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プロンプトを整える中で見えてきたこと……【大人の時間を整える、AI生活デザイン術 #15】

今週は、テキスト生成AIのプロンプトづくりと実例に触れながら学んでいました。

これまでも、生成AIに何かを頼むことはしてきました。
けれど今回は、ただ使うのではなく、どう言葉を置けば、どんな違いが生まれるのかを意識しながら確かめていく時間が多かったように思います。

知識として知るだけではなく、実際に試してみる。
少し言い方を変えてみる。
その積み重ねの中で、見えてきたことがありました。

それは、プロンプトを整えることは、AIに指示を出すためだけの作業ではないのかもしれない、ということです。


少し言い方を変えるだけで、返ってくるものが変わる

生成AIに何かを頼むとき、こちらでは同じことを聞いているつもりでも、返ってくるものの雰囲気が変わることがあります。

少し不思議にも感じますが、よく見てみると、その違いは、こちらが置いた言葉の違いから生まれていることが多いようでした。

何をしてほしいのか。
どんな形でほしいのか。
どんなトーンで受け取りたいのか。

そのあたりがあいまいなままだと、返ってくるものもどこかぼんやりしやすい。
反対に、少しだけ具体的にしてみると、返答の輪郭も少しずつ見えやすくなってきます。

たとえば、ただ「書いてください」と頼むのと、
「静かなトーンで」「短めに」「見出しを入れて」と添えるのとでは、受け取るものの感じが変わってきます。

もちろん、いつでも一度でぴたりと決まるわけではありません。
でも、少しずつ言葉を整えていくと、返ってくるものも少しずつ近づいてくる。
そんな感覚がありました。

あいまいなまま頼むと、あいまいなものが返ってきやすい。
とても当たり前のことのようですが、実際に何度も試してみると、そのことが静かによく分かります。

プロンプトは、自分の考えを整える時間でもあった

今回いちばん強く感じたのは、ここかもしれません。

プロンプトを整えるというと、AIに上手に伝えるための技術のように見えます。
けれど実際には、それだけではありませんでした。

何を頼みたいのかを考える。
どこまで整えてほしいのかを考える。
どんな温度感を残したいのかを考える。

そうして言葉を置いていくうちに、AIへの指示を考えているつもりで、実は自分自身の考えを確かめていたように思うのです。

自分は何を書きたいのか。
どこを大切にしたいのか。
何を削って、何を残したいのか。

それがはっきりしていないと、AIに渡す言葉もぼんやりしてしまいます。
逆にいえば、プロンプトを整える作業は、自分の中のぼんやりした部分を少しずつ見えるようにしていく時間でもありました。

これは、文章を書くときの下書きにも少し似ている気がします。
最初からすべてが整っているわけではなく、書きながら考え、言いながら確かめていく。
その過程の中で、自分が本当に求めていたものが少しずつ見えてくることがあります。

生成AIとのやり取りにも、同じようなところがあるのだと思いました。


うまく頼るには、上手な言い方より、丁寧な整理がいる

プロンプトというと、どうしても「上手な書き方」や「うまい頼み方」に意識が向きやすい気がします。

もちろん、伝え方の工夫は大切です。
でも今の自分には、それ以上に、何を頼みたいのかを丁寧に整理することのほうが大事に思えています。

うまく聞こうとする前に、何を聞きたいのかを整える。
うまく答えてもらおうとする前に、自分がどんな答えを必要としているのかを見つめる。

その順番があるだけで、AIとのやり取りはずいぶん変わってくるように感じました。

私はエンジニアではありませんし、技術に強いわけでもありません。
だからこそ、難しいことをどれだけ知っているかよりも、言葉をどう整えるか、自分の考えをどう見える形にするかのほうが、今は大事です。

生成AIにうまく頼るというのは、テクニックを増やすことだけではなく、自分の中の整理を丁寧にしていくことなのかもしれません。


言葉を整えることは、輪郭を整えること

プロンプトづくりは、AIを動かすためだけのものではないのだと思います。

言葉を整えることは、自分の考えを整えることでもある。
返ってきたものを見ながら、もう一度考え直すことでもある。
そうして少しずつ、自分が求めているものの輪郭をはっきりさせていく時間でもあるのだと思います。

生成AIを使う時間は、効率のためだけの時間ではなく、考えを深めたり、言葉を整えたりする時間にもなりうる。
今週は、そんなことをあらためて感じました。

これからも、うまく使おうと急ぐより、まずは言葉を丁寧に整えながら、少しずつ自分なりの使い方を見つけていけたらと思います。

もし生成AIに何かを頼む場面があったら、うまい言い方を探す前に、いま自分が何を求めているのかを少しだけ言葉にしてみる。
それだけでも、返ってくるものは少し変わってくるのかもしれません……




最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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