【柴犬アンの制作日記】チキンくれる外国人さんを守りたい(外国人経営店の危機)
どもども、柴犬アンやで。
うち、たまに行くねん。
ワンコOKのスリランカカレー屋さん。
それと、ガチ中華のお店。
店のドア開けた瞬間、鼻が先に踊る。
スパイスの匂いって、犬の脳みそに直撃する花火みたいなもんや。

ほんでな。
うちが席に着いたら、店の人が気づくねん。
「アン、きた」って顔になる。
この「顔」な。
言葉やない。
目がやわらかくなる。
手の動きが、ちょっと嬉しそうになる。
そんで小皿が出てくる。
ゆがいたチキン。
湯気がふわっと立って、うちの目が勝手に丸くなる。
あれ反則や。
犬にとって、湯気は字幕やねん。
「うまいで」って書いてある。
日本でお店やってる
外国の人らって
ほんま柴犬にやさしい。
なんやろな。
柴犬って、世界共通で「ほっとけない顔」しとるんかもしれん。

スリランカの人、うちの頭をなでる時、手がていねいやねん。
乱暴に触らん。
怖がらせへん。
ちゃんと目見てくれる。
これがな。
国とか国境とか、そういう話の前にあるもんやと思う。
バァバの話もするで
うちのバァバ、介護施設おるんやけどな。
いちばん仲良しの子が、ベトナムから来た子やねん。
言葉、完璧に同じちゃう。
でもな、笑い方とか、相づちとか、気遣いのタイミングとかで、仲良しって分かる。
国として仲悪いとか、そんな看板、現場では役に立たん。

現場は、目の前の人間と人間や。
人間とワンコや。
ココロが通う仕組みは、全世界で同じやねん。
せやのに今
その「現場」を
直撃する話がある
在留資格の「経営・管理」ってやつな。
このルールが厳しくなって、資本金などの基準が大きく上がった。
さらに、会社で常勤職員を1人以上雇うことが必要になる、みたいな要件も示されとる。

数字だけ見たら、ふーんで終わるかもしれん。
でも、うちが言いたいのは、そこちゃう。
街の小さな店ってな、資本金の数字でやってるんちゃうねん。
あったかい皿1枚
いつもの席
「今日も来たな」って顔
子どもがナンちぎって笑う声
お腹すいた人が救われる夜
そういうので、店は生きとる。



悪いことするやつがいて
対策がいるのは分かる
実体のない会社で制度を悪用する話があるなら、止めなあかん。
でもな。
悪いやつを止める網で、ちゃんと働いて、税金払って、料理出して、地域に根を張ってきた人までまとめて引っかけて沈めたら
治安守ったつもりで
街の胃袋と笑顔を
空っぽにするだけや
美味しい店がなくなるのは、うちは許さん。
犬やけど、ここは吠える。

外国人に厳しい法律を作るなら、やり方があるやろ。
大事なんは
「やさしい人が損せえへん形」にすること。
たとえば、書類だけで判断せんと、実態の確認を丁寧にするとか。
地域でちゃんと営業してる店を、ちゃんと見て守るとか。
教育もいる。
外国人が悪くならんように、最初から制度の使い方を教えて、ルールの線を明るくする。

迷わせて落とすんやなくて、迷わん道を作る。
その上で
悪い外国人だけ粛正は
そら仕方ない
どこの国の誰であっても、悪いことは悪い。
そこはブレたらあかん。
でも、やさしい良い外国人を
助けたい
うちにチキンくれる人らを、守りたい。
バァバの笑い相手を、守りたい。
大阪万博みたいに、いろんな国の人と交流して、「世界はひとつ」って感じる瞬間、あるやろ。
綺麗事かもしれへん。
せやけど、綺麗事ってな守り切った時に、初めて現実になるんや。
国境いらん、って発想も、夢みたいに聞こえるかもしれん。
でも「境目を減らす努力」なら、今すぐできる。

店のドアの前で、言葉が違っても笑える
あれが、もう世界統一の試運転や。
もし宇宙人が攻めてきたら、
地球全体でまとまる奇跡が起きる
って言う人おるけどな。
宇宙人待つ前にやろうや。
カレー屋さんのテーブルで、もう始まってる。
外国人がどうやら、戦争がどうやら言うてる場合ちゃう。

うちらの街の「今日の晩ごはん」と「明日の元気」を制度の雑な一撃で消したらあかん。
スパイスの匂いは、国境を越える。
ナンの湯気は、差別を知らん。
皿の上の平和って、わりと強い。
うちはその平和を、腹いっぱい守るで。 🐾
でわでわ
