今入れるべき格安SIM - 日本通信とpovoのデュアルSIMがワタシの固定費を癒した理由
札幌在住のガジェッターでFPのkenです。
ちなみに、FPはファイナンシャル・プランナーの略です。
さて、携帯代は固定電話と異なり、家族構成によっては、大きな固定費となる可能性があります。もし、1人で月7000円の料金なら、家族4人で月2.8万円。一年で33万円強です。
※大手キャリアは使い放題、5分通話無料、家屋割引だと7千円前後が相場
いわゆる格安SIMに切り替えれば、すぐにでも料金を削減できるのは自明ではありますが、できれば通信品質であるとか、使い勝手を悪くしたくないと悩まれる方も少なくないと想像します。
今回は多くの携帯キャリアや格安SIMを渡り歩いてきたワタシがたどり着いた最適解(自分基準)について共有します。似たような境遇にある方の参考にになれば幸いです。
携帯の料金と質に求める条件
経済状況は人それぞれではありますが、理想としての携帯料金の月額は2000円程度と考えています。なぜなら、固定電話、自宅の光回線、各種サブスクを合わせて1万円程度にしたいという逆算が働くからです。とはいえ、安かろう悪かろうではなく、同時に高いサービス品質を担保したい。基本ワタシは欲張りさんな性格です。
無制限プランまでは必要ないが、制限を気にせずに動画視聴できる程度のギガ容量はほしい(20GB程度)
平日お昼12時台にそれなりの速度で使えれば、絶対的速度は求めない(YouTubeはストレスなく見たい)
電話は月数回程度しかしないが、10分を超える通話が多い
ビル、マンション等の建物、地下街・地下鉄(札幌)の中で1日の大半を過ごす
災害や通信障害が起きた時に備えてデュアルSIM運用(iPhone)したい
複雑な割引制度を使用せずに月額2000円以内で使いたい(家のネットとか電気との抱き合わせは避けたい)
数年前までは上記条件を実現することは難しかったのですが、いわゆるahamoショック以来、実現のハードルは急速に下がっています。
メイン回線の探求遍歴
ワタシの場合、メイン回線は普段使いの通話とネット利用のためという定義です。現状では価格の問題で大手キャリア3社(ドコモ、au、ソフトバンク)はワタシの選択肢には入っていません。
楽天モバイルが20GB、通話無制限(要アプリ)で概ね2000円と良い線だが、自分の働いているビル内や周辺コンビニでの電子決済時の回線の安定度が今ひとつ。また、スマホの標準電話アプリ発信だと通話無制限にならないのが地味にストレス。とはいえ通話無制限でこの料金なのは画期的で唯一無二。
IIJmio、mineo等のMVNOの場合、20GBで2000円前後(キャンペーン等によって変わる)だが、別途10分まで無料の通話プランを合わせると2000円台半ばになりお得感が薄れがち。ドコモ、au等の回線を使えるので通信状況は悪くない(札幌では)。平日昼はそこそこの速度で、動画視聴も不満はない。
最近人気の日本通信は他のMVNOと少々毛色が異なる。主力の合理的みんなのプランが月20GB、月累計70分まで通話無料(5分固定も選べる)で、月額1390円。ドコモ回線限定というのが、エリアによっては難があるかも(札幌では5Gがちょっと微妙)。平日昼は期待していなかったが、動画視聴も十分に可能な速度が出る。
サブ回線の検討
3.11、北海道ブラックアウトなどを通じ、万が一のリスクはそこそこの頻度で起きることを痛感。サブ回線はメイン回線が不調の時の命綱。とはいえ、普段は使わない回線なので可能な限りミニマムコスト(500円以下)で運用できることが条件です。
※以下格安SIMの使用にAPN構成プロファイルが必要なiPhoneでの運用に限定した内容で、やや専門的な記述を含むことをお許しください
IIJmioのデータeSIMプランが2GBで440円とサブ向けだが、データ専用プランなので音声通話ができないことに一抹の不安が残る。
日本通信の合理的シングル290プランだと1GBで290円の契約ができる。候補の一つだったが、メイン回線がAPN構成プロファイルが必要な格安SIMの場合だと事実上運用が難しいことが判明した。
povoは月額0円で維持できて、使うときだけチャージするタイプ。100円代からトッピングと呼ばれる買い切りプランが用意され、サブとしての使い勝手が良好だ。(なお、povoは格安SIMだがau直営なのでAPN構成プロファイルが必要ない)
たどり着いた結論
メイン回線は日本通信の合理的みんなのプラン 1390円
サブ回線はpovoで0円運用(ただし半年に1度何らかのチャージをしないと解約になる)
サブ回線がpovoというのは、すでに多くの方がたどり着いている最適解かと思われます。ちなみにワタシの場合、回線維持条件の半年に一度の課金に、ローソンやミスドなどのお買い物券などがついたトッピングを選んでいます。とはいえ、メインの日本通信が不調になるような事態はこれまで発生していませんので、からあげクンとポンデリングのためにチャージしていると言っても過言ではありません。
さて、このメインとサブのコンビネーションの詳細ですが
料金は半年に1回povoに400円程度のチャージしているので、月額にすると日本通信と合わせ1500円前後。
通話は月に合計で70分まで無料。ワタシの場合、家族、知人はLineやFacetimeなどで通話するので、電話回線経由の通話はお店やメーカーへの問い合わせ、病院の予約等がほとんどで、70分に収まります。むしろメーカーなどへの問い合わせは待ち時間を含めると1通話で10分を超えることが多いため、月70分まで無料というサービスは使い勝手が良い。
平日お昼12時台も動画視聴、SNSなど問題なく日本通信で使えているが、万が一の場合は、サブプランのpovoで6時間使い放題250円など低コストで高速なプランが使えるので安心感がある。
※下図は2025/04/02 12:45〜48札幌市内のビル内、4G接続iPhoneでアンテナ4本時のスピードテスト。若干ムラがある。
メインの日本通信はAPN構成プロファイルを要するが、povoについてはAPN構成プロファイルを必要としないため、問題なくデュアルSIM運用できる。
というわけで、2000円どころか1500円で条件を満たす運用ができています。なお、日本通信には合理的50GBプランという、もう一つ上の契約があり、名前の通り50GB、2178円というさらにゆとりを求める運用もできます。
なお、日本通信の注意点として
契約のタイミングによって、月末締めでなくて20日締めとなるなど変則的
翌月にならないと70分に通話がおさまっているか確認できないため、自分で電話アプリの履歴を調べて通話時間を計算する必要がある
端末の販売等がないため最適な端末の別途調達が必要
など、ややとっつきにくいところがあります。とはいえ、CMやあまりキャンペーンを打たない割には、最近はじわじわと評価が高まっているなど要注目なサービスと言えそうです。
なお、ワタシは疑い深いので、最初は新規で回線を契約して1か月ほど運用して、自分の環境で問題がないことを確認してから、メイン回線をMNPしました。まあ、それはやり過ぎとは思いますが念には念をです。
必読! 契約の前にすること
いわゆる格安SIMだとキャンペーンで契約手数料は無料になることがよくあるのですが、日本通信はWEBページから申し込むと原則として3300円かかります。この契約料金は月額料金に比較すると高価に見えてしまいます。
これはよく知られていることですが、格安SIMの多くはAmazon等でスターターパックなるものを購入すると、契約手数料を低く抑えることができます。
日本通信も割引率は低いものの、Amazonのセール時にはこのスターターパックが2500円前後になることもあるので、ぜひ活用したいですね。(ちなみにワタシは2850円で購入したので効果は小さかったです)
終わりに
長年、MVNOを使ってきましたが以前と比較して安くて使い勝手の良いサービスが増えてきました。この流れを生み出したのは、2020年に楽天モバイルが使い放題2980円で業界に殴り込みをかけ、受けて立つドコモがahamo発表で対抗するという、業界内の競争環境の変化が大きな要因でした。
あまりに価格競争が進みすぎると過当競争に陥り、プレイヤーが減ってしまう恐れがありますが、一消費者としては時折外部環境を見渡して、自分の財務状況、特に固定費に留意して、より価格訴求度の高いサービスを選びたいと思います。
この記事がどなたかの固定費見直しのきっかけとなれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ken
