【エッセイしりとり】ローカルスーパーでの出会い。
しらぬいさんよりエッセイしりとりを受け取りました。
旅行先で、スーパーに行くのが好きだ。
観光地ではなく、
その土地に暮らす人たちが普段使っているスーパー。
そこへ行くと、
その土地で普通に食べられているものや、
そこでしか見かけないものに出会える。
たぶん私は、
そういうものを見るのが好きなのだと思う。
初めて「ホヤ」というものを知ったのも、
仙台だった。
以前、
仕事で2、3か月ほど地元から遠く離れた、
仙台へ出張していたことがある。
普段働いていた店舗は輸入食品を中心に扱う店だったけれど、仙台で働いていたのは、郊外によくあるような大きなスーパーだった。
生鮮食品も、お惣菜も、パンもたくさんある。
出勤すると、まず鮮魚コーナーを見回るのだった。
今日の魚は何が並んでいるのかを確認して、
それからレジに入る。
そんなある日、鮮魚コーナーに普通に並んでいた。
ホヤ。
……ホヤって、何者?
独特な見た目。ちょっもびっくりした。
それまで私は、ホヤという生き物がいることすら知らなかった。
結局、食べてはいない。
それなのに、今でも覚えている。
旅行で食べた名物ならまだしも、
食べてもいないものが旅の記憶として残っているのだから、スーパーという場所はおもしろい。
軽井沢のスーパーで出会ったのは、
牛乳パンだった。
地元のスーパーにも牛乳パンは売っている。
だから、軽井沢に行くまで、
特別珍しいものだとは思っていなかった。
でも、軽井沢の牛乳パンは想像以上にふわふわだった。
四角いパンの中には、これでもかというくらい分厚いクリームが入っている。
幸せの四角。
近くのパン屋さんでも食べた。
老舗のお店でも食べた。
ほかのスーパーのものも食べ比べた。
それでも、
私が一番好きだったのは、
出張中に働いていたスーパーの工房で作られていた牛乳パンだった。
何度食べたのか、もう覚えていない。
あぁ、また食べたい。
そして徳島。
大塚国際美術館に行きたいという理由だけで徳島へ行った。
帰りの高速バスまで、まだたっぷり時間がある。
近くに大きなスーパーがあったので、なんとなく入った。
少し小腹が減っていた。
店内をふらふら歩いていると、パン売り場で目に入った。
白十字というメーカーのふメロンパン。
シンプルなパッケージ。
見るだけで「これは絶対サクサクだ」とわかるような見た目。
野菜ジュースとメロンパン、それからかぼすグミを買った。
スーパーの外にあったベンチに座って、ひとりで食べた。
メロンパン、過去一で美味しかった。
これも、また食べたいもの。
姫路城の近くのスーパーも楽しかった。
お弁当の品揃えが、とにかく充実していた。
「こんなにあるの?」と思いながら、お弁当売り場を眺めていた。
姫路城を見に来たのに、スーパーのお弁当売り場でまずテンションが上がったのことが記憶に残っている。
旅先のスーパーは、同じスーパーなのに少しずつ顔が違う。
鮮魚コーナーを見れば、その土地で食べられているものがわかる。
パン売り場には、その土地で愛されているパンがある。
お惣菜やお弁当を見れば、
そこで暮らしている人たちの食卓を少しだけ想像できる。
観光客としてその土地を見るのとは、ほんの少し違う。
その土地で暮らしている人たちの日常を、
スーパーという場所を通して、
ほんの少しだけ覗かせてもらう。
だから私は、旅先のスーパーが好きなのだと思う。
観光地で見た景色は、写真に残る。
でも、
スーパーで出会ったホヤや牛乳パンやメロンパンは、写真がなくても思い出せる。
だからまた、
知らない土地へ行ったら、たぶん私はスーパーを探す。
①次の方は、私の「ローカルスーパーでの出会い。」の、最後の文字「い」から始まりです。
②「#エッセイしりとり」を付けて下さい。
③可能であれば、バトンを3人にまわすそうです。
④忙しかったらパスでもOKです。
⑤文字数は、140から3000程度だそうです。
私がバトンを渡したいのは、
1人目は陽結 Hiyuさん。
2人目はユメミイノコさん。
3人目はぐうたらこさん。
よければ、お願いします!!
本日も読んで頂きありがとうございます。
初めてnoteでのこういった企画に参加させて頂きました。
なんだかドキドキわくわくしながら書けました。
※3名の方、突然すみません。
