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グループ魂とケバブスを見た!君にジュースを買ってあげ(あんあんあん♥)

グループ魂×THE KEBABS(ザ・ケバブス)という絶妙な組み合わせのイベントへ行った。
いやー楽しかった、腹筋が崩壊した。




🔸対バンの衝撃

ケバブスはライブをコンスタントに見ているけれど、グループ魂を見るのは8年ぶりだった。
サダヲもクドカンも三宅さんもめっちゃ売れっ子なのに、今もこんなアホな遊びを真剣にやってるんだ!と痺れまくった。

「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」などで宮藤官九郎にハマり、劇団「大人計画」の舞台や、グループ魂のライブを見に行っていた時期があった。20年くらい前。今もクドカンの映画やドラマはチェックする。

対バンを知った時、「なんじゃこの組み合わせ!」と斬新で笑った。ブッキングした人のセンス最高。

世代は少し違うけど、バンドとして共通点がある。本業とは別に、遊び心をぶちかましている点において。遊びでやっているのに、めちゃくちゃかっこいい点において。

ケバブスは歌詞が良い意味で適当、自由。魂は狙いすましたコミカルさだ。っていうか下ネタだらけだよ。
「なぜこのようなふざけた歌詞で、かっこいいライブが!?」と、得も言われぬ感覚に陥り愉快な気持ちになるところも同じなんだ。
(例:「恐竜だ!ガオガオガー!」「シ★る オア ノット ★コる」)
あと、名曲オマージュを取り入れるお遊びも共通しているわね。

ニッポン放送主催だと聞いて納得。主催者と気が合う、同年代かな。

Zeppクラスで整理番号が170番台という良番。思ったよりチケットが売れてなさげ、と推測する。月曜の夜ということと、物珍しい対バンだからか。当日券の告知も目にした。
お陰で、ゆったりめのフロアで貴重な対バンを堪能できて私はありがたかった。



🔸THE KEBABS

先日、恵比寿で見たワンマンがとても楽しかった。アルバム「新譜」の曲に加えて、だいぶご無沙汰の曲もやってくれた。

今日は「新譜」からやらなかったら寂しいなと思ったけど、バラエティに富んだセトリで、恵比寿で聞けなかった曲も聞けてほくほくである。
「『ジャンケンはグー』、うそ『やっぱチョキ』」という佐々木亮介のフェイントに喜んだ。今日は「やっぱチョキ」はやらないかもと思っていたので。

久しぶりに聞く「オーロラソース」で、前に出てガシガシとギターを弾き倒す新井弘毅がよく見えた。ゆったりフロアのなので、いつもより視界が良好だ。

目を閉じ、自分の内側とフロアのお客さん両方を意識しながらギターを繰り出す新井さんの姿が好きだ。崇拝に近い感情がある。「推し、尊い」ってこういうことか。
躍動感のある全身から軽やかに強烈な音色が溢れる。蒸気で眼鏡の内側が曇っている。照明に当たった髪の茶色がキラキラしてキレイだなぁ。まばゆい。下から見上げて、いつも「背中に羽が生えて飛んでいきそう」と思う。

今日もクライマックスに向けての速弾きがスパークしていた。絶好調の新井さんだった。
(先日「serial TV drama」一夜限り再結成の配信をうっかり見逃しちゃった私、ばかばか。)

佐々木がMCで「楽屋に芸能人が」と、とまどいを吐露していて面白かった。我々もびっくりしたけど、オファーにメンバーもさぞかし驚いたことだろう。
佐々木と田淵はだいたい酒を片手にライブしているけれど、今日は見当たらなかった気がする。酒を飲む気分ではないかもしれない。

佐々木が「皆さん、折ったら1番かっこいい骨って、どれだと思います?」「この人、あばらやってまーす」「俺だったら絶対にお客にアピールする」と、田淵智也に関するMCをした。

1週間ぐらい前に「田淵智也が肋骨を骨折」という音楽ニュースのタイトルを見てびっくりした。骨折以上に「今日のユニゾン大阪ライブは予定通り出演」という記述に。

びっくりはしたが、ってことは今度のケバブスで手負いの田淵が見られる…?デュフフ♡ とか思ってしまった。

田淵の本業バンド、UNISON SQUARE GARDENの斎藤宏介がしばしば「メンバーのピンチ(ステージトラブル)にワクワクする」と冗談めいているが、メンバーを信頼しているから言える台詞である。
それと同じ感じで、骨折でも出演OKだとプロが判断しているのだから大丈夫なのだろう。

田淵ちょっとしんどそう?というバイアスをかけてしまった節もあるが、その割に「やっぱチョキ」も「ラビュラ」も元気そうに歌っていて、プロ魂すごいと思った。本能的に弱みを隠す野生動物みたいだ。
厳密に言えば、「動きたい」という意思と、「動かなきゃ」というサービス精神のバランスが難しそうだった。
でも、激しく飛び跳ねようがそうでなかろうが、酒を飲んでいようがシラフだろうが、骨やっていようがいまいが、田淵は田淵のまんまでかわかわなベイビーなので。俺は知ってるぜ。デュフフ♡

鈴木浩之の台詞回しにますます磨きがかかっていて、思わずニヤリとしてしまう「どうぶつがいっぱい」。
浩之さんが満面の笑みになる瞬間は、とりわけステージのエネルギーにグッとくるなぁと思う。ケバブスは、今日みたいにキャパ2,000人以下ぐらいが好みかも。4人を丸っと把握しやすいので。良い眺めを堪能した。

佐々木が「THE KEBABSのテーマ」で、「自我を無くしたーい!」と叫んでいたので共感して笑った。
時に笑いを取るMCをしたい気持ちがある、と話していたが、佐々木は思ってることを普通に口に出してくれるだけで最強だ。

ケバブスを初めて見たと思しき魂のファンが、「かっこ良かった!」って言ってた。

🔸グループ魂

港カヲル(皆川猿時)が単独で登場した。
カヲルさん変わんなくね?と驚く。この後出て来たメンバーに対しては、それなりにおじさまになったねと思ったが(私もおばさんになったし)、カヲルさんは変わらない感じがしたので。

いや…前より太…大きくなったか…?
先日タクシーの運転手さんに「高校生みたいだね!」って言われたそうだ。なんかわかる、学生感。
お色直しが何度かあったが、女子校生ルックが相変わらず可愛らしくて釘付けになってしまった。ミニスカから丸見えのピンクのパンツ、ガン見しちゃってごめんね。

「ブスばっかだな!」というコンプラ全無視の客いじりに、あーそうだった魂はこんな感じだったわ、と懐かしく思い出す。「おっぱい元気!?」も忘れていた。
「ブスは褒め言葉だよ!俺はブスが好き!でも一番好きなのはケバブス!」には爆笑で、思わず「うまいー!」と大きな声が出た。

ケバブスが終わって前が空いたので、私は上手の端っこ1列目に潜り込んでいた。目の前をロングヘアーを束ねた女性カメラマンが通り過ぎる。素敵なライブ写真を撮るビオラさんだ。
ステージのカヲルさんを見て、口元が少し微笑んでいるように見えた。いや苦笑かもしれない。

8年前の記憶がよみがえる。グループ魂とキュウソネコカミの対バンだった。この対バンもナイスな組み合わせで、とても楽しかった。

最後に記念写真を撮影する際、カメラを構えるビオラさんに「お姉ちゃん、かわいいねぇ!」とカヲルさんが絡み、ヤマサキセイヤが「うちのカメラマンに色目つかうなー!」とやり返していた。その時のビオラさんの苦笑がよみがえった。
(回想終了)

カヲルさんが、休止・再開・脱退があったと話していたが、休止を経て再開していたことを知らなかった。
言われて思い出した、バイト君(村杉蝉之介)がやらかしたんだった。彼の活躍は多くの作品で目にしていたので、とても残念だ。

新しいバイト君として、少路勇介が登場したので歓喜。大人計画ファンには昔なじみのメンバーである。サックスを吹いている曲が何曲かあったが、サックス吹けるの知らなくて驚いた。少路かっこいい!
代表作が「ゆとりですがなにか」だと説明していたが、今も何かしらドラマで少路を見かけると嬉しい。
少路だけでなく、大人計画の面々の活躍をメディアで見ると嬉しい。(少路と同い年の平岩紙は大出世したね。旦那は山内総一郎だし。お似合いすぎるわぁ。)

満を持して破壊(阿部サダヲ)が登場した時の興奮。「ヤムおんちゃんー!」(朝ドラ「あんぱん」)と叫びたくなった。
昔は「サダヲきゃわうぃ~!」ときゅんとしたが、今は「うわ!芸能人だ!」と思っちゃう貫禄だ。なんだか若い頃よりお肌がピカピカしているし。
朝ドラに加え、松たか子と夫婦の敏腕弁護士役(ドラマ「しあわせな結婚」)を視聴中なこともあって、テレビの人だなぁと実感した。
スリッパ投げも久々に拝んだが、相変わらず美しい投球フォームだった。さすが元野球部。(木更津ー!キャッツ!ニャー!)

暴動(宮藤官九郎)はますます細くなったように見えたが、ギターは相変わらずだった。細腕でギターを掲げて吠える(背面弾きのポーズ)、そんなおじさんの姿に感動する私。
「チャーのフェンダー」が懐かしかった。チャーのギターをダーってやりてえ!やんないけどねー。こんな無邪気な欲求をまんま歌詞にできるクドカンのセンス。
遅刻(富澤さん)と前に出て交互にギター合戦するシーンも痺れた。

知っている曲は半分もなかった。でも知らなくても、一流の役者たちが率いるエンターテイメントなのだから楽しいに決まっている。
そして覚悟している以上に下ネタがひどいと、いつも思い出す。でも嫌いじゃない。
演奏もパフォーマンスもかっこいいのに笑い過ぎて涙が止まらない、この感覚はグループ魂の強烈なオリジナリティーなんだよなぁ。

マイケル・ジャクソン風味の「職務質問」は、破壊&カヲル&バイト君の息の揃ったダンスがかっこいい。かっこいいのに歌詞はお笑いだ。
「BE MY BABY」の派手なサイレンの中で連呼する「BE MY ちん★」。名曲として大衆にインストールされているフレーズを、下ネタにして大真面目に茶化すというタブーが、こんなにも笑いを誘うものだなんて、他に誰が真似できようか。リスペクトがあることを知っているので不快もない、むしろ爽快だ。

「Over 30 do The 魂」をやった。まだこの曲やってるんだ。下ネタのひどさとメロディーのかっこ良さのアンバランスがたまらない。
破壊がアドリブで「30過ぎても、大谷翔平も ★こってる!」って叫んだから吹いた。登場人物がアップデートされていて謎の感激を得た。大谷には迷惑でしかないが。

叶姉妹をネタにした新曲(「来世は叶姉妹」)を初めて聞いたが、腹が捩れて呼吸困難に陥った。「うまれかわっても高嶋兄弟には入りたくない」というフレーズに撃ち抜かれて。同意だ。
バンドの新曲の歌詞を聞いて涙を流して笑うこと、ある?


「楽屋入りが13時で疲れた、17時スタートがいい」とか、「対バン相手の若い客が興味なさそうに壁に寄りかかると、暴動や石鹸が敏感に反応する」など、おじさん達の発言に和んだ。
この人たち、なんで今だにこんなことやってるんだろう。 (いいぞもっとやれ。)

アンコールで破壊(サダヲ)が1人でステージに立ち、メンバーが袖から屋号っぽくボケを畳みかける「中村屋華左衛門」の運びが鮮やかで、とどめを刺されてあごが外れた。
曲っていうかコント。プロの役者と脚本家による完成度の高いコントなので、間合いとセリフが絶妙過ぎるのだ。私、今日、涙流し過ぎ。

特に「今日の対バン相手なんだっけ?」「肉みたいなの…」「カルビ!」「ジンギスカン!」って、ケバブスを1文字もかすってなくて笑い死んだ。いじりやすいバンド名でやりやすかったことだろう。

「映画『国宝』で人間国宝を演じた人、誰だっけ?」「田中泯!」「あってるけど非国民(イントネーション)みたいに言うな!」とか、絶妙にマニアックで好きだった。

自分はやっぱりクドカンの紡ぐ物語がツボに入るのだ。
後日、クドカン脚本のドラマ「監獄のお姫さま」をネトフリで再視聴した。良い具合に微細を忘れていたので、新鮮に爆笑しまくったし、ハートウォーミングなところにいっぱい泣いた。


🔸予想外のコラボ

全く予期していなかったが、ケバブスの佐々木亮介が登場して、「君にジュースを買ってあげる♥」をコラボした。

主催と魂側としては「ケバブス全員で」と言うつもりだったと思うが、佐々木が他の3人は「ビビってます」と説明した。
3人の心中を察するにあまりある。こういう時に佐々木はとても頼りになる。

サダヲが、「佐々木さんがジュース買ってくれるって!何がいい?」と客に振り、ケバブスのファンが「お茶割り!」と口々に叫んでいたのも笑った。(佐々木「酒ばっかだな!」)

「君にジュースを買ってあげる♥」を歌う佐々木が存外に良かった。「座席は僕に譲りなよ〜!」という、台詞めいた歌い回しが似合っていた。「お祭り そもそもなかったし〜!(ラビュラ)」と同種の気持ち良さかもしれない。

サダヲが「佐々木さん」って呼んでいる状況がずっと摩訶不思議だったが、シャウトする佐々木をニコニコと楽しげに見守るサダヲ、カヲル、少路の姿に嬉しくなってしまった。サダヲ達も、佐々木の立ち回りや感の良さを面白がり、感心していたように見えた。
佐々木は大人計画の舞台に出ても違和感なさそうだとか思っちゃう。絵になる風貌とオーラを持っているし。

佐々木は「中村屋華左衛門」にも参加していたと明かしてくれた。「正解は越後製菓!」の台詞も似合っていた。
とても貴重で楽しいコラボを見せてもらったなぁ。ニッポン放送、グッジョブだよ。

「君にジュースを買ってあげる♥」は、我々の一番有名な曲で紅白歌合戦にも出た、とサダヲが言っていた。

紅白、出たこともあったねぇ。
魂で一番有名な曲って言うと、私は今だに「竹内力」のイメージがあるので、聞けたらなお嬉しかったな。

竹内力!
哀川翔!
石橋凌!


最後にカヲルさんの三三七拍子で締めた。数日後に魂のワンマンがあるそうだ。「来てもいいし〜、来なくてもいいし〜」と言いながら、ゆったりと去りゆく背中がキュートだった。

ナタリーのレポートによると、ワンマンには客席に叶美香さんが来場したとのこと。ファビュラスな演出ー!




ライブ後にドリンクを引き換えた。たいてい水かお茶にする。この日は無意識にミニッツメイドのオレンジを手にしていた。
たまーに甘いジュースが飲みたくなるんだよね。

♪君にジュースを買ってあげ(あんあんあん

そうだ、下ネタでも嫌じゃないのは、「音楽愛あふれるバンドサウンド」だからっていうの、あるなぁ。

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