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東京へちょっと旅行

何故か直感的に憧れていた阿佐ヶ谷をひとりでぷらぷらと散歩した。一日目は事前に行きたいなと決めていた、雑貨屋さんと古本屋さんを訪れた。雑貨屋さんは小さい建物の中にカラフルな雑貨が詰まっていて、キラキラとしていた。生活には必要のないものなのかもしれないけれど、わたしの人生には必要なものを集めることが好きなわたしは雑貨屋さんに行くことが大好きだ。レジ近くにあった花の模様が描かれている櫛を買った。櫛自体の色は緑色で、紫、黄、水色、桃色、の花やこれから咲くであろう蕾の絵が描かれている。そこで姉にお土産を買い、お店の方と少しだけお話をして店を出た。

そしてまたゆっくりと歩きながら、古本屋さんへ向かう。静かで、優しく心地よい音楽が流れる店内で、本を見る人たちはなんだかとても素敵で、本だけでなく、本を選ぶ人たちもふんわりとした気持ちで眺めてしまった。
そこでは詩集を購入した。この本も前は違う本を好きな誰かに読んでもらえていたのかと思うと、あたたかい連鎖だと思った。

この日の夜はだいすきなnever young beachのライブへ行った。初めて日本武道館に行った。ライブ自体行ったことが少なく、大きな会場は初めてと言うこともあって、数ヶ月前までは行くことに大きな不安に飲まれていたのだ。好きな音楽を生で聴くことができることも、演奏を聴けることも、全部全部楽しみな気持ちもあるが、どうしても初めて行く場所には小さな頃から弱くて、怖かった。武道館へ向かう道、身につけているものを見て、きっと同じ場所に向かっているんだなと思う人たちが何人もいた。そのことがとても心強くって、ほっとした。東京に住む友人と合流し何とか自分たちの座席に着く。この頃にはすっかり不安な気持ちよりもわくわくな気持ちがすっかり勝っていたと思う。通勤中、入浴中、本読み中、お散歩中、お買い物中、何もせずお布団で寝転がり中、わたしが生活の中でたくさん聴いていた音楽をいつもよりも近く深く耳にできることがほんとうに心地よかった。横に揺れたり、手を上げてみたり、じんとしたり。良い思い出だ。好きになったきっかけの「あまり行かない喫茶店で」が聴けたことはやっぱり心踊ったな、とにんまり。キラキラ舞い降りる金色のテープ達は綺麗で、未来が明るくなるに違いないと、根拠はないのだけれど、そう感じた。金色のテープに手が届きたかったな。最近、購入したデジカメで会場の写真を撮って、武道館を後にした。
その後、友人と夜ご飯を食べて、現状報告などをしあった。その時に食べた、ほっけが美味しかったな。

次の日はもう一度昨日の余韻のまま武道館の辺りを散歩した。そしてまた、惹かれている阿佐ヶ谷に行った。ご夫婦でされている喫茶店で厚切りトーストをいただいた。マーガリンと苺ジャムが小皿に入れられていて、各々で食べるのが美味しいのか、一緒に食べる方が美味しいのか一人で考えながら食べていた。結論は、どの食べかたでも美味しいとにんまり。そこで本を読んだり、ラジオを聴いたり、ゆったりと過ごした。店を出た後は商店街をぷらぷらとして、白玉入りの鯛焼きを食べながら歩いた。そのまま高円寺のほうまで歩き続け、古着屋さんを見た。可愛らしい猫が描かれたセーターがあって、買うか迷ったが今月はたくさんお買いものもしたしなと思い、今日は我慢した。でも、やっぱり今日ここへ来た記念にとお花のピアスだけ買った。

日がまだ明るいうちに新幹線に乗り家へ帰った。
この二日間のことを姉に話し、お土産また渡すねを伝えた。
雑貨屋さんに古本屋さんに商店街に喫茶店に、好きな雰囲気が詰まった阿佐ヶ谷に住みたいなとも話たりもした。


厚切りトースト素敵
この鯛には白玉が入っているのです


わたしにはお花にも太陽にも見えるピアス


東京へぷち旅行した日のことでした。
あったかいものだらけ。

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