TikTokで何もかも消費してしまうのは嫌になる
TikTokでちょっと怖い雰囲気の動画が流れてきた。
まずオルゴールの音が耳を刺す。そして老婦人が鏡に向かってスマートフォンを向けてこの動画を撮っていることがわかる。赤ん坊の写真と、成人男性の写真が並んでいる。
少し経つと彼女は部屋の中を移動する。今度は人形に囲まれてさきほどの男性の写真が飾られている。
コメント欄は「なにこれ? めっちゃ怖いよ」の嵐だ。
TikTokではしばしば、こういった意図・意味のわからない怖い動画に出くわす。
ただ、ハッシュタグにあるfreddyという名前が気になって、Googleレンズで写真の男性が誰なのか調べてみた。
男性の名前はフレデリック・ジョン・コックス。9/11テロの被害者であった。
Facebookの911テロの犠牲者の誕生日を祝うためのコミュニティに情報があった。
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動画を投稿しているのはフレデリックの母親で、彼の誕生日の8月1日にそれを祝っている。
SNSなんかで、一見して不気味に見える動画や文章を「ホラー」の文脈で娯楽の箱に入れてしまう時がある。なんだこの動画は、怖いな、意味がわからないな。なんだろうな?
でもそれが創作物ではなく、個人による私的な投稿の場合、背景には人生そのものがある。そのことを実感して、反省した。
2024年の8月1日、フレディの誕生日に彼女が投稿した動画を貼って終わる。息子との思い出を語っている。
