4コマ小説「ミルとバーニェ」|6月1日「世界牛乳の日」
ミルク
ダイニングに子猫が2匹。同じ姿勢でぴちゃぴちゃとミルクを飲むミルとバーニェ。
「ミルこっち向いて、ついてる」
バーニェはミルの顔周りが濡れているのを丁寧に舐めた。
「よくわかったね。バーニェの毛はミルクの色だから、ぼくはわからないや」
されるがままのミルは素直に感心している。
「わたしは綺麗に飲んでるもん!」
失礼しちゃう、と冗談めかすバーニェも再びミルクに夢中になった。
「ふーん、同じような音が出るのにね……」
ぴちゃぴちゃぺろぺろ、本当にリボン以外で見分けがつかない。
「バーニェ、顔上げて」
ミルが不意討ちするように声をあげた。バーニェのヒゲには玉のようなミルクのしずくがたっぷり実っている。
「そら、ぼくにも見えたぞ!」
6月1日
6月1日は「世界牛乳の日」です。
乳牛の食べる草が青々としてくることから、生命力あふれるこの時期に制定されたそう。
牛乳そのものが苦手でも、ヨーグルトやチーズに親しみを持つ方は少なくないはず。
多岐にわたる加工方法を持つ、便利な恵みですね。

普段は、近代の詩や短歌に関する記事を書いています。
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