都会の灯台
友人が、サイトをオープンした。
「Life Designing Cafe」
ページを開いた瞬間、灯台が目に入る。
海と光と、わずかな静けさ。
ムーミンパパ海へいくを思い出した。
灯台に住む。
それは夢みたいで、同時に少し過酷な選択だ。
海に囲まれ、風にさらされ、
静かで、でも足場はどこか不安定な場所。
ムーミンママは最初、谷を恋しがる。
過去の風景を、灯台の壁に描く。
けれどやがて、彼女は別のことを始める。
海の底、見えない岩礁の地図を描く。
これから海に出る、誰かのために。
あらためて、「Life Designing Cafe」を読む。
ああ、これは灯台だと思った。
強く導くわけじゃない。
正解を示すわけでもない。
でも、暗闇の中で、
方向を見失いそうなときにだけ、ちゃんと機能する。
光と、地図。
どちらも「押しつけないかたちの導き方」だ。
あの灯台は、たぶん飾りじゃない。
彼女の在り方、そのものだと思う。
