私のお菓子依存は、食べるのが怖かったから
現在進行形でお菓子依存の私です。
健康体が適度に食べるお菓子は健全。
しかし、やせ型、栄養吸収不足、潰瘍性大腸炎一年再燃中のこの体。
この状況でお菓子は絶対に食べてもいいことないのはわかっている、けど、お菓子に依存しないと生きていけない体になっていた。
表面的に言うと、エネルギーを作るには手っ取り早く消化酵素のいらないお菓子に頼るのも仕方がないな。というところ。
だけど、もっと深くを探っていくと、自分の″心″ を守るためだったと気付いた。
リズブルボー著 〈からだ〉の声を聞きなさい
ずっと「自分は止める意思が弱いから食べてしまう」と責めていた。
こちらの書籍に、物理的依存(タバコ お酒 カフェイン 甘いもの)についておもしろいことが書かれていた。
甘いものを食べることによって、
私は何を得ているのか
食べているとどんな感じがするか
→関連する依存を見つけ出す
依存をやめるのに禁ずるのは得策ではない
依存を認めて受け入れ、
なぜ依存するようになったのかを探る
この本を読んだのは2025年の7月。
この時も「お菓子依存」だったので、立ち止まって思いを巡らせてみたがピンとこなかった。
しかし、4か月後の今になってわかったのである。
食事の時間は身体にとってもリラックスする瞬間
食事をする時、身体は消化するために胃腸が動く。
胃腸を動かす作用は ″副交感神経″ の働きであり、リラックスやゆるむ時に働く自律神経である。
私は長年食べることに対して「怖さ」を抱えていたことに気付いた。
怖さや怯えは交感神経が働く。
なぜ今になって気付いたのか。
それは、″感情″ に蓋をしていて、「今どう感じているか」にフォーカスを当て始めたのが最近だからである。
私の 食べることが ″怖さ″ と結びついた理由
もともと胃腸は強くなかったが、高校生の時に急性胃炎をやり、人と食べることが怖くなった時期があった。今は少しマシになったが、会食恐怖症の名残はある。
そして、子どもが生まれてから、より強い緊張を感じるようになった。
息子が赤ちゃん〜2歳の頃、小麦の消化管アレルギーがあり、原因がわからない時期に何度も突然吐いてしまうことがあったからだ。
嘔吐恐怖症の私は、そのたびに恐怖を感じていた。
そして、
食事=安心の時間
ではなく
食事=危険が起こるかもしれない時間
という感覚を、気づかないうちに私の神経に記憶していった。
そこからずっと、食事中は副交感神経に入れず“戦闘モード”のまま。
こどもの心配もあったが、それを自分事のように記憶し、
「これ食べても大丈夫かな?」
「消化できるかな?」
「吐き気が出たらどうしよう」
そんな無意識の緊張とともに今日まで食事をしていた。
子どもたちは成長曲線ギリギリ下ラインをじりじり張っている。
それもただの数字の問題じゃなくて、私が食卓で感じていた緊張が伝わっていたのかもしれない。
子どもたちは親の緊張や感情をいち早く察する能力を持っていると、食事以外の時間でも感じることが多々ある。わかりやすい例をあげると、夫婦喧嘩の場だ。
緊張感漂う食卓は、自分だけでなく共に食事をする人たちにも波及する。
逆に言うと、楽しい食卓は楽しい気持ちから副交感神経が働きやすく、胃腸の消化力も上がり栄養吸収もよくなるのではないかと気付いた。
私の栄養吸収不良も、長年の恐怖からきているのかもしれない。
体格のいい子たちは、食べる量や生活習慣、遺伝の影響はあるだろうけど、食事の時間にリラックスできているのかもしれない。
私の 食後にお菓子に手が伸びる理由
ずっとお菓子をやめたいと思っていた。砂糖をたくさん取り過ぎる弊害や依存性があることも知っていた。だから「自分は意思が弱いから食べてしまう」と責めていた。
でも違った。
食事中に固まってしまった神経を、
お菓子を食べることで一瞬ゆるめようとしていた
それが本当の理由だった。
お菓子は消化にあまりエネルギーを使わないそうだ。
(油脂の分解に胆汁が必要だから肝臓を傷めたり、解糖系ですぐエネルギー切れになったり、血糖値の乱高下で低血糖など、いろいろ弊害はある)
私にとって、安心して食べられて、緩まるものがお菓子だった。
これが他の人だと、カフェインやお酒、タバコだったりする。
これに気付けたことが、私にとって一番の転機。
神経は、恐怖や危険を感じた ″あの時の私″ を守るために、最適だと思った反応を続ける。
食べる時に怖くなることも、
胃腸が緊張することも、
少しの違和感で不安になることも、
全部、私と子どもを守るために必死だった身体の記憶。
この視点に変わっただけで、心の奥がゆるんだ。
身体は変わる。神経も変わる。
私はお菓子のおかげでバランスが取れていた。
それを無理に止めようとしてもうまくいかないのは当たり前だ。
食べることに怖さを感じていた。
それに気付けたのは、丁寧に自分の心の奥を観察したから。
「よく頑張ったね。怖かったよね。
守りたかった気持ちはちゃんと受け取ったよ。」
そう自分に声をかけると、身体の奥でずっと固まっていた何かが、少しずつ動き始めた。身体は「やっと気づいてくれた」と言っているみたいに。
身体は変わる。神経も変わる。
そして食との関係も、優しいものに変わっていける。
あなたの「依存症」も無理矢理やめるのではなく、心に聞いてみてはどうだろうか。
食以外のたくさんの新視点が盛り込まれた一冊。
吸収する知識が多すぎて読み終えるのに時間がかかりました。
考え方が変わります。
