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【280問】問題4-2 専門技術「土質及び基礎」RCCM試験 01-90 その1 予想問題と解説🌱

🌱「土質及び基礎」予想問題と解説【90問 01-90】 RCCM試験 問題4-2 専門技術


この記事では、RCCM試験 問題4-2 専門技術「土質及び基礎」の予想問題とワンポイント解説【90問 01-90】を掲載しています。

🙂 予想問題と解説の内容は、下記の〔目次〕をご覧ください。

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◇ 土質試験と土の分類

1. 〔室内土質試験の種類〕

室内土質試験の種類に関する記述として、誤っているものを a~d のなかから選びなさい。
a. 粒度試験は、土の粒径分布を求め、土の分類や物理特性評価に活用される。
b. 液性限界・塑性限界試験は、土の含水比と強度特性の関係を把握するために実施される。
c. 締固め試験は、土の最適含水比および最大乾燥密度を求める試験である。
d. 圧密試験は、土の耐震性を評価するために実施される代表的な試験である。

正解 : d
a. → 正しい
b. → 正しい
c. → 正しい
d. → 誤り

ワンポイント解説 :〔室内土質試験の種類〕
室内土質試験は、設計・施工時に必要な土の物理的・力学的性質を評価する重要な基礎技術です。粒度試験は土の粒径分布を把握し、土の分類や透水性の推定に活用されます。液性限界・塑性限界試験は、土の含水比と塑性の関係を評価し、工事中の含水比管理や安定性評価に利用されます。締固め試験は施工時の最適含水比と最大乾燥密度を把握し、盛土や埋戻しの品質管理に役立ちます。一方、圧密試験は土が荷重を受けた際の時間的な圧密沈下特性を評価する試験であり、主に地盤沈下量や沈下速度の予測に使用されます。耐震性の評価は、主に地震時のせん断強度特性試験や動的試験により行うため、「圧密試験で耐震性を評価する」という、dの記述は誤りです。適切な試験内容と目的の理解は、基礎地盤設計・施工管理の基本であり、確実な対応力の向上に直結します。

2. 〔現場土質試験の種類〕

現場で実施される土質試験に関する記述として、誤っているものを a~d のなかから選びなさい。
a. 標準貫入試験は、地盤の液状化評価にも用いられる試験である。
b. 現場密度試験は、盛土の施工管理や締固め管理に活用される。
c. ベーン試験は、砂質土の強度評価を目的として広く実施されている。
d. 現場透水試験は、土質分類だけでなく排水設計の基礎資料にも使用される。

正解 : c
a. → 正しい
b. → 正しい
c. → 誤り
d. → 正しい

ワンポイント解説 :〔現場土質試験の種類〕
現場土質試験は、施工管理や地盤特性の把握、設計の妥当性確認に重要です。標準貫入試験(SPT)は地盤の相対密度やN値を求め、支持力や液状化評価にも用いられます。現場密度試験は、盛土や埋戻し時の締固め状態を確認し、設計通りの密度と含水比が確保できているかを現場で直接確認できるため、施工管理において必須です。現場透水試験は土の透水性(浸透係数)を現地で把握し、土質分類だけでなく地下水対策や排水設計の基礎資料にも使用されます。
また、cの「ベーン試験は、砂質土の強度評価を目的として実施される」というのは誤りです。ベーン試験は、砂質土には適用できません。ベーン試験は、主に軟弱な粘性土(粘土)の非排水せん断強さを測定・評価することを目的として実施される原位置試験です。

3. 〔粒度分析試験〕

粒度分析試験に関する記述として、誤っているものを a~d のなかから選びなさい。
a. 粒度試験では、ふるい分けにより粗粒分の粒径分布を求めることができる。
b. 沈降法は、粘性土の微細粒分の粒径分布を評価する方法として用いられる。
c. 粒度分析結果は、土の透水性や締固め特性の評価にも用いられる。
d. 粒度分析試験の結果は、含水比の計測値と直接比較するために使用される。

正解 : d
a. → 正しい
b. → 正しい
c. → 正しい
d. → 誤り

ワンポイント解説 :〔粒度分析試験〕
粒度分析試験は、土の粒径分布を把握し、土質分類、透水性、締固め特性、盛土や地盤改良計画の基礎資料を得るための重要な試験です。粗粒分の粒径分布はふるい分けによって行い、砂質土や礫質土の割合を把握します。一方、粘性土の微細粒分(シルト・粘土分)は沈降法(比重と沈降速度に基づく方法)で求め、粒度曲線を作成します。この試験結果から透水性の推定や、最適含水比と締固め特性の把握が可能ですが、含水比の計測値と直接比較するための試験ではありません。含水比は別途、含水比試験により計測するものであり、粒度分析試験はあくまでも粒径分布の把握に用いる試験であることを理解しておく必要があります。基礎地盤の評価、土工計画、施工管理の確実性確保のために欠かせない基礎知識です。

4. 〔液性限界・塑性限界試験〕

液性限界・塑性限界試験に関する記述として、誤っているものを a~d のなかから選びなさい。
a. 液性限界は、土が液状から半固体状に変化する含水比を示す指標である。
b. 塑性限界は、土が半固体状から塑性状態に変化する境界の含水比を示す指標である。
c. 液性限界と塑性限界の差は収縮限界と呼ばれ、土の膨張性の評価に用いる。
d. 液性限界試験は、土の物理的特性を調べ、土質分類や粘土の性質を把握する試験である。

正解 : c
a. → 正しい
b. → 正しい
c. → 誤り
d. → 正しい

ワンポイント解説 :〔液性限界・塑性限界試験〕
液性限界・塑性限界試験は、土の含水比と状態変化の関係を評価し、土の分類や変形特性を把握するための基本試験です。液性限界は土が液状(流動状態)から塑性状態へ移行する際の含水比を示す指標であり、土の軟らかさや水分に対する感受性を把握するのに用います。一方、塑性限界は土が塑性状態から半固体状態へ移行する際の含水比であり、細長く丸めた時にひび割れずに保てる最小の含水比を示します。液性限界と塑性限界の差は「塑性指数」と呼ばれ、土の塑性特性の評価に用いられます。「収縮限界」は別の指標であり、水分を失っても体積が減少しなくなる含水比を指すため、記述cは誤りです。また、液性限界試験はCBR試験の前処理として実施することは一般的ではありません。これらの試験理解は、地盤分類や設計時の施工管理に不可欠です。

5. 〔土の密度試験〕

土の密度試験に関する記述として、誤っているものを a~d のなかから選びなさい。
a. 土の密度試験は、土の乾燥密度や単位体積重量を把握する目的で行う。
b. 水中置換法は、現場で土の密度を求める代表的な方法の一つである。
c. 砂置換法は、現場密度試験で砂を置換材として用いる方法である。
d. 土の密度試験は、透水性の評価を直接行うために実施される試験である。

正解 : d
a. → 正しい
b. → 正しい
c. → 正しい
d. → 誤り

ワンポイント解説 :〔土の密度試験〕
土の密度試験は、土の乾燥密度や単位体積重量を把握し、盛土や埋戻しの締固め管理や地盤支持力の確認などに利用される重要な基礎試験です。代表的な方法として、現場での砂置換法と水中置換法があります。砂置換法は、掘削した穴の容積を砂で置換することで、掘削土の質量から乾燥密度を求めます。水中置換法は、水を用いて掘削穴の容積を求める方法で、現場での密度確認に用いられます。これらの試験結果は、設計時の締固め度管理や施工時の品質管理の基準となります。一方、透水性は透水試験(現場透水試験・室内透水試験)で評価し、密度試験で直接評価するものではありません。透水性評価は水理解析や排水計画に用いられるため、試験目的の混同を避ける必要があります。試験の目的・適用方法を正しく理解することは、安全かつ合理的な設計・施工に直結します。

6. 〔締固め試験(JIS・現場)〕

締固め試験(JIS・現場)に関する記述として、誤っているものを a~d のなかから選びなさい。
a. JIS締固め試験は、一定エネルギーで土を締め固め、最大乾燥密度と最適含水比を求める試験である。
b. JISの締固め試験結果は、地盤の液状化強度の評価に直接使用される。
c. 現場の乾燥密度は、試験室で求めた最大乾燥密度のできるだけ高い値を目指す。
d. 現場での締固め管理では、最大乾燥密度に対する締固め度を確保する。

正解 : b
a. → 正しい
b. → 誤り
c. → 正しい
d. → 正しい

ワンポイント解説 :〔締固め試験(JIS・現場)〕
締固め試験は、盛土や埋戻しなどの施工管理における品質管理の基礎となる重要な試験です。JIS A 1210に基づく締固め試験は、一定の締固めエネルギーで試料を締め固め、最大乾燥密度とそのときの最適含水比を求めます。現場では、砂置換法や水置換法による現場密度試験を行い、JIS試験で得られた最大乾燥密度に対する締固め度(%)を管理指標とし、設計・施工基準の達成確認に用います。
一方、bの「JISの締固め試験結果は、地盤の液状化強度の評価に直接使用される」というのは誤りです。地盤の液状化評価は、N値や粒度分布、細粒分含有率、地下水位などに基づいて行われ、JIS締固め試験の結果が直接使用されることはありません。
また、CBR試験は、舗装設計などに用いる路盤材料の支持力評価であり、締固め管理の基準はあくまで最大乾燥密度との比較による締固め度で評価します。

7. 〔CBR試験〕

CBR試験に関する記述として、誤っているものを a~d のなかから選びなさい。
a. CBR試験は、道路基礎や路床の支持力評価に利用される試験である。
b. CBR値は、貫入抵抗力を標準荷重と比較して算出する。
c. CBR試験は、湿潤状態での地盤の透水性評価を行う試験である。
d. CBR試験は、設計時の基礎支持力の判定指標として利用される。

正解 : c
a. → 正しい
b. → 正しい
c. → 誤り
d. → 正しい

ワンポイント解説 :〔CBR試験〕
CBR試験(California Bearing Ratio)は、道路設計時に路床や路盤材の支持力特性を評価するために用いる重要な基礎試験です。試験方法は、一定速度で直径50mmの貫入ピストンを土試料へ押し込み、そのときの貫入抵抗力を標準荷重(クラッシャランにおける貫入抵抗力)と比較してCBR値(%)を算出します。この値が高いほど支持力が高いことを示し、舗装設計における層厚決定や支持力判定の基準となります。また、試験は現場条件に合わせて湿潤状態や浸漬状態で行うことがありますが、CBR試験そのものは透水性を評価する試験ではなく、地盤や材料の支持力評価が目的です。透水性の評価は現場透水試験や室内透水試験で行うため、cの記述は誤りです。CBR試験の適用範囲・目的を理解することは、実務対応において重要です。

8. 〔土の分類方法(JGS・JIS)〕

土の分類方法に関する記述として、誤っているものを a~d のなかから選びなさい。
a. JGS(地盤工学会)分類は、粒度組成と液性限界による土の分類方法である。
b. JIS(日本工業規格)分類は、主に土粒子の粒度分布と細粒分の性質を基準として分類する方法である。
c. JGS分類では、粒度組成の分類において、砂質土礫の境界が2mm、砂質土とシルト・粘土の境界が0.075mmを基準とする。
d. JIS分類は、土の密度試験の結果に基づき分類を行う手法である。

正解 : d
a. → 正しい
b. → 正しい
c. → 正しい
d. → 誤り

ワンポイント解説 :〔土の分類方法(JGS・JIS)〕
土の分類方法は設計・施工の計画段階で地盤特性を把握するための基本事項であり、JGS(地盤工学会)分類とJIS(日本工業規格)分類が一般的に用いられます。JGS分類は、粒度組成(砂質土・粘性土等の粒径分布)と液性限界などのコンシステンシー限界により分類する方法であり、設計・施工の実務に即した地盤の分類が可能です。JIS分類は、粒径2mmを基準として細粒分(シルト・粘土)と粗粒分(砂・礫)を分類し、その後、細粒分について液性限界と塑性指数によりさらに細かく分類します。
なお、dの「JIS分類は、土の密度試験の結果に基づき分類を行う手法である」というのは誤りです。JIS(および地盤工学会基準)に基づく「土の工学的分類(分類記号:GW, SP, CLなど)」は、主に粒度試験(ふるい分け・沈降分析)とコンシステンシー試験(液性限界・塑性限界試験)の結果に基づいて行われます。

9. 〔土の物理特性〕

土の物理特性に関する記述として、誤っているものを a~d のなかから選びなさい。
a. 土の含水比は、土の乾燥質量に対する水の質量の比で表される。
b. 間隙比は、土粒子の体積に対する空隙体積の比である。
c. 飽和度は、空隙体積に対する水の体積の比であり、100%を超えることもある。
d. 土粒子の比重は、一般に2.60~2.80程度の値を示すことが多い。

正解 : c
a. → 正しい
b. → 正しい
c. → 誤り
d. → 正しい

ワンポイント解説 :〔土の物理特性〕
土の物理特性は地盤調査・設計の基本知識であり、含水比、間隙比、飽和度、比重などが基本項目です。含水比は乾燥質量に対する水の質量の比で示され、地盤の湿潤状態把握に不可欠です。間隙比は土粒子体積に対する空隙体積の比で、間隙が大きいほど圧縮性や沈下量に影響します。飽和度は空隙容積に対する水の体積の比で示され、0~100%の範囲で表され、通常100%を超えることはなく、記述cは誤りです。土粒子の比重は一般に2.60~2.80程度であり、岩石母材により変化しますが設計基準として重要です。これらの物理特性は、地盤の沈下予測、支持力評価、地下水対策検討などに直結します。土の物理特性は、実務での基本確認項目となるため正確に理解しておく必要があります。

10. 〔土質調査結果の整理〕

土質調査結果の整理に関する記述として、誤っているものを a~d のなかから選びなさい。
a. 土質調査の結果は数値だけでなく、技術者による地質構造の解析を含めて地盤構造を把握する。
b. 地盤種別とN値、地下水位などを総合的に整理し、設計や施工計画に活用する。
c. 土質調査結果と地形図の重ね合わせは、地盤の特性を把握するために重要である
d. 土質調査の結果は設計の段階で、再整理や再解析による変更を行ってはならない。

正解 : d
a. → 正しい
b. → 正しい
c. → 正しい
d. → 誤り

ワンポイント解説 :〔土質調査結果の整理〕
土質調査結果の整理は、設計・施工の基礎資料となる重要な作業であり、調査結果の単なる記録ではなく、地盤構造の理解や地盤種別、N値、地下水位、土質試験結果を総合的に整理する必要があります。特に地盤の支持力、沈下特性、施工時の排水計画、土留め計画などに直結するため、調査結果は地形図や地質図、ボーリング柱状図、断面図などと重ね合わせて整理し、地盤構造を視覚的に把握できるようにすることが重要です。また、調査結果の整理は調査段階だけでなく設計段階で改めて行い、計画・設計内容が地盤条件に適合しているか再確認することが必要です。地盤種別・N値・地下水位などを総合的に整理し、設計や施工計画への適切な反映を図ることがRCCM実務における技術者の基本姿勢となります。
また、dの「土質調査の結果は設計の段階で、再整理や再解析による変更を行ってはならない」というのは誤りです。土質調査の結果は、設計の初期段階、中間段階、最終段階で、その都度、最新の設計成果に基づいて整理し直すことが、安全かつ経済的な設計を行う上で不可欠です。

11. 〔締固め試験(現場管理)〕

現場で行う締固め試験の管理に関する記述として、誤っているものを a~d のなかから選びなさい。
a. 現場密度試験は、盛土や路床の施工時に適切な締固めが行われているか確認する。
b. 現場締固め管理では、含水比と乾燥密度の関係が適切に管理される必要がある。
c. 現場密度試験は、圧密特性の評価を目的として実施する。
d. 現場管理では、設計締固め度を基準とした合否判定を行うことが一般的である。

正解 : c
a. → 正しい
b. → 正しい
c. → 誤り
d. → 正しい

ワンポイント解説 :〔締固め試験(現場管理)〕
現場での締固め管理は、盛土や路床の施工品質を確保するために行う重要な管理項目です。現場密度試験(砂置換法や水置換法)は、締固め作業が計画通り行われているか確認するため、施工中に適宜実施します。試験結果は、設計時に設定した最大乾燥密度に対する締固め度(%)で評価し、設計基準を満たしているか合否判定を行います。また、締固め管理では土の含水比と乾燥密度の関係が非常に重要で、最適含水比付近で施工することが高い密度の確保に繋がります。
一方、cの「現場密度試験は、圧密特性の評価を目的として実施する」というのは誤りです。現場密度試験(砂置換法、RI法など)の目的は、圧密特性の評価ではなく、「盛土の締固め度(締まり具合)の確認・品質管理」です。現場密度試験は、盛土が設計どおりの密度(乾燥密度)に締固められているかを判定します。また、道路、ダム、河川堤防などの施工において、所要の密度(最大乾燥密度の90%〜94%以上など)に達しているかを確認します。

12. 〔CBR試験の適用範囲〕

CBR試験の適用範囲に関する記述として、誤っているものを a~d のなかから選びなさい。
a. CBR試験は、砂質土や粘性土を問わず、道路の路床や路盤材の支持力を評価する。
b. CBR試験は、盛土の透水性試験として用いられ、飽和度100%以上の状態で実施する。
c. CBR試験は、自然含水比の試料、または最適含水比±1%に調整した試料を使用する。
d. CBR試験の最大粒径の制限は、37.5mmのふるいを通過した試料を使用する。

正解 : b
a. → 正しい
b. → 誤り
c. → 正しい
d. → 正しい

ワンポイント解説 :〔CBR試験の適用範囲〕
CBR試験(California Bearing Ratio)は、道路の路床・路盤材の支持力評価に使用する代表的な試験であり、舗装厚設計や支持力判定に活用されます。CBR試験は砂質土や粘性土を問わず適用可能で、特に路床・路盤材の種類ごとに支持力特性を把握し、適切な設計に役立てることができます。
一方で、bの「CBR試験は、盛土の透水性試験として用いられ、飽和度100%以上の状態で実施する」というのは誤りです。CBR試験は、透水性試験ではなく、盛土や路盤の透水性を評価する目的には使用しません。また、試験時には加圧浸漬による湿潤状態での評価を行うことはありますが、必ずしも飽和度100%以上の状態でのみ実施するものではありません。CBR試験では、突固め試験を実施し、最適な含水比を決定します。また、現場で想定される最大乾燥密度の95%以上に対応する締固め度を確保します。

13. 〔土の分類方法(最新基準対応)〕

JGSおよびJISによる土の分類方法に関する記述として、誤っているものを a~d のなかから選びなさい。
a. JGS分類では、粒度分布と液性限界・塑性指数を用いて土の分類を行う。
b. JIS分類では、粒度構成比率を基準に粗粒土と細粒土に分類する。
c. JGS分類は、透水性の高低を基準として土を分類する方法である。
d. JIS分類では、工事に使用する材料の品質確認にも適用される。

正解 : c
a. → 正しい
b. → 正しい
c. → 誤り
d. → 正しい

ワンポイント解説 :〔土の分類方法(最新基準対応)〕
JGS(地盤工学会基準)分類は、粒度分布(砂、シルト、粘土の割合)と液性限界・塑性指数を用いて土を分類する方法であり、土の工学的性質を把握しやすい分類法として設計・施工管理で活用されます。JIS(日本産業規格)分類は、粒度構成比率を基準に粗粒土(砂・礫)と細粒土(シルト・粘土)に分類し、細粒土は液性限界と塑性指数によりさらに細分化します。またJIS分類は材料試験の規格であり、現場に搬入される土質材料の品質確認にも適用可能である点が特徴です。
一方、JGS分類は透水性そのもので分類するものではなく、粒度分布とコンシステンシー限界に基づく分類であるため、透水性基準で分類するとしたcの記述は誤りです。
JGS分類は、土を以下の物理的特性に基づいて分類します。粒度組成(粒径の構成)としては、礫、砂、細粒分(シルト・粘土)がそれぞれ何%含まれているか(粒度試験)で分類します。コンシステンシーとしては、細粒土(シルト・粘土)の場合、液性限界と塑性指数を用いて、粘土かシルトか、高・低圧縮性かを判断して分類します。

14. 〔液性限界・塑性限界試験の意義〕

液性限界・塑性限界試験の意義に関する記述として、誤っているものを a~d のなかから選びなさい。
a. 液性限界・塑性限界試験は、粘性土の強度特性と塑性特性の評価に重要である。
b. 液性限界試験は、土のせん断強度の直接評価を目的とした試験である。
c. 塑性指数は、液性限界と塑性限界の差を示す値である。
d. この試験は、道路の舗装設計において、路床土の特性評価に適用される。

正解 : b
a. → 正しい
b. → 誤り
c. → 正しい
d. → 正しい

ワンポイント解説 :〔液性限界・塑性限界試験の意義〕
液性限界・塑性限界試験は、粘性土の工学的性質評価の基本となる試験であり、土の含水比変化による状態変化を把握するために行います。液性限界は、土が液状状態から塑性状態へ移行する含水比を示し、塑性限界は塑性状態から半固体状態へ移行する含水比を示します。この差が塑性指数であり、土の可塑性や変形特性、施工時の取り扱い性を評価する基準となります。塑性指数は、液性限界と塑性限界の差であり、収縮限界とは異なります。液性限界・塑性限界試験は、得られた塑性指数などを基に粘性土の締固め特性・圧縮性・透水性を把握し、道路の路床設計・盛土材料選定などにも活用されます。
なお、bの「液性限界試験は、土のせん断強度の直接評価を目的とした試験である」というのは誤りです。液性限界試験は、土の物理的特性(コンシステンシー)を評価するものであり、せん断強度を「直接」評価する試験ではありません。液性限界試験の本来の目的液性限界試験(JIS A 1205)は、土が「塑性体」から「液体」に状態が変化する境界の含水比(液性限界)を求める試験です。目的は土のコンシステンシーを把握し、土の分類(塑性図の作成)や、土質特性の概略を知ることにあります。

15. 〔粒度分析試験の評価指標〕

粒度分析試験で得られる評価指標に関する記述として、誤っているものを a~d のなかから選びなさい。
a. 粒度試験で得られる粒径分布曲線は、土の透水性を評価する際に用いられる。
b. 一様係数Cuおよび曲率係数Ccは、粒度分布特性を示す指標である。
c. 粒度分析試験は、土の流動性に関わる液性限界を直接求めることが目的である。
d. 粗粒分と細粒分の比率は、土の分類だけでなく排水性評価にも利用される。

正解 : c
a. → 正しい
b. → 正しい
c. → 誤り
d. → 正しい

ワンポイント解説 :〔粒度分析試験の評価指標〕
粒度分析試験は、土の粒径分布を把握することを目的とし、土の分類・透水性・排水性・締固め特性などの評価に活用されます。試験結果から得られる粒径分布曲線は、透水性評価の際の参考資料となり、粗粒分と細粒分の比率は排水性や締固め性状の判断にも利用されます。また、一様係数(Cu=D60/D10)と曲率係数(Cc=(D30)^2/(D10×D60))は、土の粒度分布の均一性を示す重要な指標であり、地盤改良材の選定や盛土材料の適正評価時に活用されます。
一方、cの「粒度分析試験は、土の流動性に関わる液性限界を直接求めることが目的である」というのは誤りです。液性限界は、含水比による土の状態変化を把握する指標であり、液性限界試験によって求められるものであり、粒度分析試験で直接求めるものではありません。粒度分析試験(ふるい分析・沈降分析)は、土中の砂、粘土、シルトなどの粒子サイズの比率(粒度分布)を測定することを目的とします。
土の液性限界(コンシステンシー限界)を求めるのは、「液性限界・塑性限界試験(JIS A 1205)」です。


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