高橋優 LIVE TOUR 2025「 ARE YOU HAPPY? 」栃木公演ライブレポ
──「 生きてくって結構簡単に言われるけど、意外と複雑!!でも!今日、あなたが声を出せば僕に届くってことは分かりました!!!明日からも!お互い腹から声出しながら生きていこうぜ!!!! 」
自名義史上1番近い席を引き当て、「吐きそう!吐きそう!もうここでいい!近いと気持ち悪い!ヒエェ」とかなんとか大騒ぎしながら友達と二人で支え合いながら表示されている席へヨロヨロと向かった。何回も確認して、ここだ、座って、顔を上げて見る。だーーーーーーーーーーー近い。いままで見てきたライブで見た事ない角度から見るステージ、まだ暗くて誰もいないのにもう心臓が盛り上がりを見せはじめて本当に気持ち悪くなってきていた。
ブーーーーーーーッ
開演を知らせるブザーがいつもより大きく聞こえた。どうしようどうしよう、始まってしまう、これから高橋優が出てきてしまう、内蔵が出てきてしまう、大丈夫か、大丈夫かだいじょ───脳内細胞全員があわあわてんやわんや、汗かきまくって動き回ってたら左目の端っこにキラリと光るメガネのフレームが入ってきた。いつもより大きく見えるその見慣れたシルエットはゆっくりとステージ中央に向かい、会場を見渡して深いお辞儀。つむじがよく見える。顔を上げてギターを背負い顎を少し上げて右手で眼鏡をクイと上げる。
ああ、この瞬間から終わるまで全部、全部焼き付けなくちゃ。絶対、絶対に。しっかりして─!!!
─ARE YOU HAPPY?───
──5.4.3.2.1 ────────
1.BRAVE TRAIN
必死に見た、必死に聞いた、すぐそこで高橋優が歌っているというこの現実。たまらない。〈 NG案件ですね 〉で左側をギョロっと見る目にときめいた。〈 故に我あり 〉で左足を少し引いて半身気味になって右手の親指を立ててトントン、と胸を指した瞬間なぜか涙が出た。その顔があまりにも良かったからだろうか、挑戦者のような冒険者のようなちょっと悪いことを考えてる子供のような自信を持った大人のような、とにかくあの表情で何故か泣いてしまった。
2.現実という名の怪物と戦うものたちへ
高橋優「栃木ィィィィ~~!!!!!!!!」1列目が潰されて映像収録用になっていたからか、いつもよりは前に出てこなかったものの少し前に出てきただけでより一層近く感じてしまい思わず後ろに仰け反った。どこかで歌詞ちょっとだけ飛ばしてルルルルララララっぽいあれで誤魔化していた。〈 これから手にする光を 〉でゆっくりと人差し指を立ててその指先を見つめながら天に突いてく。〈 数えてみるんだ 〉でその人差し指に世界中の光が集まってるんじゃないか、と思うくらい輝いていた。
3. こどものうた
イントロの高速ストローク、一生懸命ぐりぐり見た。弦も指も全部見た。すごかった。途中何度も大きな目をさらにガッと開いてこちら側をぐりぐりと見てきて鳥肌立ちっぱなしだった。ずっとそんな調子なのにあの〈 それでも、笑っておかえりって言う 〉のところだけニカァ…と笑っていて膝から崩れ落ちそうになった。〈 生き抜いて ただ 生き抜いて 混沌の時代を生き抜いて 〉の祈りみたいな表情が好きだ。どうか、という文字が浮かんでくる顔に見える。曲終わりに赤の照明の中で舌を口の横からゆっくりベロォン…って半円描きながら動かして唇に潤い与えてるの見てからの記憶ない。
MC
高橋優「栃木の皆さんこんばんは~!!!どうも~高橋優です~!!皆さんお元気にされてましたか~?今年の一月に出させていただいたアルバム、HAPPYという名前をつけました。誰でも1度は聞いたことがあるだろうし書いたこともあるだろうHAPPY。で、HAPPYというアルバムツアーのタイトルを「ARE YOU HAPPY?」にしました。直訳すると、「あなたいま幸せですか?」です。でも、このアルバムを聞いたひとに「幸せってこうですよ~」って押し付ける気は全くなくて、幸せって人によって違うじゃないですか。みなさんはどんな時に幸せ感じますか?パン食べてるときとかでもいいですよ。お菓子いっぱい食べてる時とか。子供の頃は我慢しなくちゃいけなかったことって大人になったらやり放題じゃないですか、幸か不幸か…僕には止めてくれる人いないからさ……ね?あとは好きなテレビずっと見てられる~とか。あの、前にも言ったことあるけど僕は宇宙忍者ジライヤが大好きなんです。それを今アマプラで1話100円払ってずっと見てるんだけどそれも幸せなわけ!みんな、宇宙忍者ジライヤ知ってる?小島さんは知ってるよね?みんな知ってる?ああ、さすが同世代バンドメンバー、みんな知ってるんだ。みなさんは?男子は知ってるんじゃないの?……あっ…なんか、2000人近くいるのに2人くらいしか手上げてなかった…少ないね…まあ、ね?さっきも言ったようにひとりひとりで幸せって違うから、菓子食べてる時とか宇宙忍者ジライヤ見てる時とか。今ってSNSでなんでも見られるじゃないですか、人の幸せとかもね。私の幸せって何だったかなぁって、考えたとき……今あなたが幸せなら、それでいいです!でもちょっとでもあなたの中にある幸せに陰りがあったとしたら、その陰りを僕の歌で少しでも晴らせたら、あなたの中の幸せを少しでも輝かせられたらいいなっていう思いで「ARE YOU HAPPY?」というツアータイトルにしました。栃木のみなさん、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが今夜は映像収録用にカメラが入っております!どこかでこの映像が流れるかも知れません!高橋優のライブってこんな感じなんだァって!なのでぇ、いつものぉ、1割…2割…3割4割……5割増しくらいで盛り上がっていただけたら嬉しいです!!!え、へへ!今夜は一緒に楽しく過ごしましょう~よろしく」
4. 明日から戦争がはじまるみたいだ
〈 栃木の仲間は元気にしてるかなぁ? 〉でワァーッと沸く会場を見渡してにんまりする顔、Tシャツにプリントして毎日胸に掲げたいくらい素敵だった。「ねえ、あなたの幸せはなんですか?」「ちゃんと輝いていますか?」「陰ってたりしませんか?」ってひとりひとりに聞いて回るみたいにくるくると大きな黒目を忙しく動かしながら歌っていた。最後のブルースハープ吹くぷくぷくするほっぺた、欲しい。
5. あいのうた
全然、泣くような曲じゃないのに泣いてしまった。歌詞と鬼気迫るような目と自らに向けられた怒りのそれみたいな声。真っ直ぐ歩くことさえままならないほど本質とは別の要らないことが溢れるこの世の中を今日も明日もこの人はもがいてもがいて必死に生きていくんだ。そして、わたしも。あなたも。この曲に限ったことではないのだけれどとにかく高橋優の口の中がえらく見えてどうしようという気持ちだった。なにしろわたしは高橋優の口腔内が大好きなので。すいません、石投げないで。ごめんなさい。でも言うのやめない。
6. 微笑みのリズム
本当に本当に、毎回言うけれど本当に、実際見てないから分からないけど多分そこにいるお客さん全員がにこにこしながらあの手拍子をぱちぱちしていてそれを見る高橋優が嬉しそうに笑いながら歌っているあの時間が本~~~当~~~に幸せでしかない。幸せ、ここにありま~~~~~す!!!ここです!!!!高音出す時の上にギュッと引っ張りあげるみたいな顔が好きだ。歯がいっぱいあった。
7. はなうた
〈 生きたいか?生きたいよな 〉〈 死にたいか?死にたいよな 〉を全く同じ顔で語り掛けるように歌い〈 そんなもんさ 〉〈 大丈夫だ 〉でフッと笑いかける。高橋優というシンガーは歌っているときの表情が声と同じくらい情報量を含んでいると思う。よって、表情が見えすぎると、脳がショートしてしまう。とにかく優しいまあるい笑顔で歌っていたのがとても印象に残っている。太陽みたい、光の玉みたい、お花みたい、あったかくて強くて大きい笑顔だった。
MC
高橋優「栃木は1年半ぶり(宇都宮市で言うと今そこにある明滅と群青ツアーぶり?)なので、ちょっと間が空いてしまってたんですが今回僕は栃木県に来ることを楽しみにしいました。日光江戸村!知ってますか?ぼくね~小学生の頃に家族旅行で来たことがあるんですよお父さんとお母さんと二人の姉ちゃんと五人で。」(私らが生まれるずっとずっと前にはもう高橋優は日光江戸村に来ていたんだ)「でもね、高橋家段取りが悪くてそのとき日光江戸村入れなかったんです。姉ちゃんがそのときビデオ回してたんですけどそれをたまに見返すくらいの…で、僕は今回その時のリベンジしたいと思っていたんです…ので、今回行ってまいりました!こちらです!!どん!!!」江戸ワンダーランドと書かれた看板の前で自撮りをする高橋優の画像「今って日光江戸村じゃなくて江戸ワンダーランドって言うんだって?……え?なんか半々くらいだな…「そうだよ~」って感じと「へえ~?」って感じが…まあいいや、こんな感じの看板がここしかなかったのでここで撮りました。それで…日光江戸村って衣装化してくれて色んな人になれるんですよ行ったことある人いますか?あ、結構いるんだ!みんな着替えたことある?あるんだ!ほんとにね、村娘とか殿様とか忍者とか色んなのになれるんですよ!で、僕もせっかくだからなにかになろうと思って」村娘!村娘!村娘!ネタで来るはずだ!殿様でもいい!バカ殿みたいになっててくれ~~~~~!「それがこちらです、どん!!!」(普通にビジュが完成している侍姿の高橋優の画像、ぎゃああああア゙ア゙ア゙ア゙ア゙って声出た)「侍!でね、ここ着替える時さぁ、なんか俺よりも全然年齢上の女性二人が「はい、やりますよ!」みたいな感じでこう、居てね…あ、脱ぐんですね…って脱いで待ってたら「はい、やりますよ!」…おれパンツ一丁になったんだよね?みんなもそう?あ、そうなんだ、なかなか人の前でパンツ一丁になることないから割と不安になったんだけどさ…二人でバババババッて着せてくれて。でね、これ名前もつけられるの勝手に。僕は「源進(みなもとのすすむ)」って名前になりました」ちゃんと腰に源進って書いてある名札ついてた。「でね、日光江戸村って忍者修行も出来るんですよ!なんかスタンプを8個か9個か貰うと忍者証明書みたいなの貰えるんだって。で、まあ、僕はその証明書はあんまいらなくてでも修行はしてみたいので行ってみました、こちらです、どん!!!」ドデカ手裏剣の前に立つ源進の画像、すごい見えにくかったんだけど「これ見えにくいけど、ほら、あの奥。ちょっとだけ源進が映ってるでしょ?」で面白くて涙出た。「でこれなにかって言うと、この大きな手裏剣に当たらないでここを通れるかっていう修行なの。これ当たったら死んじゃうよ?全治何ヶ月かなぁ?とにかく源進は無事に通り抜けられたのか!結果!じゃん!!!」もんのすごい満面の笑み、嬉しいしか感情がないような笑顔で躍動してる源進の画像。「通れました!!!!…え?あんま見ないくらいの笑顔?いや。笑ってるから……はい、無事通り抜けられたということで、この人とも写真撮りました!どん!」ニャンまげと写真をとる源進(猫のポーズ)の画像。声出た。源進と身長が変わらないニャンまげが怖くなった。「あとそれから「せんべい焼き体験」もしてきました。もうこれは忍者とは関係ないですね恐らく。一応写真も撮りました、どん!!!」焼けたお煎餅と自撮りする高橋優の画像。「あのー、焼いてるところ撮りたかったんだけどひとりじゃ無理だった。すごーく外国人観光客の方が沢山いて何枚か僕も写真撮ってあげたりしたんだけど僕のことを撮ってくれる人はいませんでした……で、せっかくだからバンドメンバーにお土産を買っていこうと思い、買ってきましたこちらです!!!どん!!!」ダッチさん→新撰組のハチマキ ダッチさん「嬉しかったわ、俺、ハチマキ好きやし」高橋優「え~?ダッチさんがハチマキ好きって知らなかったァ。今度からハチマキ買ってくるね?でも新撰組以外にハチマキって存在する?あと運動会の赤と白くらいしかなくない…?まあいいや次!」コジコジ→頭に巻くと忍者の額当てみたいになるタオル コジコジ「嬉しかったよ、タオルだし」高橋優「タオルはいくらあってもいいですからね!!!!次!!!」和声さん→忍者っぽいアイマスク 和声さん「着け心地よかったよ」高橋優「あの~ほら、和声さんって平和主義だからぽよ~~っとしてるじゃん悪い奴らから僕らが守れない時はこれ付けててください(?)はい次!!!」池窪さん→忍者のタオル?記憶飛んでます 池窪さん「(記憶飛んでます)」高橋優「(あれ?気失ってたのかな記憶飛んでます)次!とりあえずあの~画像先に見てもらおうかなぁ」はっちゃん→ガチめの忍者セット 高橋優「あの~これね、売ってたんですよ忍者セット。でも子供用しかなくて子供用の150センチ、3Lです」 はっちゃん「なんなん、3Lって。初めて聞いたわ」高橋優「いつも着てくれてありがとね。と、いうわけでせっかくなのでみんなと僕の写真を合成してみました、じゃん!!!」バンメンみんなと左端にお煎餅かじろうとしてるキメ顔(自称)の高橋優の画像。「いや~本当にね、楽しかったです。リベンジ出来ましたしね。はい~ここから結構あるんですよ日光江戸村、50キロくらいかな?そんな風に自分の足で向かわないと出会えないことがあるよって言うことを書いた曲を次に。どうぞ、そのまま座ってお聞きください。オープンワールド」
8. オープンワールド
聴けば聴くほど味が出てくる、個人的スルメ曲。それをライブで聞いているのだからとても贅沢な話だ。〈 ダメだって藪から棒にいう神様のこと 〉とか〈 何もしねぇで悟った気になれる人生 〉とか、イーッとした顔で歌うところが総じて好きだ。あのMCって、HAPPYの楽曲全てが隠れてるんだなって最近やっと気付いた。誰かの幸せより自分の目で足で迎えに行く本当の幸せがあるはずだ、誰の人生でもないあなたの人生、生かすも殺すも全部があなた次第。さぁ、どうする?と問われてるような気持ちになった。
9. ORION
無茶苦茶に泣いてしまった。星のことではなく、星が消えたあとの暗闇を歌うのが高橋優なのだ。歌詞が高橋優その人のことを歌ってるように聞こえてきて。歌ってるのも高橋優なのに、そんなに力入れて生きなくても平気だよ、もっとふわふわと生きようぜって思ってしまった。大サビ~ラスサビを歌っている顔がちょっと悲し苦しそうで余計苦しくなった。〈 嫌いになんかなるわけないだろ また会えるから 〉優しい人の、優しい歌。歩いて行けるよ。
10.Spotlight
高橋優「つぎの曲は手拍子と…指パッチンで参加していただければ嬉しいです、Spotlight」 ダッチさんとはっちゃんのクセ強指パッチン団に入団した我々、一緒に楽しくクセ強指パッチンをした。楽しい。歌詞ひとつひとつを丁寧に音を拾って言葉を届けているその全部が美しい。〈 君という幸せを差し置いて 〉の〈 さ 〉とか〈 君という名の幸せと出会えたから 〉の〈 で 〉とかで上に引っ張って上の歯が出てくるのが好きだ。どうしても個人的にACMFで聞いたSpotlightが思い出されて勝手に秋田を感じる。風が心地よかったな。
11.青春の向こう側
前歯から大いに声が出ていた。〈 誰かに嘲笑れてしまうより自分で自分を嘲笑わぬように 〉からの歌唱モード、本当に良かった。個人的いままでで1番良かった。〈 今日を 〉と〈 今ここにある 〉でこの場所を指してくれる右手、〈 素晴らしさに胸は震えている 〉でそっと胸に当て右手。歌い終わったあとの誇らしそうな顔が忘れられない。曲終わりになぜか自然と相方ちゃんと握手を交わした。なぜかは全く分からない、でも、思わず握手したくなるくらい良かったんだ。
12.かくれんぼ
高橋優「…今年の7月でデビュー15周年を迎えられそうてます。これまでいろんな出会いがありました。僕は出会いに本当に恵まれてると思っていて。それこそいつも一緒にツアーを回ってくれる、忍者になってくれるバンドメンバーとか…僕、1回このツアーで喉壊してライブ飛ばしちゃって。そんな足りないシンガーに「また絶対にやりましょうよ!」って振替公演を出来るようにしてくれたツアースタッフとか…僕の性格上、1度でも関わったことがある人はずっと関係が続いてると思っていて。それは別れても同じで。もう二度と会えないような別れも体験しました。そのひとが、今もどこかで、HAPPYでいてくれたらいいなとか。…………………………………今も、どこかでこの曲聴いてくれてるんじゃないかなって思ったりして……そんな思いで作った曲です、聞いてください。かくれんぼ」歌い出しから泣いてしまうんじゃないかってくらいの表情だった。思い出だけになってしまった「君」を愛おしむように懐かしむように、寂しそうに悲しそうに、大事そうに歌っていた。
13.キセキ
この曲を聴く度に高橋優に出会えてよかったと、大袈裟かもしれないけど本当にそう思う。〈 ここまで来れてよかったよ 痛かったろう 寂しかっただろう どれほど辛かっただろう 〉ここってどこだろう、とずっと考えていた。わたしの〈 ここ 〉は高橋優に出会ったあの瞬間だと今日確信した。歌からも表情からも伝わってくるものが多すぎて、柔らかく微笑みながら客席を見て回る目が優しくてあったかくてたくさん泣いてしまった。
14. 雪月風花
スーパータカハシタイム、目の前で拝むことが出来た。今の瞬間を絵に描きたい!と思う瞬間が山ほどあった。小さめの頭、下を向いた時の眼鏡、まつ毛、太めの首、大きな肩幅からギュッとしまってく形の良い上半身、程よく筋肉質な腕で支えるエレキギター、弾かれる弦、歪む音、ああ、もう、これが全部プリントアウト出来たらいいのにな。高橋優「さぁ!!!栃木の皆さん!!!こっからもっとぶち上がって行きませんかァァァァァ!?!?」栃木の皆さん「ウオオオオオオオオオオオオ」〈 並んだ影追いかけて走ってた いつまでもそばにいるよ 〉のあとの間奏で庭を駆け回る犬のように笑顔でピョンピョンと跳ねる犬高橋優、世界中のビーフジャーキーあげたい。音に全部を任せて気持ちよさそうに歌い弾く姿がたまらない。高橋優「栃木ィィィィィイイイイイ!!!!」栃木「ウオオオオオオオオオオオオ」
15. ルポルタージュ
最初のカッティングが良すぎて全身に鳥肌が立った。バシバシとギターのボディを叩く音が、ずっと耳に残ってる。目がぎょろぎょろしてた。″命を削って歌っている感″がものすごくて、楽しいのに気持ち良いのになぜか泣けてしまった。その熱量に当てられたみたいだ。〈 一人とひとり 瞳と瞳 〉でスっと伸ばす指先が本当に綺麗で息が詰まった。高橋優「さぁ…栃木の皆さん…跳べますか?……いっちにっさんっしっ」汗かいた、最高に楽しかった。
16.WINDING MIND
高橋優「さぁ!!!!栃木の皆さん!!!踊りますよ!!!後ろのゆうたろうに合わせて踊ってください!!!とっても簡単です!!!!!!!この曲でひとつになりましょう!!!!!」今日も高橋優の二の腕の裏は輝いていた。餃子の皮くらいモチモチしていると思う。絶妙にどう動いたって脇までは見えない仕組みになっているみたいだ、計算し尽くされた衣装に思う。あの謎集団ダンスタイムを私も俯瞰で見ていたい。で、やっぱりフリーダンスタイムの時には何かを揉み揉みしているんだよな、なんだろう、餃子の餡だろうか。そしてこの曲、あんまり客席見てない気がした。インストラクターも自らの歌と踊りに神経持ってかれてるんだろうか。高橋優「2階席も見えてるよぉ~(高音)…見えてるぞ(低音)」高低差で耳キーンなった。
17. 高野豆腐~どこか遠くへ~
終始険しい顔をして歌っていた。怒ってた、そうかこれって怒りの歌だったんた。何度もナマハゲみたいな顔した高橋優と目が合って声が出た。〈 君を誘うの止めてェェェェエエエエエエエエエ 〉〈 マァァアジでしぃいはぁぁあつでぇぇえ 〉転調後にパアッと明るくなる照明、その元でキラキラ笑う高橋優、なんで急にそんな素敵な笑顔になるの。最後の〈 半額と貼られたその上に17時以降に作りましたのシール 〉で自分の手と手を重ね合わせてペチョ…っと胸に貼ってた。自分に半額と17時以降に作りましたのシール貼ってる高橋優のこと、初めて見た。
18. 明日はきっといい日になる
高橋優「この曲知ってるひと~~~!?」栃木の皆さん「はぁ~~~~~い!!!!!」高橋優「この曲一緒に歌ってくれるひと~~~!?」栃木の皆さん「はぁ~~~~~い!!!!!!」全員「あ!し!た!は!きっと!いいいいひになる!!いいいいひになる!!!いいいい日にするのさァ!!!!!!!」栃木元気丸出し合唱団、ここにありでした。イヤモニをポンッと外して一緒に歌いながら、声を聴きながら、歌う高橋優はきっと誰よりも美しい。
19. リアルタイムシンガーソングライター
箱から革ジャンを取りだして \フゥーーー!/ 革ジャンを着て \ フゥーーー! / なんだか、なんだ、今回のリアルタイムシンガーソングライター、凄かった。語彙力なんてものはヘドバンと共にどこかへ飛んでいってしまった。最高がまた更新されてしまった。ヘドバンする高橋優をこの角度で見られて本当に高まった。〈 リアルタイムシンガーソングライタぁぁあぁあぁァアアアアアアアーーーーーーー 〉で前歯から声を出していた。〈 戦い続ける君 〉のような鋭い目をしていた。曲終わりに「宇都宮餃子100皿くださァい!!!!!!」って言ってた。そのままギタージャカジャカ掻き鳴らしながら前に出てきてギターを上下ひっくり返してネックの部分持って天に突き上げながら舌をベェェェエェェエェと出していた。これも初めて見る高橋優だった。ビックリした。オタクの幻想ではなく現実に、本当にやってたんだってば。本当に、早く映像で答え合わせしたい。
20. 現下の喝采
高橋優「いま難しい時代だからさぁ…あんなの映像に残ってどこかに晒されたらさぁ…ギターはああいう風に持つものじゃありません!!まあ、もしそういう時がきたら今日のことを思い出してもらって…えへへ…」「いつも僕は皆さんからの拍手をここから受け取っているんですけど、逆なんですよ!本当はこっちから送りたい!今日、ここまで来てくれた。こんないい時間…土曜日っていい時間じゃん!…本当は今日ここにいるみんなひとりひとりにこれまでどうだったのぉ~?って聞いて回りたいけどそういう訳には行かないから。僕は想像するしかないんですけど…皆さんの日常に拍手を、喝采を、送りたいという思いで書いた曲を最後に聞いてください」〈 全世界よりも全きみに向けて捧げよう 〉でパッと前に出す右手、〈 俺たちの歌を 歌おう 〉でトントンと胸を指す右手、「歌おう!」でバッと広げる両手。う~~~本当に、今日は収録があるからと無理やり指を1本立てて上げたけど左手では涙が抑えきれずに大変だった。もんのすごいブサイクになっているであろう泣き顔の自分と、笑顔の高橋優と目が合う。その対比でまた泣いてしまう。とんでもない人と出会ってしまったな、わたし。
アンコール
21. HIGH FIVE
静寂からの高橋優のアコギの音、何が始まるのかと思ったら高橋優の声、アコギなしの声だけの独唱が始まった。息を深く吐いて空気をいっぱいに吸い込み、胸に手を当てて。みんなHIGH FIVE大好きだから速攻でみんなも一緒に歌い出したのだけれど、正直言うともう少しだけ高橋優の独唱が聴きたかった。そのくらい空気が変わって凛とした空間だったので。独唱後、みんなで歌って、みたいなジェスチャーがあった気がする。とにかく、その始まり方に鳥肌がボコボコに立ったのは確かなのでここに記しておく。HIGH FIVEを歌う高橋優を見ていたら武道館を思い出して。HIGH FIVEはあの時まだ生まれたてのエケチャンだったけれどあの頃があったから生まれた曲であって。あの頃を生き抜いた高橋優が作った曲を未来の高橋優が歌い次ぐ、続いてく。これから先もずっと。当たり前じゃないけど当たり前にしていく高橋優の力を感じる。一体、何をどうしたら〈 涙 〉を〈 起死回生の歌声 〉と表現できるんだろう。
22. 福笑い
ベソベソ泣いてるときに限って目が合う、高橋優は文字通り心の底からにんまりと笑っている。おかしいなぁ、あなたが笑ってたらわたしも笑うはずなのに、高橋優が笑ってる顔を見ると涙が出てきてしまうんだ。大きくて綺麗な目でくるくる見渡すそれが、笑顔のそれが。たまらなく愛おしい。〈 あなたがいつも笑えていますように 心から幸せでありますように 〉そう願わずにはいられない、高橋優、世界中の誰よりも、毎秒、幸せであれ──!!
──高橋優「もしかしたら今日、こんなに人がいるから中には初めて高橋優のライブに来たって人もいるかもしれない。沢山いるかも。入ってみたら違う人のライブ会場だったとか、娘に連れてこられたお父さんとか、「アルバムツアーだったのかよ…!」みたいな。さっきの本編、アンコール前の本編でアルバム曲全て演奏させていただきました!ので、アルバム曲しかやらなかった~って思った方、この会場を出た先にアルバムが販売されておりますので、よかったら買って聴いてくれたら嬉しいです。もう聴いてくれてる方は家に帰ってまた聴いてくれたら嬉しいです。僕も、アルバムツアーを回らせてもらってる中で大切なアルバムに出来たなって思えるアルバムです。」「最初の方にも言ったけど、あなたの中の幸せを少しでも輝かせられたら、陰りを晴らせたらいいなって思いながら最後の曲やります。」
23.リーマンズロック
曲前のMCが果てしなく曖昧なのだけれど、いつものリーマンズロックのMCではなかったので違う曲をやるのかと思った。高橋優「さぁ…最後に一緒に叫ぼうぜ栃木!!!!!!」「音程とか!!!どうでもいいから!!!!」叫んだ、本当に叫んだ。音程とかあったもんじゃない。ただ、全部出し切るつもりで叫んだ。アウトロでギタージャカジャカかき鳴らしながら言っていた「HAPPYと言う名前のアルバムを作って、そのツアーをARE YOU HAPPY?と名付けて、そのライブの最後を生きていけという言葉で終わらせます!!!生きてくって簡単に言われるけど、意外と複雑!!でも!今日、あなたが声を出せば僕に届くってことは分かりました!!!!明日からも!お互い腹から声出しながら生きていこうぜ!!!!ありがとうございました!!高橋優でした!!!!!」を忘れたくない。忘れられない。忘れない。
長いお辞儀の後、みんなで前に出てきて光の速さで忍びに変身していたピチピチのはっちゃんに高橋優がインタビューしてた。高橋優「忍者さん、今日はどうでしたか?」ピチピチの忍者さん「ん~~最高やった」 高橋優「僕も最高でした!!!ありがとうございました!!!!」最後のバイバイタイム、さらに近くに来られて本当に餃子が口から出るかと思った。みんなでカラオケタイム、「声出てるね~!!!」歌って!とみんなで歌う、それを少しの間耳に手を当てて聞いた高橋優が「その声、忘れないから!!!!」えっ……………なに……と思っていたら「また会いましょう、高橋優でした!!!!!!!!!」えっ……なに……と思っていたらあっという間に居なくなってしまった。───夢だったのか?いや夢みたいな現実だったんだ。この手のひらの痺れも眼球の疲労も汗も涙も、なによりこの記憶が現実であることの証なんだ。
今日高橋優から受け取ったものを全部持って日常に帰りたい。ひとつも落とさないように、大事に、そっと、はやく、ゆっくり、帰る。いつまで経っても人生慣れないし人間1年生の大変さを思い知る日々ではあるけれど、多分また大丈夫になる。だってわたしには高橋優がいるのだから、そんなことを思えてしまうくらいの最高の夜だった。これは未来の自分羨ましがるだろうな。あーあ。
今日のこと、忘れたくないな。
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読んでいただきありがとうございます。これを読んでくれたあなたにキラキラ輝くような良いことがありますように。