今年も私は、だいたい迷って、たまに前に進んだ。
「変わりたい」と言いながら、変わらなかった私へ
今年の初め、
私はたぶん、こう思っていた。
「今年こそは、変わる」
早起きするとか、
運動するとか、
無駄に落ち込まないとか。
毎年思ってるやつだ。
そして毎年、
3月くらいには忘れている。
でも正直に言うと、
今年の私は、
劇的には変わっていない。
性格も、
考え方も、
根っこの部分はそのままだ。
相変わらず考えすぎるし、
相変わらず決断は遅い。
SNSを見ては、
「すごい人がいるな」と思い、
同時に、
「私は何してるんだろう」と思う。
でも、
ひとつだけ言えることがある。
今年の私は、
「変われなかった自分」を
前より嫌いにならなかった。
これって、
地味だけど、
かなり大きな変化だと思っている。
できなかったことより、
続けられたこと。
なれなかった自分より、
今の自分。
そういう視点を、
少しだけ持てるようになった一年だった。
今年、いちばん何もなかった時期の話 🛋️☁️
振り返ってみると、
今年いちばん印象に残っている時期は、
意外にも「何もなかった時期」だった。
予定がない。
イベントもない。
頑張った記憶も、
大きく落ち込んだ記憶もない。
カレンダーを見返しても、
そこだけ真っ白で、
「……あれ?」ってなる。
たぶん、2月とか3月あたり。
寒くて、
年度末で、
気持ちも中途半端なあの季節。
仕事をして、
ごはんを食べて、
お風呂に入って、
スマホを見て、
寝る。
それを、
淡々と繰り返していた。
正直に言うと、
その頃の私は、
「このままで大丈夫なのかな」
という不安を、
ずっと抱えていたと思う。
特別つらいわけじゃない。
でも、
特別楽しいわけでもない。
📱SNSを開けば、
誰かの成功報告。
誰かの成長。
誰かのキラキラ。
「すごいな〜」
と思いながら、
心のどこかで、
そっと比較している自分がいた。
そして、
比較していることに気づいて、
ちょっと自己嫌悪。
この流れ、
たぶん今年だけで
何十回もやった。
でもこの時期、
私はひとつだけ
続けていたことがある。
それが、
何も起きていない日を書くことだった ✍️
今日あったことは、
・コンビニで買ったコーヒーが思ったより苦かった
・電車が少し空いていた
・夜、意味もなくため息が出た
それくらい。
誰かに話すほどでもないし、
投稿するほどでもない。
でも、
書くと不思議と
「今日もちゃんと一日だった」
と思えた。
大きな出来事がなくても、
感情が派手に動かなくても、
一日はちゃんと進んでいる。
それを、
言葉にして確認する作業。
今思えば、
あの何もなかった時期は、
私が自分を見失わないための
待機時間だった気がする。
止まっていたようで、
実は止まっていなかった。
静かだったけど、
空っぽではなかった。
あの時期がなかったら、
たぶん私は、
後半の自分を
ちゃんと受け止められなかったと思う。
だから今年は、
「何もなかった時間」も
ちゃんと一年に数えてあげたい。
何もしなかった私も、
ちゃんと生きてたから 🌱
人と比べて、勝手に落ち込んでいた春 🌸📉
春って、
なんであんなに人を焦らせるんだろう。
桜はきれいだし、
天気もよくなるし、
本来なら前向きな季節のはずなのに。
私の心は、
なぜかずっとザワザワしていた。
🌸「新しい環境です」
🌸「挑戦します」
🌸「ご報告があります」
SNSを開くたびに、
春専用の言葉たちが
タイムラインを埋め尽くす。
転職。
昇進。
引っ越し。
新しい恋。
みんな、
ちゃんと次のステージに
進んでいるように見える。
一方の私はというと、
相変わらず同じ駅で降りて、
同じ道を歩いて、
同じコンビニに寄って帰る。
「え、私だけ
季節止まってない?」
そんなことを、
本気で思っていた。
特にしんどかったのは、
「比べるつもりはなかった」
のに、
比べてしまう瞬間。
スマホを見なきゃいいのに、
つい開く。
開いて、
見て、
落ち込む。
この無限ループ🔁
しかも厄介なのが、
相手は悪くないって
ちゃんと分かっているところ。
みんな、
それぞれの人生を
頑張っているだけ。
それなのに、
勝手に落ち込んでいる自分に、
さらに落ち込む。
春の私は、
メンタルが忙しかった。
そんなある日、
友達とカフェで話していた時、
ぽろっと本音が出た。
「なんかさ、
みんな前に進んでて、
私だけ取り残されてる気がする」
言った瞬間、
「あ、重いこと言ったかも」
と思った。
でも友達は、
ケーキを食べながら、
こう言った。
「それ、
毎年言ってない?」
……図星だった 🍰
「たぶんさ、
進んでないんじゃなくて、
進んでる実感がないだけだと思うよ」
その言葉を聞いて、
少しだけ救われた。
確かに、
何も変わっていないように見えて、
去年の自分とは
ちゃんと違う。
悩む内容も、
不安の質も、
少しずつ変わっている。
でもそれは、
SNSに載らないし、
誰も気づかない。
だからこそ、
自分でちゃんと
認めてあげないといけないんだと思った。
この春、
私はようやく気づいた。
比べて落ち込むのは、
ちゃんと生きてる証拠でもあるって。
期待しているから、
焦る。
望んでいるから、
羨ましくなる。
そう思えたら、
春のザワザワも、
少しだけ優しくなった。
完璧じゃないけど、
去年よりは、
ちゃんと自分に
寄り添えた春だった 🌷
「これでいいのかも」と思えた、ほんの一瞬 🌤️✨
人生が変わる瞬間って、
もっとドラマチックなものだと思っていた。
大きな決断とか、
誰かに褒められるとか、
何かを達成した実感とか。
でも今年の私は、
本当にどうでもいいような瞬間に、
ふっと救われた。
それは、
ある平日の夜だった。
仕事が終わって、
コンビニでアイスを買って、
家に帰って、
ソファに沈み込む。
いつもと同じ流れ。
特別なことは何もない。
なのにその日、
スマホを置いた瞬間、
急にこう思った。
「あ、今日、
そんなに嫌じゃなかったかも」
すごく小さな気づきだった 🍨
楽しかった!
充実してた!
最高!
……では、全然ない。
でも、
「まあ悪くなかった」
と思えたことが、
妙に嬉しかった。
今年の前半の私は、
一日を終えるたびに
反省会を開いていた。
あれができなかった。
これも進まなかった。
私は何をしているんだろう。
でもその日は、
反省する前に、
一日が終わった。
それだけで、
ちょっと勝った気がした 🏆(超小規模)
そのあと、
少しずつだけど、
同じような日が増えていった。
・ちゃんと起きられた日
・思ったより仕事が早く終わった日
・人と比べずに済んだ夜
・自分を責めなかった帰り道
全部、
誰にも気づかれないレベル。
でも、
確実に私の中では
積み上がっていた。
この頃から、
「もっと頑張らなきゃ」
よりも、
「これで続いてるなら、
まあいいか」
と思えるようになった。
成長って、
前に進むことだけじゃない。
立ち止まれるようになることも、
引き返せるようになることも、
ちゃんとした前進だと思う。
今年の私は、
やっとそれを
信じられるようになった。
大きな自信はない。
将来の保証もない。
でも、
「今の私でも、
なんとかやっていけそう」
と思えた瞬間があった。
それだけで、
この一年は
意味があった気がする 🌱
夏、ちょっとだけ調子に乗った話 🌻😌
夏の私は、
毎年ちょっと勘違いする。
気温が上がるだけで、
なぜか自分まで
アップデートされた気になる。
空は明るいし、
日が長いし、
夕方の風は気持ちいい。
それだけで、
「今なら何でもできそう」
という謎の万能感が湧いてくる。
今年の夏も例外じゃなかった。
🌻早起きできる日が増えた
🌻外に出るのが苦じゃなくなった
🌻人に会う予定も、なぜか入れられた
この時点で、
私は完全に思っていた。
「……私、
調子戻ってきてない?」
いや、
戻るほどの調子が
あったかどうかは別として。
とにかく夏は、
自分に甘く、
未来に楽観的になる季節だ。
その勢いで、
私はいくつか
「新しいこと」を始めた。
早寝早起ち。
ちょっとした勉強。
意味のない目標設定。
どれも三日坊主、
……とまでは言わないけど、
一週間坊主くらい。
でも当時の私は、
それすらも楽しかった。
できていないことより、
「やろうとした自分」を
やたら評価していた。
そして、
夏の終わり頃。
ある朝、
目覚ましを止めて、
二度寝した瞬間に、
全部が元に戻った。
早起き?
できない。
やる気?
行方不明。
エアコンの効いた部屋で、
私は思った。
「あ、
夏終わったな」
でも不思議と、
落ち込まなかった。
調子に乗っていた自分も、
三日坊主だった自分も、
全部ひっくるめて、
「まあ、夏だし」で
許せた。
今年の夏が教えてくれたのは、
人はずっと同じテンションでは
生きられないという、
当たり前の事実だった。
上がるときもあれば、
下がるときもある。
それを、
無理に平均化しなくていい。
夏に元気で、
秋に静かなら、
それでいい。
ちょっと調子に乗った夏も、
今思えば、
ちゃんと必要だった。
だってあの夏がなかったら、
このあとの私は、
もう少し自分に
厳しくなっていた気がするから 🍉
秋、静かに自分と向き合いすぎた結果 🍂🌀
秋は、
気温だけじゃなくて、
人の思考も下げてくると思う。
日が短くなって、
夜が長くなって、
静かな時間が増える。
すると自然と、
考えなくていいことまで
考え始めてしまう。
今年の秋の私は、
まさにそれだった。
夜、ベッドに入ってから、
今日の出来事を
一つずつ思い返す。
あの言い方、
変じゃなかったかな。
あの選択、
間違ってなかったかな。
答えが出ない問いを、
何度も頭の中で繰り返す 🌀
昼間は普通に過ごしているのに、
夜になると、
急に心が忙しくなる。
この頃、
私はよくnoteを書いていた。
誰かに向けてというより、
完全に自分用。
読み返すと、
ちょっと暗いし、
ちょっと面倒くさい。
でも、
その文章たちがなかったら、
私はもっと自分を
追い込んでいたと思う。
秋の私は、
「答え」を出そうとしすぎていた。
この一年、
ちゃんと進めているのか。
今の選択は正しいのか。
私はどこへ向かっているのか。
でも、
秋の問いに、
明確な答えは出ない。
出ないからこそ、
考え続けてしまう。
そんなある夜、
私はふと、
書きかけの文章を閉じた。
そして、
何も考えずに
温かいお茶を飲んだ ☕️
それだけ。
その瞬間、
少しだけ楽になった。
「あ、
考えなくてもいい時間も
必要なんだ」
秋は、
自分と向き合う季節だと言うけれど、
向き合いすぎると、
しんどくなる。
距離を取ることも、
ちゃんとした選択だ。
この秋、
私はそれを学んだ。
答えが出なくても、
今日を終わらせていい。
考えすぎた日も、
進んでいないわけじゃない。
静かだったけど、
確実に、
内側では動いていた 🍁
冬の入り口で、少しだけ強くなった私 ❄️🧣
冬が来ると、
不思議と「今年も終わるんだな」と思う。
カレンダーの残りが減って、
街が少しせわしなくなって、
「一年の総括」みたいな言葉を
あちこちで見かけるようになる。
少し前まで、
この空気が苦手だった。
頑張れなかった自分が、
置いていかれる感じがして。
でも今年の冬の私は、
少しだけ違った。
相変わらず寒いのは苦手だし、
朝は起きられないし、
やる気もそんなにない。
それでも、
「まあ、今は冬だしね」
と、自分に言えるようになった。
これ、
私にとっては
かなり大きな進歩だった。
以前の私は、
元気じゃない自分を
すぐに責めていた。
もっと頑張れたはず。
もっとできたはず。
なんで私はこうなんだろう。
でも今年の冬、
私はちゃんと疲れていた。
一年分、
迷って、
悩んで、
考えて、
それなりにやってきた。
だから、
元気じゃなくて当たり前。
🧣無理に予定を入れない
🧣会いたくない日は、会わない
🧣早く帰って、早く寝る
そんな選択を、
「甘え」じゃなくて
「調整」だと思えるようになった。
冬は、
次の一年のための
準備期間だ。
ここで無理をすると、
また来年、
同じところでつまずく。
だから今年は、
立て直すことを選んだ。
完璧じゃないけど、
ちゃんと自分の状態を
分かってあげられるようになった。
それだけで、
私は少しだけ
強くなったと思う ❄️
それでも、この一年は悪くなかった 🎍✨
こうして大晦日に座って、
一年を振り返ってみて思う。
……思ったより、
ちゃんと生きてたな、と。
劇的な成功はない。
人生が変わる出来事もない。
胸を張って言える「成果」も、
正直あんまりない。
でも、
何もなかったわけじゃない。
迷ったし、
比べたし、
調子に乗ったし、
落ち込んだし、
考えすぎたし、
ちゃんと疲れた。
そしてその全部を、
ちゃんと経験した。
以前の私は、
一年を振り返るとき、
できなかったことばかり数えていた。
もっと行動できたはず。
もっと頑張れたはず。
もっと成長できたはず。
「はず」「はず」「はず」。
でも今年は、
少しだけ視点が違う。
この一年、
私は何度も立ち止まった。
でも、
立ち止まった場所で、
ちゃんと考えていた。
何が嫌で、
何がしんどくて、
何なら続けられそうなのか。
それって、
前に進むのと同じくらい
大事な時間だったと思う。
大晦日の夜、
外は静かで、
テレビは賑やかで、
SNSは「今年もありがとう」で溢れている。
私はその真ん中で、
少しだけ落ち着いた気持ちで
この一年を見ている。
「まあ、
悪くなかったよね」
この言葉を、
自分に向けて言えるようになったのは、
たぶん今年が初めてだ。
来年の目標は、
まだ決めていない。
大きな夢も、
立派な宣言も、
今のところはない。
でもひとつだけ、
思っていることがある。
来年も、
迷いながらでいい。
止まりながらでいい。
たまに調子に乗って、
たまに休んで。
今年みたいに、
ちゃんと感じながら
一年を過ごせたら、それでいい。
この一年を、
「まあまあ良かった」と
言える今の私がいるなら。
きっと来年も、
なんとかなる 🌙
来年の私へ、そしてここまで読んでくれたあなたへ 🌙
ここまで読んでくれたあなたは、
たぶん今、
少しだけ立ち止まっている人だと思う。
この一年、
うまくいったことより、
迷った記憶のほうが多い人。
周りと比べて、
勝手に落ち込んで、
それでも毎日は止めなかった人。
もしそうなら、
この文章は、
ちゃんとあなたの一年にも
触れているはずだ。
私は今年、
「ちゃんと前に進む」よりも、
「ちゃんと感じる」ことを
選んだ一年だった。
嬉しいときは嬉しいって思って、
しんどいときは、
無理に元気にならなくて。
それだけのことが、
思ったより難しくて、
思ったより大切だった。
来年の私は、
きっとまた迷う。
また比べて、
また悩んで、
「これでいいのかな」って考える。
でも今日のこの文章が、
どこかで思い出せたらいい。
ああ、
あの年も、
迷いながらちゃんと終わらせたなって。
一年を振り返るって、
反省会じゃなくていい。
「ここまで来たね」って
自分に言ってあげる時間でいい。
この一年を、
なんとか生き切ったあなたへ。
この文章を書き切った私へ。
来年も、
派手じゃなくていいから、
ちゃんと自分の人生を歩こう。
それでは、
よいお年を 🌙✨
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします!
いただいたチップは旅費として使わせていただきます! 🛫