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パパちゃんと黒猫クロとの格闘


朝6:30、ごはんを食べに来たパパちゃん
今日は鳴き声が聞けた
 

♂パパちゃん
口をあけて鳴いてる


見回りを終え
玄関で、毛づくろい
ゴロン、ゴロンとご機嫌に
のんびり過ごしている姿が
玄関のガラス越しから伺えた
穏やかな時間が
パパちゃんに流れていた


そんなパパちゃんを
とても穏やかに微笑ましく思っていた


 

9:30を過ぎた頃
玄関で〈ドスン〉と、何かにぶつかった様な
大きな音がした 

「なに?」

わたしは真っ先に玄関の戸を開けた 


そこには
パパちゃんのカラダの毛があちこちに散乱し
血の後も残っていた



黒猫の♂クロ
ケンカ相手
目の上のキズがいつもある



黒猫クロとパパちゃんは
尾っぽを大きく膨らませ
全身の毛を逆立て、睨み合うながら
唸っていた

「ダメ、コラッコラッ、コラー」


そんな言葉は届かず
2匹は取っ組み合い、ゴロゴロ転がって
クルマの下に入り込んだ
 

『アォァオー、ウー、、ウー
 ギャオ、ウーゴニャゴニャゴニャー』

2匹の毛が飛び散り、2匹は離れた
クロのこめかみは、
毛が剥げて傷だらけで赤く
パパちゃんの首元あたりは
毛が抜け剥げ
口には血がついていた



猫には猫の世界がある、
それは十分わかっている
それでも、止めずにはいられなかった

オス同士の縄張り争い
猫にとって生きる為、
必要な、大切な場所
取られる訳にはいかないのである、だろう



わたしが近づくと
クロはすぐに逃げ離れ、警戒していた

そんな隙を見たパパちゃんは
道路の方へ
小走りに走っていく

それを見た
クロはパパちゃんを追いかける
パパちゃんも
迎えるように立ち向かおうとした 

わたしは追って無言で近づく
クロが逃げるように、距離をとった

パパちゃんもクロが逃げるのを見て
道路の端をキョロキョロしながら
走って、行ってしまった


1人になったわたしは
ボーとしながら、モヤモヤがとまらない

まるで心臓が飛びてて、
フワフワ浮いているような
落ち着かない気持ちで玄関に戻った

よく見ると
玄関マットにも血がついていた
血のついたマットをもって
庭の水道へと歩く

庭の先を見ると
スタスタと歩くクロの姿があった。



パパちゃんと黒猫クロのケガは
姿を見るたび
いつも気になっていた
互いがいつも同じ場所に傷がある

世の中には虐待する人もいる
人のせい?
猫のせい?
パパちゃんの首にでも
小型カメラでもつけたい気持ちだった

それが今日、
猫同士のケンカが原因だと解った

少しスッキリした気持ちがそこにある

 

いつも庭には
パパちゃんが来る時はクロは来ない
クロが来る時はパパちゃんは来ない

互いの匂いを敏感に感じて
警戒していたのだろう

玄関で、のんびりしていたパパちゃんは
まさかのクロの登場に驚き
いつもの喧嘩が更に
ヒートアップしたのだろうと…想像した

そんな猫たちの格闘を目撃した
午前中の出来事だった、



ちょっと、ひと息
深呼吸


地球に住む動物たち
いろいろなカオを持っている、

それは

動物に限らず、
わたしたちも同じ動物で、
同じようなカオを
持ち合わせているのを改めて感じた。



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