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開運空間浄化|風は通るのに、息ができない部屋

空間の浄化の仕事を続ける中で、よくあるご依頼の一例をご紹介したいと思います。

二十代の女性が、初めて一人暮らしをすることになったときのことです。

お母様からご依頼をいただき、新しく暮らし始めるマンションへ伺いました。

角部屋で、大きな窓が二面にある。
ベランダも広く、室内は白を基調とした明るい空間でした。
静かな住宅街にあり、若い女性が初めて暮らすには、とてもよい住まいに見えました。
窓はすべて開けられ、気持ちのよい風が部屋を通り抜けています。

それなのに、玄関から一歩入った瞬間、私は足を止めました。

息ができない。

胸の奥を強く押さえつけられるような圧迫感。

頭の中まで詰まっていくような閉塞感。

深く息を吸おうとしても、空気が身体に入ってこないように感じました。

窓は開いている。
風も通っている。
陽の光まで入っている。

それでも、苦しい。

そこに住み始めた彼女も、

「なぜか、この部屋にいると息苦しいんです」

と話していました。

目に見える条件だけなら、何も問題はありません。

けれど私には、以前この部屋で暮らしていた方のものが、強く残っているように感じられました。

明るい部屋と、明るい空間は、同じではありません。


部屋に残されていたもの

私は彼女に、「終わるまで、外で待っていてください」
と伝え、一人で浄化を始めました。

部屋の中央に立つと、やはり呼吸が苦しい。
単に空気がこもっているのではありません。

その場所が、長い時間をかけて抱え込んできたものがありました。
空間は、そこにいた人の喜びだけを記憶するわけではありません。

悲しみ。

孤独。

怒り。

不安。

何度も繰り返された思考。

言葉にされないまま、心の中へ押し込められたもの。

人がいなくなり、家具が運び出され、壁紙が新しくなっても、それですべてが消えるとは限りません。

新しい部屋に見えても、そこには、その土地の歴史や建物が重ねてきた時間があります。

さらに、以前暮らしていた人が残したものが加わり、今ある空間がつくられている。

彼女が持ち込んだ荷物は、まだわずかでした。

けれど部屋の中には、彼女のものではない時間が、すでに満ちていたのです。

私は、そこへ神様の光を降ろしていきました。

少しずつ。

本当に少しずつ。

胸を塞いでいたものが薄れ、空気の質が変わり始めます。

光は、部屋を過去のどこかへ戻すためのものではありません。

その場所に積み重なったものを浄化し、これから彼女が生きるための空間を、新しくつくるために降ろします。

彼女が安心して眠れること。

心と身体を休め、明日へ向かう力を取り戻せること。

新しい仕事や人との出会いを、喜びながら受け取れること。

初めての一人暮らしが、孤独ではなく、自分の人生を育てる時間になること。

その未来を支える光で、部屋を満たしていきました。


「息ができます」

ある程度まで浄化を終えたところで、一度、彼女に部屋へ戻っていただきました。

扉を開け、中へ入った瞬間。

彼女は目を丸くして言いました。

「息ができます」

そして、部屋を何度も見回しながら、

「明るい……」と、驚いたようにつぶやきました。

窓の位置は変わっていません。

照明を増やしたわけでもない。

それでも、彼女には明るく見えたのです。

私が最初に感じた圧迫感も、すでに薄れていました。
けれど、その日の浄化は、そこで終わりませんでした。

どうしても気になる場所が一つ残っていたからです。

玄関でした。

彼女も、「なぜか玄関だけ、まだ重たい気がします」と言いました。

彼女は、普段から目に見えない世界を意識している方ではありません。

それでも、自分の暮らす場所に残った違いを、身体で感じ取っていました。

私はもう一度外で待っていただき、玄関の浄化を始めました。

部屋の中は明るくなっているのに、その場所だけが暗く沈んでいる。

玄関は、人が出入りする場所です。

同時に、外の世界と家の中を結び、人や機会を迎え入れる場所でもあります。

そこに残っているものを丁寧に浄化し、新しい流れを迎えられるよう光を降ろしました。

すべてを終え、彼女を呼び戻すと、
「わあ、玄関まで明るくなっています」
そう言って、とても嬉しそうに笑いました。

最初に会ったときの、どこか不安そうな表情とは違っていました。

その笑顔を見たとき、この部屋にようやく、彼女自身の時間が始まるのだと感じました。


それから届いた、一通のメール

しばらくして、彼女からメールが届きました。

新しい仕事が決まったこと。

職場で年齢の近い友人が二人できたこと。

そして最後に、

「初めての一人暮らしが、とても楽しみになりました」

と書かれていました。

私は、その言葉が何より嬉しかった。

仕事が決まったことも、新しい友人ができたことも、すべてを空間浄化だけの結果だと言うつもりはありません。

彼女自身が新しい生活へ踏み出し、人と出会い、自分の人生を生き始めたからこそ、現実になったことです。

けれど、最初にあの部屋で感じた息苦しさの中では、毎日を明るい気持ちで始めることさえ難しかったでしょう。

人は、安心できる場所があって初めて、外の世界へ力を使うことができます。

心と身体を休められる。

自分を守るために使っていた力を、未来をつくるために使える。

住まいがその人を押し戻す場所ではなく、人生を支える土台になったとき、現実にも新しい流れが入り始めます。


家を、自分のためのパワースポットにする

パワースポットは、遠くの聖地だけにあるものではありません。

毎日帰る家が、自分を満たす場所になる。
眠ることで力を取り戻し、朝、希望を持って外へ出ていける。
悲しい日にも、扉を閉めた瞬間にほっとできる。
自分の人生を、そこからもう一度始められる。

そのような住まいは、そこで暮らす人にとって、何より身近で力強いパワースポットになります。

空間浄化とは、部屋を昔の状態へ戻すことではありません。

その土地と建物が重ねてきたものを見て、必要のない影響を浄化し、これからそこで生きる人のために、新しい光の場をつくることです。

あの部屋にも、もともと彼女のための完成された空間が用意されていたわけではありません。

彼女がそこで笑い、眠り、人と出会い、自分の人生を育てていけるように、光を降ろして新しい場をつくりました。

部屋は、ただ人生を眺めている背景ではありません。

そこに住む人の心と身体を支え、次の一歩を生み出す場所です。

あの日、「息ができます」と彼女が口にした瞬間。

彼女の新しい暮らしは、ようやく始まったのだと思います。


空間浄化は、住まい、オフィス、店舗、サロンなど、その場所が重ねてきたものと、これからそこで望む未来を拝見したうえで個別に行っています。

ご依頼については、こちらの記事をご覧いただいた上で
InstagramのDMよりお問い合わせください。

あなたにとって大切な場所が、心から安らげる光の空間になりますように。

※ご本人が特定されないよう、一部の表現を調整しています。記載している変化は一個人の事例であり、同様の結果を保証するものではありません。



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