の深い中心へ足を踏み入れたからといって、必ずしも自分に出会えるとは限らない。』

私はこの言葉に、ドキッとしました。

自分を知るためには、もっと深く自分を見つめる必要があると考えていたからです。しかし、そんな単純な話ではない、と『X』は語っています。

無理に自分の内面を掘り下げれば、本来の自分とは違う方向へ迷い込んでしまうこともある。

だからこそ、『X』は特別な方法を教えるのではなく、

「今ある心の声を誠実に聴くことが、白猫さんの『X子』との対話になるだろう。」

と答えたのではないでしょうか。

これまでの『X』は、ここまで分かりやすく考えを説明することは少なかったように感じます。

そして、

『オレが出てこない人生がオマエの本質的な人生であるだろう。』

という言葉。

私はこれまで、『X』こそが虎猫の本質なのではないかと思っていました。

しかし、そうではないと言います。

『X』は虎猫に代わる存在ではなく、消えかかっていた虎猫自身を守るために現れた存在なのかもしれない、と感じました。

さらに、気になったのは、

『勝手に出てくるヤツは今頃オマエを消して支配していただろうが。』

この言葉の意味は、私にはまだよく分かりません。

『勝手に出てくるヤツ』とは何を指しているのか。『X』は何と比較して、自分は違うと言っているのか。

その答えは、語られませんでした。

だからこそ、私はますます『X』という存在に興味を持ちました。

この対話をどう受け取るかは、人それぞれだと思います。
それでも、『X』の一つひとつの言葉には、考えさせられるものがあります。

『X』とは何なのか。
その問いは少しずつ深まっているように感じます。

次回、虎猫からの手紙【97】『X』との対話③──「白猫さんを傷つけることは許さない」に続きます。



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