私の好きなカバーソング(218)「Like A Lover (O Cantador)」ドリ・カイミ、セルジオ・メンデス、ダイアン・リーヴス、ステイシー・ケント、ジョイス・モレーノ、エリス・レジーナ、アール・クルー、トゥーツ・シールマンス
W杯サッカーの終わりとともに本気の夏がやってきたようです。気温40度超なんて道民の自分には想像できません。きっと周囲の世界が歪んでみえることでしょうね。
毎年同じこと言ってますが、暑くなってくるとブラジル発の曲が聴きたくなります。サッカーこそ弱くなってきたけど、夏のブラジル音楽は最強です。楽器やリズムだけではなく、メロディーそのものが涼しい空気を孕んでる気がします。今回はそんな曲を。
オリジナルはブラジルのシンガーソングライターでギタリストのドリ・カイミ(Dori Caymmi、1943- )さん、1972年の「O Cantador」という曲です。ポルトガル語のタイトルの邦訳は「歌手」です。「Like A Lover」という英語タイトルと英詞もあって、詞の内容もオリジナルと全く別物ということです。
セルジオ・メンデス&ブラジル’66、アルバム「Look Around」(1966)からです。
私がこの曲を知ったのは現役女性ジャズボーカルの大御所ダイアン・リーヴス(1956- )さんのアルバム「I Remember」(1991)です。
英語版「Like a lover」は、報われない恋の妄想ソングです。恋人のようにあなたに・・・したいとか、○○○になりたいという女性の願望が語られます。あなたにとっての太陽や風、月になりたい、といったロマンチックなものです。
おすすめ女性ボーカルの競演です。ジャズ歌手ステイシー・ケント(1965- )さん、2013年のアルバム「The Changing Lights」からです。
ブラジルのシンガーソングライターの大レジェンド、ジョイス・モレーノ(1948- )さんは同国の国民的シンガーといわれるエリス・レジーナさんのレパートリーを集めたアルバム「Astronauta - Songs of Elis」で取り上げてます。まろやかで涼しげな声です。
エリス・レジーナ(1945-82)さん版です。ジョイスやアストラッド・ジルベルトさんより力強い感じです。
ジャズ・フュージョン系ギタリスト、アール・クルー(1953- )さんの生ギターです。
ラストはジャズハーモニカ第一人者のトゥーツ・シールマンス(1922-2016)さん、ブラジル音楽愛全開のアルバム「ブラジル・プロジェクト」(1992)からです。ゲストメンバーがすごすぎてブラジルオールスターズの様相です。名盤と思います。
この曲のボーカルとギターは曲の作者、ドリ・カイミさんです!
