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tohrudc
迎え火オペラ (ショートショート)
初盆。だが生前の自分の家がわからず、迷子になったようだ。
あーなアたあああああああ〜
わたしは〜、こ、こ、よオ〜
妻の声だ! 彼女の声はよく響く。あいつは歌う以外は能無しだが初めて役に立った。よろしい
僕は声を頼りに下界に行こうとした。ちゃんと霊界の出口にきゅうりが並んでおり、僕が近寄るとその中の一つが馬になった。さあ、妻の元に行くぞ! そして家の中が片付いているか、盆提灯がちゃんと新調されているかチェックしなくては!
妻の歌声はずっと続く。きゅうり馬はいつしか松明が並ぶ通りを駆ける。それを抜ければ家だ。しかし、きゅうり馬が止まった場所は家でなく真っ暗な洞窟。そこは地獄だった。
どうして? と僕は妻の声で僕を呼び込んだ閻魔大王を責め、泣いて訴える。
お前、妻に対して精神的に虐待を続けていただろう。妻から絶対戻らせないよう依頼されとる。精査の上、妻の要求が認められた。どうせ反省の感情もカケラもないだろうから、ここでイチから修行しろ
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