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⑦授業づくりの基本視点 ー授業を設計するための見取り図を描くー

考察探究型の授業は、従来型のように「あらすじを追う」形では成り立ちません。教材の意図をとらえ、抽出・考察・俯瞰の三段階の学習過程を設計することが必要になります。

本稿からは、そのような特徴をもつ「考察探究型の道徳授業」を設計するための基本視点を整理します。

*特に本稿では、考察探究型の授業が ”感情をこえて” 判断力を高める授業構造になっていることを説明します。

あらすじ型から構造型へ

考察探究型(=構造型)とは、教材の構造に基づいて、価値を多面的に考察・俯瞰し、価値理解を深める授業のことです。

教材の流れに沿うのではなく、教材の構造を基に学びの筋道を設計して学習を進めます。
ここでは、その基本的な仕組みを、従来型の授業と比較しながら見ていきましょう。

あらすじを追う授業から構造をとらえる授業へ

従来型の道徳授業の展開方法で最も広く利用されているのは場面発問型(心情型)の展開と見ることができます。
その中でも「葛藤場面型」の授業は、最もポピュラーなものと言えるでしょう。

「図1:場面発問型の展開構造」は、その授業展開をイメージで表したものです。導入から授業が始まり、教材文(上の■■を教材文としてイメージ)のあらすじに沿って、場面発問1から発問3の順に授業が流れていきます

図1:場面発問型の道徳構造 (葛藤場面型)の展開イメージ図

これに対して、考察探究型の授業では、授業があらすじに沿って流れるのではなく、教材文の構造(「図2:考察探究型の展開構造」では対比構造)に抽出・整理し、それを基に、「考察→俯瞰」という学習段階を経て価値に迫ります。

図2:考察探究型の道徳構造 (類型5 対比して考える展開)の展開イメージ図

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学習過程の第一段階

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