錯覚資産は媚薬なのか?肩書と実力の本当と嘘を見抜け!
「40’s Biz talk」は法人営業やBtoBマーケティングが専門の40代男性2人、杉本浩一と柳澤大介がお届けするポッドキャスト番組。
音声番組の内容を読みやすく要約してnoteでお届けしています。第194回は「ショーンKさん復活の話」です。
サマリー
完璧ではない裏の顔が見えると、その人から目が離せなくなる杉本さん
経歴詐称問題から復活、ナビゲーターとして実力を発揮するショーンKさん
「錯覚資産」で惑う・惑わせることなく、努力で本当の資産を勝ち取ろう
それでは、本編の内容をお届けします。
インタビューの腕がすごい!ショーンKさんに注目している話
柳澤:今回の40's Biz Talkのテーマは、「ショーンKさん復活の話」です。
杉本:ショーンKさんは経歴詐称で2016年頃に一度表舞台から遠のいていた方なのですが、少し前に千葉県あたりの商工会議所で講演をされていたりして、なんとJ-WAVEとラジオNIKKEIが手掛ける「MAKE IT NEXT」という番組のナビゲーターになっているんです。
対談のラジオ兼YouTube番組という形式で、初回のゲストは落合陽一さんです。
柳澤:本当だ。ゲスト、豪華ですね。
杉本:そうなんですよ。私の悪い癖で、完璧に見えていた人が実は何かを盛っていたとか、すごく好感度の高かった人がえげつない不倫をしていましたといった話がとても好きなんです。ゴシップが好きという意味ではなくて、人間味を感じます。
柳澤:なるほどね。
杉本:裏の一面には人間の本質が出る気がするんです。人は誰しも完璧ではないですから、完璧そうに見える人ほど裏の一面が出た時にさらに注目してしまいます。
ショーンKさんも華麗な経歴を語っていたのに、実は大学は中退だったしハーバードビジネススクールはMBA取得ではなくオープンキャンパスの授業を取ったことがあるだけだったんです。
柳澤:オープンキャンパス?笑
杉本:すごい盛り方ですよね。そういう人には注目したくなっちゃうので早速「MAKE IT NEXT」を聴いてみると、質問力は高いし難しい話をする相手とでも話が盛り上がっているんです。
例えば、リスナーからすると何を言っているんだかわからないような話をする落合陽一さんに対して、心地よくリラックスさせて話を引き出していました。
出演者の知名度の割には再生回数の少ない動画なのですが、コメントではショーンKさんの復活を喜ぶ声が上がっています。ショーンKさんの質問力の高さや対談としての面白さが好評で、私も同じような感想を抱きました。
特に印象に残ったのは、落合陽一さんが万博に出展していた際にPRで出ていた番組を「いつも観てますよ」と言ったことです。
「いつも」は嘘だと思いますが、対談するために準備をしたことは本当のはずなんです。ショーンKさんは経歴詐称をしてしまったけど、努力もちゃんとしていたんじゃないかなと思います。
柳澤:努力しないと、なかなかそのレベルの会話はできませんしね。
杉本:そうなんですよ。才能はちゃんとあって、相手の人が心地よく話せる雰囲気を作れるしショーンKさん自身の声もすごく良いんです。質問をする時のまとめ方や例え方も上手いですし、努力を感じます。
経歴詐称が話題になった時にもショーンKさんが出ている対談のYouTubeなどを観ましたけど、当時からすごく腕のある方でした。経歴詐称は良くないですけれど、騙せていたこと自体の演技力がすごいし、実際それに視聴者も満足していたと思うんです。
柳澤:盛った経歴とギャップのある会話はなかったわけですもんね。
杉本:聞く側に回ることでバレないようにしていたのかもしれませんが、その役回りに需要があったわけです。ただ嘘をついていただけなら中身が伴わないはずですが、聞き手に回る努力が実っていたし英語だってちゃんと話せていました。
柳澤:確かにね。
杉本:私は英語が堪能なわけではないですけど、すごくかっこいいなと思いました。素人を騙せるぐらいの英語力はあるということですよね。
錯覚資産に騙されるな
杉本:そう考えると、「果たして学歴ってなんなんだろう?錯覚資産だよな」と思ってしまいます。
柳澤:錯覚資産ね。
杉本:例えばソフトバンクの孫正義社長くらいになったら肩書きなんてどうでもいいですよね?学歴や肩書といった錯覚資産はあくまで錯覚資産であって、それに評価されている人が沢山いることに疑問を感じてしまいます。
「MAKE IT NEXT」への出演オファーを落合陽一さんや山口周さんが受けているということは、出演者側からも対談相手としてある程度認められていることの証だと思うんです。
柳澤:それまでの関係性から、手伝ってあげたいとか助けてあげたいと思われるくらいの人望があったのかもしれませんよね。
杉本:そうそう。8割の人は離れたかもしれないけど残る人がいたということですよね。私は経歴詐称が明るみに出た後のショーンKさんにすごく注目していたので、「MAKE IT NEXT」を見つけてすぐに一気に聴いてしまいました。私の中でこの週末一番アツいネタです。
柳澤:私は逆のパターンの経験があります。とある会社で、同僚がリクルートの元GMだったんです。ゼネラルマネージャーといったらしっかりとしていそうですが、その割には立ち振る舞いとかアウトプットがイマイチなんです。
リクルートは元々HR系の会社で従業員数も多いからちゃんとした評価制度があるはずなのに、私が知っているリクルート出身の方々と違ってなんだか小判鮫みたいな人だったんです。
その人は結果が出せずに退職してしまったのですが、「本当にリクルートのGMだったんですか?」と聞いてみたら実はグループマネージャーだったんです。
杉本:あー!!そういうことね!
柳澤:ゼネラルマネージャーとグループマネージャーは全く意味が違いますよね?グループマネージャーでもないんじゃないかくらいのレベルでしたが、「GM」という肩書きを巧みに使って次の会社へ転職していました。
杉本:経歴詐称ですね!
柳澤:でも、「GM」であることは嘘ではないんです。
杉本:グループマネージャーのことを「GM」なんて言いますか!?
柳澤:言わないですよね。「やるなあ」と思いました。
杉本:なるほどね。
プロの炎上系アクティビストに学ぶ、錯覚資産の“魅せ方”
杉本:ただ、錯覚資産を使わなきゃ損なシーンもありますよね。
柳澤:私や杉本さんのSNSのフォロワーもそうですよね。
杉本:はいはい。
柳澤:知っている人に会う時に、普段自分の戦闘能力を2割増しくらいで見てしまっているなと我に返ることありませんか?
杉本:あります。本当に心から「(私は)大したことないんです」と言っても、「いやいやご謙遜を」と言われてしまったりもします。本当に間違われないように期待値調整をしたくなってしまいますね。
柳澤:うんうん。
杉本:でも、田端さんには「謙遜なんかする必要ない。相手にそう思わせておけば良いんだ。何を弱気になっているんだ?」と言われたこともあります。
柳澤:あはは!
杉本:引かずに攻めて、もっともっと錯覚させろという感じでした。
柳澤:田端さんらしいな。
杉本:お客さんが見ている錯覚のことをマッチ棒の影に例えて説明してもらったのですが、「光の当て方で影の長さが変わるのと同じだ」と教えられました。影は長く見せておけば良いし、影だから攻撃されたって痛くも痒くもないと。
柳澤:おー!
杉本:炎上していても、「俺の影法師が炎上している」と思うそうです。私はそうは思えないですけど、田端さんは本当にすごいですね。麻痺しているからこそ炎上にも耐えられるんでしょうか?
柳澤:田端さんはそこら辺の炎上系インフルエンサーとは違って、実力が伴っていますから。
杉本:そうですね。
柳澤:1-2年ぐらい前にメルカリに出していた提案書にもびっくりしました。内容がすごく的を射ているし、「その視点で見ているのか!」と思わされましたよね。
杉本:言ってることが全くその通りでしたよね。投資家の人から見ても、「メルカリは田端さんの提案通りに動いて株価を上げてくれ」という内容でしたでしょうね。
柳澤:ショーンKさんのことも、これからも温かく見守っていきましょう。
杉本:見守るどころか、私はショーンKさんの講演があれば行きたいくらい前のめりです。千葉であった講演にも行きたかったのに、300席が一瞬で売り切れてしまったんです。
柳澤:やっぱり根強いファンがいるんですね。
杉本:興味本位の人もいたでしょうけど、ちゃんと見ている人もいると思います。絶対に努力していることがわかるので、むしろ尊敬できますね。
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