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『思想の科学研究会 年報』についてーーー紹介を含めてーー


  美術評論の活動を始めて、間もなく10年が近づいています。
 その一方で、私は、雑誌『思想の科学』と深く関係をもちながら活動を続けている「思想の科学研究会」の会員です。
 雑誌『思想の科学』は1996年から休刊となっています。けれども、休刊後も、『思想の科学』の思いを繋げるようと、研究会の有志によって『活字以前』も出されていました。また、各種、サークルも続いてきました。

 これからに向けて、研究会の活動を活性化させ、外側の人にも伝えていくためにも、最近、『思想の科学研究会 年報』が創刊されました。現在、六号まで発行されてます。

 研究会の会員の論考をはじめとして、研究会で行ったシンポジウムや座談をはじめとして重要な活動をまとめた特集コーナー、創作・エッセイを中心にした連載コーナーもあります。
 連載コーナーでは、獨協大学の山本英政さんが、留学時のハワイでの体験を踏まえた「なぜ、ハワイ」や、博多のロックバンド文化を紹介する「博多のロックバンド」、わたし、襾漫敏彦の「美の街道」が掲載されています。

 巻末には、年間活動報告やサークルの活動報告など、研究会の活動記録がまとめられています。サークルで扱った書籍の一覧、ならびに、興味深い本を取り上げた「ほんのしょうかい」も含まれています。

 編集委員会から、頼まれたので、自分の連載だけでなく、毛糸玉をほどくように、『思想の科学研究会 年報』の内容を少しづつ紹介していきます。

 発表の場としてだけではなく、「思想の科学研究会」と運動としての「思想の科学」を後世に伝えるための資料としての役割も果たせたらと考えています。



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