【ライナーノート】Burning Hearts~炎のANGEL~ from バーニングレンジャー(セガサターン)【歌ってみた】
原曲紹介
名作アクションゲーム「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」を生み出した天才プログラマー・中裕司氏率いるセガのソニックチームが、セガサターン向けに開発したレスキューアクション「バーニングレンジャー」の主題歌として制作された楽曲が「Burning Hearts ~炎のANGEL~」じゃ。
作曲および編曲は、ソニックシリーズをはじめ、「ゴールデンアックスⅡ」や「スペースチャンネル5」など数多くのタイトルの楽曲を手掛けた幡谷尚史氏が担当した。幡谷氏は、「君のためなら死ねる」のテーマソングも制作しており、多彩かつ個性的なその楽曲はまさに「セガらしさ」に溢れているのじゃ。
作詞は、同じくセガのサウンドクリエイターである佐々木朋子氏が幡谷氏と共同で担当している。佐々木氏は、ゲームのサウンドクリエイターとしては珍しくボーカル楽曲を数多く手掛けており、わしもカバーさせていただいた名曲「Dreams Dreams」の作曲を担当したことでも有名じゃな。
そして、ボーカルを担当するのは、同じくセガのサウンドクリエイターであり、”日本一歌の上手いサラリーマン”として知られる光吉猛修氏じゃ。
光吉氏は、セガのアーケードゲームの楽曲を主に手掛けており、特に有名なのはアーケードのレースゲーム「デイトナUSA」じゃな。レースゲームでボーカル付きのBGMを、しかも社員が歌うというのは、当時前代未聞であり、その自由で独創的な発想はまさにセガならではなのじゃ。

ゲーム自体も、近未来を舞台に、火災などの災害現場から人々を救助するレスキューアクションという珍しいジャンルのゲームで、何かを破壊したりすることではなく、人命救助にヒーロー性をもたせるような独自の世界観を創り上げている。
プレイアブルキャラクターであるショウとティリスをはじめ、5人のバーニングレンジャーのキャラクターも個性的で、続編など今後の展開へ向けたポテンシャルも秘めていた。
「Burning Hearts ~炎のANGEL~」は、困難な中でも「未来」を感じさせる明るさ、そしてそれを目指すヒロイックさに溢れた楽曲で、力強くもさわやかな光吉氏のボーカルがさらにその魅力を高めており、まさに本作にふさわしく、今でもゲーム本編とともに多くのファンに愛されている、まさにゲームソングだと思うのじゃよ。
制作にあたって
ゲーム本編と切っても切り離せない、そのゲームのために創られた「ゲームソング」として、実は初期の頃から候補に上げていた曲だったのじゃ。
これまでの「ゲームソングを歌ってみた」にはない、アップテンポでノリのよい曲なので、ラインナップに広がりを出せればと思い、第7弾として選ばせていただいた。
音源制作およびアレンジは、いつもこの企画で素晴らしい作品を提供いただいているこん様(https://x.com/konn_music)に今回も依頼させていただいた。
セガサターンの世代の曲ということもあり、元々の曲の完成度が高く、あまりアレンジを加えなくてもよいだろうということで、今回は原曲に忠実に完成度の高い音源を制作いただいているのじゃ。
ただし、元の楽曲が男性ボーカルということもあり、わしの歌いやすさを考慮して、キーを若干変更させていただいている。
さらに、今回こだわったのは、コーラス部分じゃ。
Bメロの「(Sight of night I cheer to embrace a magic)」、そしてサビの「(Burning Rangers) 」は、本作の肝とも言える部分じゃが、ここについては原曲に忠実にというよりは、あえてわしのボーカルで新たに制作いただいた。
王道のヒーローソングという感じの光吉氏による原曲とはまた違う、女性ボーカルならではの軽やかさや柔らかさを感じさせる「Burning Hearts ~炎のANGEL~」として、全体のバランスを整えていただいたこん様には感謝と畏敬の念を禁じえないのじゃよ。
個人的には、初期の「プリキュアシリーズ」のオープニングにしても違和感がない、ヒーローソングならぬヒロインソングっぽさを感じていただければ嬉しい次第なのじゃ。
さらに、せっかくヒーローソングでコーラスもあるのだから、ぜひこの曲を愛する方々にも一緒に歌ってほしいという想いから、今回は特別にカラオケバージョンも制作していただいた。
こちらはもちろんキーは原曲と同じにしていただいているので、コーラス担当はこのわし浮御堂みろく、そしてメインボーカルは自分自身で、歌って一緒に楽しんでいただけると幸いじゃ。
疾走感のある王道ロックナンバーなので、楽器隊による心地いい合いの手や絡みを頑張って再現しました。
みろく様のコーラスもきれいに乗って、素敵な音源にすることが出来ました。
アメコミ感のある動画も素敵なので是非繰り返しご覧ください。
そして、MVについては、
・ゲーム本編と同様にスタイリッシュかつデジタルっぽさなどの未来感、そしてヒーローらしいカッコよさ
・従来と同様に、ゲームの世界観の中に、浮御堂みろくが入り込んだイメージ
というのが今回のコンセプトじゃ。
このコンセプトを表現するにあたり、イラスト担当として真っ先に思い浮かんだのは、以前にSkebでイラストをお願いしたことのあるイラストレーター、けにぃ様(https://x.com/KennyMuseum)だった。
というより、けにぃ様以外は思い当たらなかったというくらいじゃ。
ペルソナ風イラストやアルフォンス・ミュシャ風イラストなど、作品やキャラクターの世界観にあわせた表現が素晴らしく、けにぃ様なら「バーニングレンジャー」の世界観での「浮御堂みろく」を描いていただけると確信していたのじゃよ。
けにぃ様にご相談したところ、「バーニングレンジャー」自体もご存知で、快くお引き受けいただくことができた。


そして完成したイラストがこちらじゃ。
まさに想像していた以上にスタイリッシュかつ未来的なデジタルさも感じさせるかっこいい作品を制作いただいた。
原作の「バーニングレンジャー」にもあるアメコミっぽい雰囲気もしっかり表現しているのがまた素晴らしい。
オリジナルのイラストの隣に並べても違和感がないのではと思うくらいなのじゃよ。
さらに、線画のみデータや背景用素材などもご提供いただき、けにぃ様にお願いしてよかったと心の底からお礼を申し上げる次第じゃ。
イラスト制作でこだわったところは「見えない手」です
みろくさんの設定上、手が見えないけど、
躍動感のあるイラストを描くには手は必須だと、
個人的には思うので、ラフの段階では、
手を描いて指先に至るまで、躍動感の演技をしたら、
熱い曲にぴったりのイラストになるかなーと思って
計算して描いてました
そして、こん様の音源とけにぃ様のイラストを元にしたMV制作は、前回も楽曲やイラストの魅力を最大限に引き出すMVを制作いただいた夢食い猫様(https://x.com/yummmusa)にお願いさせていただいた。
近未来感のあるかっこいいヒーローソングというコンセプトを見事に表現していただいたMVにもぜひ注目していただきたい。
特にBメロの漫画の枠や吹き出しなどが入る部分を見て、やはり「バーニングレンジャー」という作品に漂うアメコミっぽさを、クリエイターの方々は敏感に感じ取ってしまうものなのだと、その感性の鋭さにあらためて感動したのじゃ。
さらに、最後の大サビ前でそれまでのMVの内容を早送りするかのようにモノクロで表現するあたりは、時間と空間を超えていくイメージを感じさせてくれるのも素晴らしい。
MV制作を担当させていただいた夢食い猫です。
近未来な雰囲気を出すため、水色寄りの配色やデジタル要素などを取り入れ制作させていただきました!
ポップでお洒落な感じでありながら、熱を感じさせるような疾走感と格好良さを目指しました。
可愛さと格好良さを兼ね備えたみろく様の魅力が詰まっていてとても素敵な作品です!
今回も、クリエイターの皆様のお力をお借りして、素晴らしい作品を制作していただけたことに感謝するとともに、敬意を表したい。
コーラス部分はオリジナルにしたいとかカラオケバージョンも作りたいとか、毎回わがままな要望ばかりをさせていただいているのじゃが、それらに応えていただきつつ、期待以上の作品を創り上げていくというのは、本当に凄いことだと思うのじゃよ。
音源制作&Mixのこん様、イラスト制作のけにぃ様、そしてMV制作の夢食い猫様には心を込めてありがとうございますとお伝えしたい。
あくまで「浮御堂みろくという個人の解釈」によるアレンジであり、原曲の素晴らしさがあってこそじゃが、ご視聴いただいた方に少しでも本作の制作に携わった方々の想いが伝われば何よりじゃ。
そして、「バーニングレンジャー」を遊んだときのことを思い出したり、遊んでみたいと感じていただければ嬉しいのじゃよ。
最後に
そして、今回はカラオケバージョンの音源もあることから、特別にMVについてもカラオケバージョンを制作していただいた。
こちらも元のMVからリリックの表現を抑えるとともに、ちゃんとカラオケ用の歌詞字幕が表示されるという凝った内容にしていただいている。
ぜひカラオケで歌うときには、映像もあわせて楽しんでいただきたい。
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