1ヵ月半経って、「この髪型がいい」と初めて分かった
1ヵ月半ほど前、美容院で髪を切ってもらいました。
長いこと担当してもらっている、いつもの美容師さんです。
自分は髪型に、それほどこだわりがありません。
正直
「清潔感さえあれば、それでいいかな」
くらいです。
ワックスをつけるのも、あまり好きではありません。
髪が引っ張られるからなのか、頭皮がかゆいというか、ムズムズする感じがあるんです。
そのため、美容院でも基本的にはセットしてもらいません。
髪型について細かく要望を出すこともなく、これまではほぼお任せでした。
今回も、いつものように切ってもらいました。
そのときは特別
「今回の髪型、最高だな」
と思ったわけではありません。
ところが、それから1ヵ月半。
髪が伸びてきた今になって
「今回の髪型、かなりいいな」
と思うようになりました。
切った直後ではなく、伸びてから良さが分かった
これまでも、同じ担当さんにずっと切ってもらっています。
ただ、毎回まったく同じ髪型というわけではありませんでした。
基本的にお任せなので、そのときによって少しずつ違います。
切った直後は、それほど気になりません。
でも時間が経って髪が伸びてくると、左右のボリュームだけが出てきて、なんとなく変になることがありました。
そんなときも
「ちょっと気になるな」
とは思います。
ただ、もともと髪型への関心がそれほど強くありません。
だから結局
「まあ良いか」
で終わっていました。
そして、また次もお任せで切ってもらう。
ずっとそんな感じでした。
ところが今回は違いました。
1ヵ月半経って、全体的なボリュームは当然増えています。
それでも、以前のように左右だけが膨らんで変な感じになっていない。
おまけに、軽く流すだけで自分としては十分いい感じに見えます。
ワックスを使う必要もない。
時間をかけてセットする必要もない。
そこで初めて
「あ、自分はこの髪型がいいんだ」
と気づきました。
見た目より「扱いやすさ」で、こんなに違うとは思わなかった
今回、自分でも少し意外だったことがあります。
今の髪型が気に入った理由は
「今までで一番オシャレだから」
ではありません。
そもそも、そこまで髪型に興味がありません。
自分の中では、清潔感があれば十分。
それは今も変わっていません。
それなのに今回、初めて「次もこの髪型がいい」と思いました。
理由を考えてみると、とにかく扱いやすい。
これが大きかったんです。
朝、軽く流す。
それだけで自分としては十分。
髪が伸びてきても、変なところだけボリュームが出ない。
毎日付き合うものとして、とにかく楽です。
そこで
「扱いやすいだけで、こんなに快適なんだ」
と初めて実感しました。
これまで髪型に対して「不満がない」という状態はありました。
でも今回、それとは少し違う
「この状態がいい」
が出てきたんです。
興味がないから、「まあ良いか」で止まっていた
ここで少し考えてみました。
自分は髪型に強い興味がありません。
だからこそ、これまで改善しようとも思わなかったんです。
左右のボリュームが気になっても
「まあ良いか」
セットしづらくても
「別に困るほどじゃないし」
大きな不満があるわけではない。
だったら、そのままでいい。
そうやって過ごしていました。
でも今回、偶然かなり扱いやすい髪型になってみて「困っていない」と「快適」は、同じじゃないんだなと気づきました。
困っていなければ、わざわざ変えようとは思いません。
特に、自分があまり興味を持っていないものならなおさらです。
だから、もっと快適な状態があること自体に気づかない。
今回も、自分から理想の髪型を探したわけではありません。
たまたま切ってもらった髪型で1ヵ月半過ごしてみたら、いつもより扱いやすかった。
そこで初めて比較対象ができました。
「今まででも別に困ってはいなかった。でも、こっちの方が明らかに楽だな」
興味がないものほど、こういう違いを見落としているのかもしれません。
初めて「今のが良い」と伝えた
そして今回、もう一つ自分としては珍しいことをしました。
担当してくれている美容師さんに
「今の感じが良いので」
と伝えました。
長いこと担当してもらっていますが、これまで髪型について自分から要望を出すことは一度たりともありませんでした。
多少気になることがあっても「まあ良いか」
だから、わざわざ伝えない。
今回初めて、自分の意思を表に出しました。
しかも面白いことに、不満があったからではなく、良かったから伝えた
んですよね。
これまで気になるところがあっても伝えなかった。
でも今回は「これを残したい」と思ったから伝えた。
考えてみれば、担当さんからすると、自分が1ヵ月半後にどう感じているかなんて分かりません。
切ったあと、自分がどんなふうに髪を扱っているのか?
伸びてきたときに、どこが気になっているのか?
今回の髪型をどれくらい快適だと思っているのか?
自分が言わなければ分からないことです。
良かったものを次にも残したいなら「良かった」と伝える必要がある。
当たり前のことですが、自分は今までそれをしていませんでした。
自分の好みは、あとから分かることもある
今回の髪型は、切ってもらった日に「これが自分の理想だ」と思ったわけではありません。
1ヵ月半、普段通りに生活しました。
ワックスも使わない。
特別なセットもしない。
髪も伸びてくる。
そんな状態で過ごした結果
「これ、楽だな」
が少しずつ積み重なっていきました。
そして1ヵ月半経ってから
「自分はこの髪型がいい」
と分かった。
そう考えると、自分に合うものって、選んだ瞬間には分からないこともあるのかもしれません。
実際に生活の中へ入れてみる。
しばらく使ってみる。
面倒ではないか?
自然に続けられるか?
快適だと感じるところはないか?
そういうものを見ているうちに、あとから自分の好みが見えてくる。
少なくとも今回の自分にとっては「見た目をもっとこうしたい」という強いこだわりから好みが見つかったわけではありませんでした。
「なんか今回、ずっと楽だな」
という小さな感覚からでした。
今まで「まあ良いか」で済ませてきたものの中にも、まだ自分が知らない「こっちがいい」があるのかもしれません。
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