「Ninth Peel」を剥いたら答えがありました
UNISON SQUARE GARDENの9枚目のアルバム「Ninth Peel」の感想です。ジャケ写のアライグマさん、凛々しくてお気に入り。
全体の雑感
田淵が前作の「Patrick Vegee」を"ぐちゃっとしてるアルバム"と表現していて、でも私にはあまりピンと来なかったのですが、「Ninth Peel」こそ一聴して「ぐちゃっとしてる」と思いました。いろいろなタイプの曲が詰め込まれている。
依頼を受け頭をひねったハイクオリティな曲、原点回帰みたいな曲、どポップな曲、赤裸々バラード、おしゃれシティポップ風の曲、いともたやすくできちゃうらしさが溢れた曲。「MODE MOOD MODE」や「Patrick Vegee」と違って特にコンセプトはないそうなので、なるほどなと思います。
そう言えば、SKY-HIも以前はコンセプト立ててアルバムを作っていたけれど、ここ2作品は「出て来たものを並べました」という自由気ままな作り方をしていて、最新のSKY-HIらしさが反映されていてフレッシュで面白いと思ったのですが、「Ninth Peel」も非常にフリーダムで楽しく、今のユニゾンの美味しいところがパッケージされていると感じます。
JAPANの山崎さんが、お客さんに出す料理とまかない料理がごっちゃになったようだといった表現をしていたのですが、とてもわかりやすい。クライアントのことも意識して手間暇かけて煮込んだディナーと、冷蔵庫にあるものでぱぱっと作れちゃういつもの味がごっちゃになっている。MUSICAの鹿野さんは、15周年以降のベストアルバム+B面集のようだ、と言っていました。
今月の取材こぼれ話。スピッツ、エレファントカシマシ、UNISON SQUARE GARDEN、Eve、おいしくるメロンパン - 山崎洋一郎の「総編集長日記」 #スピッツ #エレファントカシマシ #UNISONSQUAREGARDEN #Eve #おいしくるメロンパン https://t.co/wMHCUXMUuS
— rockinon.com (@rockinon_com) April 15, 2023
いつもみたいに1曲目に「何枚目」のアルバムであることを象徴するしかけはありませんが、11曲目の「フレーズボトル・バイバイ」からリピートで1曲目の「スペースシャトル・ララバイ」に戻ると耳が気持ち良い。「忘れられない今日になった!」からの「忘れたくても忘れない」に繋がるのが爽快。
曲ごとの感想
01.スペースシャトル・ララバイ
最初に聞いた時に「青々しいな」と、ちょっと面食らいました。なぜ今こんなフレッシュな曲を?シンプルに3人だけの音が鳴っているので、賑やかな「kaleido」や「カオス」との対比で余計にそう感じます。田淵がインタビューで「かなり前から片鱗があった曲」と言っていたので、少し腑に落ちました。曲調が似ているとかではないですが、the pillowsっぽいというか、さわおイズムをそこはかとなく感じるような気もします。
1曲目なのに、なぜかアルバムの最後にも似合う気がする。始まったばかりなのに、物語を終えたかのような、全てを回収してスペースシャトルが宇宙へ飛び立つような力強さと清々しさ。アルバムをリピートで聞いているとスタート地点を意識しなくなるので、「あれ、最後の曲だっけ?」と勘違いすること多々。
スペシャ特番で佐々木亮介(afoc/THE KEBABS)が11曲目について、「逆に1曲目っぽい」とコメントをしていましたが、私も1曲目と11曲目は入れ替わっても違和感がないような気がします。11曲目は「バイバイ」って言ってるけどね、曲調的にね。終わりを明確に感じないから、ループしちゃうアルバムかも。
「小さくなってくスペースシャトル」で明らかに音が小さくなるので、「変なとこ触って音量下がった?」と気になってしまうのですが(音量に神経質な私)、宏介が「少し小さくなってくように歌ってるよ」とコメントしていたので、やられたなーと思いました。エモだね。
アルバム発売記念のスペシャル生配信の際に、貴雄が「アルバムの最初と最後が好き、andymoriのようなバンド原点回帰を意識した」と言っていましたが、なるほどですね。
宏介は「無骨なものが多い、田淵から渡された時点で無骨だった、無骨さを残したままキラッとできるか、をテーマにした」と話していました。この曲は無骨な部類に入るのだろうけど、ベテランがこれほどまでに瑞々しさを表現できるのはすごい。
デビューしたての頃の宏介は、若手バンドらしい熱量のこもった歌い方をしていて、経験値と共に洗練された歌い方になって来たけど、この曲は抑えられない初期衝動のようなフレッシュさがありつつも、高いスキルで美しく駆け上がっていくような、なんとも表現しがたいボーカルで圧倒されます。
02.恋する惑星
タイトルを知った時に、ウォン・カーウァイ監督の同名映画が思い浮かびましたが、特に関係はないようです。(中年には懐かしいね。フェイ・ウォンの主題歌、流行ったね。)
一聴してニコニコしちゃうタイプの曲だから速攻で大好きになりました。「アイヤイヤー」が楽しくて耳に残ります。歌謡曲のような親しみやすさ、ノスタルジーを感じる曲調であることに驚きがありました。子供や年配者にも幅広く好まれそうな、「みんなのうた」にして欲しいぐらいの人懐っこい曲だと思います。絵本の題材にもなりそう。
出だしのメロディーがどことなく懐かしいのは、中島みゆきの「時代」(♪そんな時代もあったねと~)を感じるからかな。あと、♪僕の周回軌道に意味なんか~のところは、ゆずの「サヨナラバス」をちょっとだけ思い出したので、その辺りも自分が懐かしく感じる理由なのかもしれません。
ブラスが入って多幸感に溢れているという点で「君の瞳に恋してない」を連想したけど、ユニゾンにしてはテンポがだいぶゆったりなのが珍しい。特にドラムに隙間がたくさんあることが意外でありつつ、そこがめちゃくちゃお気に入りです。ドラムと言うよりあえて太鼓って言いたい素朴さ。イントロとサビ前の連打(ダン!ダン!ダダダン!)というビートも超お気に入りポイントだし、どっしりとした響きにコミカルさも感じて楽しい。
なぜこの曲を好きなのかというと、一番の理由はテンポのような気がします。「Do You Remember Rock 'N' Roll Radio?」とか「Saturday Night」みたいなトラディショナルさというか、安心感がある。こういうの好き。
田淵が、デモにはロックバンドっぽいフィルがいっぱい入っていたけど、貴雄の手によってシンプルなアレンジになった、自分のイメージとは違うけど面白がれた、と語っていました。貴雄まじでグッジョブだよ。
一方で、貴雄が本当はもっと隙間のあるアレンジにしたかったけど、田淵は結局こうするんだよなぁとボヤき気味のコメントしていたので爆笑です。
でも、手数を減らすという貴雄のセンスと、それを受け入れた田淵のナイス連携プレイで、今までにないタイプの名曲が誕生したのではないかと思います。貴雄がイメージしていた、より隙間のあるアレンジと、田淵のもともとのデモにも興味津々。
ディレクターに「リード曲にしよう」と言わしめた時、アレンジがどれぐらいされている状態だったのかな。完成形を聞いてしまうと、「リード曲、この曲以外に選択肢なくない?」って思ってしまいますね。
ブラスのアレンジは伊藤翼さん(「kaleido」の名ストリングスアレンジでお馴染み)に好きにやってもらって、5管(トランペット2、トロンボーン、アルトサックス、テナーサックス)にしたらブラスが厚くなったと言う話も興味深いです。トランペットの音色が可愛い。
そして本日リリース🎉🎉🎉
— 伊藤 翼/Tsubasa Ito(作曲家) (@Tsubasacurry) April 12, 2023
UNISON SQUARE GARDEN
9th Album「Ninth Peel」
M02「恋する惑星」Horn Arrangement.
M10「kaleido proud fiesta」Strings Co-Arrangement
で参加しておりますっっ!!!👍👍👍https://t.co/sqtcZ6j0wA
間奏がベースソロなのたまらない。シャイな惑星くんが、モゾモゾと全身全霊で愛を歌っているようなキュートなメロディーが愛おしくてずっと聞いていたい。周りでピアノやホーンがキラキラしていて、ドラムはカタカタと可愛らしく彩り、ギターはピックで星屑が散っているような繊細な音を弾いて、みんなで惑星くんを応援して引き立てているのが最高。全体的にギターが控えめなのも新鮮ですね。引き算の美学。
歌詞は「夏影テールライト」や「デネブとスピカ」に通じるものを感じました。比喩の仕方が絶妙で田淵らしいと唸ってしまう。
最初に聞いた時、「必死」じゃなくて「決死」かと思いました。ボーカリスト的に「必死」って発音しにくそう。「恰好がつかぬ!」は「恰好がつかない!」だと思っていました。こちらも歌いづらそうです。でも軽々と歌っているように見せるのが宏介だし、極めて田淵らしい言葉選びで愉快だし、それがユニゾンの魅力のひとつだなと面白く思います。
03.ミレニアムハッピー・チェンソーエッヂ
アルバム曲に紛れてくる、いつものユニゾンを感じる曲。攻撃的で言葉遊びがあって、みんなが大好きな系統ですね。ギターのえげつない音が快感で笑ってしまいます。2曲目があっさりしていることの鬱憤を晴らすかのよう。
私はこの手の曲はそこまで気に入ることがないのですが、ライブで聞くと間違いなくテンション上がるので、ライブが楽しみ。ラストの「制御不能だ~↓」と落ちるのが好き。こういうアイデアってユニゾンならではだなと思ってしまう。
タイトルもあまり意味はないのだと思いますが、「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」と言う作品があるので、言葉の並べ方が気に入って参考にしたのかな。
04.カオスが極まる
マイナー繋がりで「ミレニアムハッピー・チェンソーエッヂ」からの流れが気持ち良い。アニメを楽しく見ていましたが、主題歌がピッタリで毎週テンション上がりました。
マイナー系で速い曲はどちらかと言うとタイプではないのですが、「カオスが極まる」にはすぐにどハマりしました。この曲ならではのトラップビートというガチャガチャした仕掛けが楽しくてトリコです。めちゃくちゃたぎる。ユニゾンの曲の中で最も爆音なのではないか、その爆音に中毒性があります。歪な音大好き。
トラップビートが流れている時、宏介はイヤモニ抑えていることも多くて、ビート明けの歌い出しとか音取るの大変そうだなぁって思うことがあるけど、それがユニゾンのボーカリストとしての宿命だね。
貴雄に「UNISON SQUARE GARDENは宏介が歌いづらいと思いながら歌ってるのがカッコいいんだよ」と言われて、「あ、そうだな」って、わりと腑に落ちたんですよ。(斎藤)
— USG_bot (@ai_USG_bot) April 16, 2023
05.City peel
ライブでもそうですが、「カオスが極まる」の後は静かな曲がしっくり来ますね。曲に入るまでに少し間があるので、シングルの後遺症のせいで脳内で「放課後マリアージュ」のイントロが鳴ってしまうことが。
新しいタイプの曲だなと思って正直びっくりしました。「静謐甘美秋暮抒情」や「Numbness like a ginger」も珍しいタイプではあるけれど、ユニゾンらしさも色濃い。「City peel」は異色だと感じます。ジャジーでアンニュイでとても好き。疲れている時にこのアルバムを聞いていて、「City peel」でほっとしている自分に気が付きました。平熱以下の温度が心地良いのです。
宏介が初期のMaroon5の雰囲気と言っていたけど、なるほどそれらしいノリと気だるさ。Aメロで右から入って来る弦の鳴りが最高。Bメロ好き。サビになるとユニゾンらしさも感じるけど(サビ前はちょっぴり「たらればわたがし」を感じる)、最後の「City peel」がいつものユニゾンっぽくなくて面白い。「僕のせいじゃないけど」の言葉の詰め込み具合はユニゾンっぽくてふふって笑ってしまう。
タイトル、何のこっちゃと最初は思いました。ラジオ行脚などで、宏介がタイトルや歌詞の意味を聞かれて「田淵くんが考えたので…」と答えつつ、宏介なりのベストな説明を思案しているのを聞くと、大変だなといつも思う(笑)
CityはシティポップのCity?と最初思いましたがきっと関係ないな。問題はpeelです。食いしん坊の私にとって一番身近なピールと言えば、「チョコレートがけのオレンジピール 」「レモンピール入りのパウンドケーキ」などのスイーツ。柑橘類のほろ苦さや甘酸っぱさがアクセントになったお菓子です。ママレードジャムに入っているあれ。
「City peel」も、もしかしてそんなほろ苦さを表現しているのかな、と言う気もします。野菜や果物の皮は、栄養はあるけど、苦味やエグみがあります。都会の忙しない日常でふと感じる人生のほろ苦さ。「カラメル焦げたような匂い」も、ビターな思い出の象徴かも。
そう言えば「シュガーソングとビターステップ」でも、ママレードが苦いものの象徴として出てきますね。
「Numbness like a ginger」も、人生で味わうピリッとした痛みを表していると思うのですが、比喩の仕方が似ている。ジンジャーもピールも人生のスパイスなのかもしれません。辛かったり苦かったりするけど、糧になるもの。
とは言え、田淵のことなので意味なんか全然なくて、単純にピールって言う響きが気に入ったという説もありそう。
「時計はそろそろ13時を指す」は、人生の長さを24時間で換算した時の、13時=40歳手前を表現しているのだと思います。
田淵の歌詞は、あの曲とこの曲の主人公がリンクしているのかなと勝手に感じることがあって、思い出したのは「夢が覚めたら(at that river)」。この曲も、人生で得たひとつの答えを歌っています。この主人公の、さらに何年か後の物語のような印象を受けました。「あの映画みたいな恋だったよ」と言うフレーズがあるので、当時を振り返っているのかなって。さらに「人生の意味がちょっとだけ変わった感じも ちゃんと僕は受け止められるよ」と言っているので、あの時よりも前に進んでいるような雰囲気があります。
本人は曲同士リンクさせてるつもりはないと思いますが、書いている人が同一人物なので、田淵自身の内面の成長や変化を私が勝手に読み取って自己流に解釈しているだけなんですけどね。
田淵の歌詞にはティータイムやコーヒーブレイクがたまに登場する。お茶を飲みながらゆっくりする時間を大切にしていそう。
何年か前に街中のお店で田淵がコーヒーを飲んでいる場面をたまたま目撃したことがあって、目まぐるしい日々を過ごしている田淵にはこんな風にリフレッシュする時間が大事なんだろうなぁと勝手にしみじみしたことをふと思い出しました。
緻密なパズルみたいな詞も楽しいけど、等身大に近いかもと想起させるようなこういうタイプの詞もすごく好きです。
あと、猫の模様の下りはニヤッとしちゃいますね。そういう思考回路好き。なんとなくそれっぽいストーリー、意味を持たないフレーズ、その中にほんのうっすら本音を紛れ込ませているように思えます。
宏介が、「音数が少ない曲が好きな人もけっこういると思う」とラジオで話していましたが、全く同意です。
私がユニゾンを気になったきっかけは、宏介がソロで洋楽カバー(Maroon5)をしているのをたまたまライブで見たことでした。あまりにも素敵で興奮が冷めやらず。当時はユニゾンのことを名前しか知らなかったので、きっとMaroon5みたいなお洒落な曲を英語で歌っているに違いないと決めつけて(OCEANLANEをイメージ)、ワクワクしながら調べてみたら全然違うタイプの攻撃的な曲(多分「オリオンをなぞる」を視聴した)を日本語で歌っていたので肩透かしを食らったんだよな。今思うと笑えます。
その時、もし「City peel」が存在する世界線だったとしたら当時の私も納得したことだろう。XIIX結成時も大喜びしました。Maroon5のカバーを聞いた時から、宏介は絶対こういう音楽が似合うし好きだと確信していたので。
今では「オリオンをなぞる」も大好きですし、時を経てユニゾンがこういうタイプの曲を作ってくれたことをとても愉快に思います。なんだか人生得した気分。
スペシャ特番で、女王蜂のアヴちゃんと緑黄色社会の長屋さんが「City peel」が特に好きだとコメントしていました。自分がかっこいいと思うミュージシャンも好きなんだと思うとなおさら嬉しいですね。
06.Nihil Pip Viper(Album mix)
何気にアルバムミックスでした。全体的に鳴りが良くなったなと言う印象です。配信リリースされたバージョンがモノラルだとしたら、アルバムミックスはステレオ。シンバルの細かいシャンシャンとして響きや、コーラスの重なりの細かいところまで耳に届いて来る感じがして気持ちが良い。
改めて良い曲だなと思いました。私の中では「オトノバ中間試験」と同じくくりで、ライブでやったら無条件に爆上がりする。「キュートなお嬢さん方は至極お上品で 目もくれずに eyes shut」っていう皮肉めいた歌詞が好きで、聞くたびにニヤニヤしてしまいます。
07.Numbness like a ginger
この曲も初めて聞いてすぐに大好きになっちゃった曲。ジャジーでオシャレで、同じく鍵盤の音色が美しい「mix juiceのいうとおり」と同じような、背中をポンポンしてくれるような優しさと包容力を感じます。
ユニゾンにしては珍しいタイプの曲だけれど、私の中で「mix juiceのいうとおり」が思い浮かんだせいか、そこまで驚きはなく。曲調は違いますが、系統が似ているというか、兄弟のように感じるので。
だから、田淵が珍しく制作に悩んで、ディレクターにおすすめシティポップ選を作ってもらって聞き込んで参考にしたというエピソードが意外でした。そのシティポップ集、めっちゃ気になる、聞いてみたい。
歌詞は、アニメ「ブルーロック」の挫折した子達の目線と聞いて納得です。そういったコンセプトがありつつも、「命はある それっぽっちのことでもおみやげになるから」っていう田淵イズムが流れているなと感じて、作品とバンドのバランスを心地よく感じます。
あと「僕のことをわかってほしいんだよ」って言うのも田淵っぽいかな。「Numbness like a ginger」という表現も素敵だなと思います。
ツアーまで聞けないかなと思っていたら、予想外のタイミングでイベント(VG3)で披露されてラッキー。アルバム発売記念のスペシャル生配信で、ライブでは同期(ピアノ)は使わず、3人だけの音が良いかなと話していましたが、その通りでした。でもピアノがないからと言って物足りないこともなく、3ピースで成立していてかっこ良かったな。
貴雄が、「City peel」もそうだけど、こういう系統に不慣れだからキリンジ、NONA REEVES、MJなど色々聞いてコツを探した、とコメントしていました。貴雄はこっち系にも詳しそうだと勝手に思っていて(Schroeder-Headzのサポートしていたこともあったし)、このために研究したのかと思うと意外だったな。さすが勉強熱心。
08.もう君に会えない
ストレートなタイトルと、「実在するモデルがいる(Yes/No)」というクイズの設問から、どうしてもリアルな顔が浮かぶので、聞く前からどんよりした1曲。実体験を歌っているのと、その内容が重いという事実を受け止めるのに苦労しました。「君の名前をわざと声に出す」という行為がリアリティに溢れている。
歌詞って妄想の余地があると楽しいけど、あまりにもリアルが想起されると、途端にとまどいを感じます。辛い事柄ならなおさら。スペシャ特番で佐々木亮介が「田淵智也が出ちゃってる」とコメントしていたけれど、まさに。
表現をストレートにしたのは、間違った解釈に取られるのが嫌だったと言っているのもすごくわかります。そういうタイミングだったんだなぁと思います。
曲の良さを純粋に楽しむように気持ちを向けて行ったら、だんだん辛い気持ちは薄れていったという感じ。とは言えライブで聞いたら食らいそうな気もします。「命はある それっぽっちのことでもおみやげになるから」って歌ってる「Numbness like a ginger」の次に配置されているのも、ちょっと辛いかも。
Aメロに堂島孝平の「セピア」を少し感じました。「セピア」も切なさが溢れる名曲です。歌にも演奏にも力強さを感じるのが救いなのと、展開がさりげなくドラマチックでおしゃれで耳を奪われます。特に1番と2番の間。
インタビューでラブソングと評されていることがありましたが、確かにラブソングでもありますね。男女の恋だけがラブソングではないと思うので。彼女にも彼にも届いているんだろうなと思うと余計に胸がぎゅっとなる。
ミュージシャンは没後もみんなの記憶に残り続けるよね。曲は永遠だから。悲しいニュースを聞く機会が増えて来たけれど、そんなことをいつも思います。
09.アンチ・トレンディ・クラブ
「ミレニアムハッピー・チェンソーエッヂ」と同じくユニゾンの十八番系ですね。間奏が「天国と地獄」のようにアグレッシブで独特で高まる。
「アクション」は最初「大魔王?(ハクション)」って思ってしまいました。ついにクシャミを歌詞に取り入れたかと(ユニゾンならあり得る)。
一聴して「えっ?」「なんて?」って言う言葉の引っ掛かりが多いのはユニゾンの特徴のひとつだなとつくづく思います。宏介もリスナーにそういった違和感を意識させるように狙いすまして歌っていそう。
歌詞は田淵らしい皮肉が炸裂している。言ってることは大昔から変わらないんだけど、これまでの曲に比べて言葉選びが洗練されているなーと感じました。「一緒に居ようぜ できるだけ短い時間 っていうエニグマ」という言葉とメロディーとリズムが快感。
私も宏介と同じくエニグマの意味がわからなくて調べちゃったよ。宏介は野球の助っ人外国人選手に例えてふざけていたけど、私は「エニグマはアライグマの親戚か何かかな。どんな可愛いクマかな!萌え!」って妄想しちゃったもんね(アホ)。
「hu-」というコーラスが獣の遠吠えのようで新しくて好き。イントロだけじゃなくサビでもうっすら聞こえる。もしかしてエニグマの遠吠えかな!(妄想ノンストップ)

(この方はロケットさんです。)
10.kaleido proud fiesta
この曲は私にとってスペシャルなのです。「TIGER&BUNNY2」の主題歌として、タイバニのイベントで初披露された時のファーストインパクトが想像を絶するもので、あんなに心震える音楽体験は後にも先にももうないのではと思うほどでした。
「オリオンをなぞる」「リニアブルーを聴きながら」「harmonized finale」から時を経て、進化して力強く頼もしくなったユニゾンを鮮やかに突き付けられたことにびっくりするやら感動するやら。どっちに転がるのか予測不能な独特なストリングスラインも快感だし、いつ聞いても曲の高揚に気持ちが無条件に引き上げられます。私にとってスーパーヒーローみたいな曲。
ライブで聞いても最高ですが、タイバニのOPで聞くと、何度聞いても感動のレベルが落ちないことに感動。感動の洪水。オーダーメイドってこういうことなんだなと説得されます。
アルバムの最後から2曲目という置きどころも好き。この曲に対する敬意や愛情を感じます。
11.フレーズボトル・バイバイ
これは問答無用で好き。ユニゾンファンなら好きに決まってるやつですね。イントロのギターがちょっと「アトラクションがはじまる」っぽくて親しみがあります。ベテランバンドが「フレーズ!ボトル!バイバイ!」と爽やかに声を合わせていることも、なかなかハードルが高いと感じます。下手したらダサくなりそうなので。
「今夜も楽しかったね」っていうことだから、「23:25」や「シャンデリア・ワルツ」のようにライブの最後が似合うキラーチューンになりそうです。と思わせておいて1曲目に来たりして。田淵ならあり得る。
「Peek a peek a boo」は、耳から聞いた時になんて言っているのかわかりませんでした。なんのまじないかと。メロディーに言葉乗りが良く、宏介のキュートな歌い方が絶妙でクセになっちゃうね。
「一聴じゃ分からないなら 再来年頃にすれ違うとしよう」、先ほど「City peel」で述べたようにまさに私もそうでした。一聴じゃわからなかったけど、その後にしかるべきタイミングで出会えて良かったと思っています。
メジャーにはなりたくないし多くの人に届かなくてもいいと思う一方で、できるだけ気の合う人に届きたいという気持ちがあるんだろうなと感じます。私から見れば十分メジャーなのだけど。
「やっぱり僕らの音楽は不純らしい」、現在進行形の歌詞ではないかもしれないけれど、いまだにマイナスの声が聞こえてくるのだろうか。ラッパーの人達の反骨精神に溢れた歌詞を聞いていても、そんな強烈に否定されたりするの?ってびっくりすることも多いけど、ネガティブな言葉は耳に入りやすいのかな。そもそも不純な音楽って何なんですかね。ガラパゴス(独自の進化)であること?
スペシャの特番でBase Ball Bearの小出くんが語っていたことが面白かったです。
「アルバムはポップな仕上がりになっており、たくさんの人に支持されているが、複雑な要素もあり自分には不可解なことが多いので、皆どういう風に聞いているのか気になる。
例えば、海外だと1曲の中にピークが明確に設定されていて、そこに向かっていく作り方がメジャー。低いところからスタートして80、100を目指す。ユニゾンは常に70-80と高いピークで推移して、さらに110へ行こうとする。そういう意味でメソッドが普通じゃない」(ざっくり)
わかりやすいな。メソッドが普通じゃないことに関して、いちゃもんつけたい人が「不純」って言いたがるのかもしれないですね。
また、先日関ジャムの「リズム隊特集」を見ていたら、スタジオゲストの欣ちゃんと川上さん(東京スカパラダイスオーケストラ)が、「リズム隊がヤバいバンド」の1つにユニゾンを選んでくれていました。突然出て来たからびっくりしたわ。でもスカパラにそんな風に言ってもらえるのはファンとしても嬉しい。
欣ちゃん「全員が自分の歌詞を歌っている感じ。異常なんだけれど、ポップスにまとまっている。こういう発想は最高に好き!!」
川上さん「3人ともすごい。障害物リレーを見ているみたい。でも曲はすごいポップでカッコいい!!」
ポップだと絶賛されつつ、普通じゃない、異常、と同業者に言わしめるユニゾン。フェスや対バンなどでも共演者から驚きと称賛の声がよく上がっています。
確かにユニゾンは風変わりなバンドだなとファンになった時から今もずっと思っていますが、その独特さが病み付きになっちゃうんだよな。この病み付きの正体を言語化するのが難しいけど、Don't think! Feelみたいなことかなぁ。不純だとかメソッドとかはどうでもいいと思っています。
剥いたら答えがありました
アルバムを聞いて、今までのユニゾンらしいまかない飯タイプの曲も好きなんだけど、彼らがチャレンジをした曲に大きく心が動いていると実感しました。
「kaleido proud fiesta」「カオスが極まる」「Numbness like a ginger」はアニメタイアップのお陰。「恋する惑星」は田淵がみんなの意見を面白がって取り入れる柔軟な作り方をしたからで、「もう君に会えない」「City peel」は経験値を重ねたからこそ新たに出てきたものだと感じます。
常に新しいことに挑戦して欲しいなどとは全然思わないけど、でも「挑戦したらこんなにすごいものができちゃうんだね!」「プロフェッショナルのお仕事って尊いわね!」と、ここ最近のユニゾンからは大きな感動をもらうと同時にリスペクトの気持ちが芽生えることが多いのです。
タイアップに関しては、私には想像もつかないプレッシャーもあるだろうけど、そこを乗り越えているのもかっこいいし、それができるチーム力が素晴らしいなと思っています。十分な制作期間をもらえる立場なのも強いですね。
「MUSICA」のインタビューで、田淵が「デビュー時、ナメられるかもしれないからなんちゃって引用みたいなのをしていた」「好きなバンドはいるけど、外から見て影響を受けてそうな感じがない」「みんなほど音楽が好きじゃないのかなとコンプレックスがあったけど、だからこそ自由な引用ができるのかも」(ざっくり)と話していたのですが、まさにそこがユニゾンの面白さ、強みになっているのかなと改めて思いました。確固たるオリジナリティが核にありつつ、一方でトライしてみたら引用の仕方が上手くて、なんだかんだユニゾン色に染め上げて、強みの幅が広がると言う。
アルバム特典のオーディオコメンタリーでは、下北時代は周りの流行りのバンドを取り入れていた、「箱庭ロック・ショー」はthe band apartだと思う、「センチメンタルピリオド」「アナザーワールド」はGRAPEVINE…と田淵が話していて、確かに!と膝を打ちました。
私は「箱庭」が大・大・大好きなのですが、何故あの時代にこんな難しそうな曲ができたんじゃろ?ってずっと不思議に思っていたので謎が解けてスッキリだよ。かと言って、いかにもバンアパっぽい曲って感じではないから、やっぱり引用の仕方が上手いのだろうな。
「ライトフライト」も大好きなのですが、ある意味ユニゾンっぽくないですよね。でも下北の小さなライブハウスを彷彿とさせる雰囲気があるのがすごいんだよな。言われてみれば、インディーズ時代は方向性が未確定で不安定な感じがします。
今のユニゾンが好きだから、最新アルバムは好きに違いないと思っていたけど、好きの理由が意外と明確になりました。オリジナリティがしっかりある上で、想像を超える未体験のワクワクをくれるからなんだな。
私は雑食なので、好きなバンドが今までと違ったことにトライをすることをキャッキャと面白がるタイプだと思いますが、その喜びがこのアルバムにはあります。「Ninth Peel」を剥いたら、なぜユニゾンに魅了され続けるのか、脳内が整理されました。
読んだり見たり聞いたりしたものメモ
◆インタビュー
・MUSICA
【MUSICA4月号・本日発売!】
— MUSICA編集部 (@MUSICArocks) March 16, 2023
表紙巻頭特集は
UNISON SQUARE GARDEN!
4/12発売のアルバム『Ninth Peel』。ユニゾンとしてはこれまでとは異色なアルバムの作り方をしたという本作を、総計50,000字におよぶインタビューでどこよりも早く、徹底的に剥いて解く! pic.twitter.com/MOmchkIYYA
・ROCKIN'ON JAPAN
・ナタリー
・レジーさん
レジーさんのインタビュー、着眼点が好きです。「田淵さんがユニゾンスクエアガーデンというものをいい具合に手放し始めているなという感じがした」っていう指摘が面白かった。
◆Ninth Peel 発売記念 スペシャル生配信
◆ラジオいろいろ
◆Ninth Peel museum メンバー全曲ひとことコメント
◆スペースシャワーTV「V.I.P. ―UNISON SQUARE GARDEN―」
/
— スペースシャワーTV (@spaceshowertv) April 27, 2023
今夜の #スペシャ は
V.I.P.ー #UNISONSQUAREGARDEN ー
オンエア👑
\
⏰19時~
9thAL「#NinthPeel」リリース記念特番🥳ALタイトルに因んだ企画や、全国ツアーがより楽しめる内容をお届け✨#ユニゾン と交流のある9組のアーティストからコメントも🙌https://t.co/1NVGS8Egf6#USG2023@USGinfo pic.twitter.com/aCErwygxzj
Ninth Peel museum@渋谷hmv museum
会場限定のライブ映像と、メンバーによる全曲コメント冊子目当てで。お目当てが期待通りだったので行って良かったです。ライブ映像が大好きで3回見に行きました。
MMM発売の時にもタワレコでライブ映像流すイベントやったけど、あの映像も良くて複数回行ったもんな。


アライグマさんはCGかと思っていたのですが、実態バージョンがあったのね。




貴雄の向こうに見える人々は、右側に設置されたスクリーンのスタジオ限定ライブ映像@Bunkamura Studioを見ています。この日は混雑していました。
3人が向かい合わせで演奏するスタイル。セットリストは、「恋する惑星」「Numbness like a ginger」「カオスが極まる」「スカースデイル(アコースティック)」。このライブ映像のために来て良かったと心底思いました。
渋谷と心斎橋のHMVで4/23まで開催中の#UNISONSQUAREGARDEN “Ninth Peel” museum
— 野田竜司 (@nodaryuji) April 11, 2023
こちらで上映されている
EXCLUSIVE STUDIO LIVE FOOTAGE FOR HMV MUSEUMと銘打たれた
撮りおろしスタジオライブの監督やりました
なかなか素敵な映像だと思ってますので
お時間あればぜひ。#USG2023 #NinthePeel https://t.co/YqEP8WjyUA
ユニゾンのアコースティック、見る度に好きだなと思います。ひとつひとつの楽器の音、歌、表情などが丁寧に受け取れるから。通常のライブとは違った種の感動や楽しさや発見があります。
配信でアコライブをやった後、「もうアコースティック用のベースは使わないだろうから売っちゃおうかな」って田淵が言っていた記憶があるけど、売らなくて良かったね。
「スカースデイル(アコースティック)」では、普段のライブでは見られない田淵の姿に見とれました。出だしが歌とギターだけのアレンジで、途中から田淵のコーラスが入るのですが、右手でミュートしながらコーラスする姿が新鮮。カメラが寄ると、ちょっと不貞腐れたような困ったような緊張の色が見える。私はこの表情が好きなのでにやりとしちゃう。感情がストレートに出る人って裏表がなくて好き。
宏介はユニゾンではクールビューティーだけど、XIIXだとたまに緊張の表情を見せることがあって(あと「斎遊記」でも)、「おっいいねぇ、人間らしいねぇ」と嬉しくなることがあります。
貴雄からはあまり緊張の色を感じることはないけれど、近頃はより解放された素敵な表情をたくさん見せてくれるので、こちらも貴雄につられて笑顔になることが多くて楽しい。
そう言えば、映画「BLUE GIANT」のピアノの演奏シーンを見ていて、貴雄が感情の高まりで立ち上がってドラムを叩くのは、上原ひろみの影響かなとふと思いました(楽器違うけど)。パフォーマンスを真似しようとは思っていないだろうけど、「音楽との向き合い方」といった、マインドの影響を受けているかもしれない、と。勝手に思っただけですが。
そんなミュージシャンの生々しいリアクションも含めて楽しむのが好きなので、私は顔出ししないミュージシャンのライブやVTuberにはあまり興味が沸かないのだと思います。
「恋する惑星」もとても良かったなぁ。テレビで披露された映像に比べて段違いに良い。そもそもテレビサイズの演奏にはあまり興味がないし(「Love music」だけはいつもフルサイズありがとう)。
イントロとアウトロは宏介も加わって3人でコーラスしているのがはっきり聞こえて感動。宏介の低音ハモりが美しい。音源ではそこまで目立って聞こえませんが、ライブだとよく聞こえる。
(音楽番組では宏介がハモっていなかったのでショックだよ。3人のハモりが聞きたい。間奏ギターでピックを弾いてキュートな音を出すこともしておらず。ライブではどうしているのかと気になるポイントです。)
「カオスが極まる」は、貴雄の表情が本当に楽しそうで最高。ドラム解説動画を見た後だから、余計にそう思うのかもしれないです。
よく「映画は映画館で」って言うけど、ライブ映像もでっかいスクリーンで良い音響で聞いた方が楽しいですね。臨場感。
反対側のスペースで、過去のライブ映像もいくつか見れましたが、見るのに時間がかかりそうで断念。しかも音が小さくて。
と思ったら、2回目見に行った時は音がでかくなっていたので、スタジオ映像とぶつかってましたね。「カオスが極まる」の後ろで「オーケストラを観に行こう」が鳴ってると言うカオス(笑)

メンバーが選ぶ好きなライブ写真。ニヤニヤしながらチョイスしている宏介の顔が思い浮かぶw

入場料700円でかなり楽しめました。ライブ映像には惜しみなく課金したいと思えます。
イベントの目的はアルバムの購買に繋げることだけど、そもそもこういうイベントに来る熱心なファンは既にアルバム予約済みのような気がしますが、そんなこともないのかしら。ユニゾンはこういったイベントをマメにやる方だなと感じていて、ファンサービスみたいなところもあるのかな。ファンとしては楽しみが増えてありがたいですね。

会場でARスタンプを集めてもらえるメンバー手書き「全曲ひとことコメント」もとても良かったです。宏介から反射的に出てくるユーモアのセンスに爆笑。例えば「もう君に会えない」では、「歌のレコーディングの日、田淵が濃厚接触になって来れなかったよ。もう君に会えない。(数日間)」とかね、帰りの地下鉄で笑っちゃった。
対するタカオ・スズキのドラムに対するストイックさも愛おしいですね。YouTubeのドラム動画を見ても思うけど、真っすぐな思いが文字から伝わって来ます。田淵のコメントは適度に真面目、適度にはぐらかしていて田淵っぽいなと思いました。

レコ屋で「完全生産限定盤」の実物を受け取って、「でか!」って思わず店員さんに言ってしまった。個人的には私物を増やしたくないので、トランプとかでっかい箱とか困っちゃうんだよな。CDが売れない時代だから、付加価値を付けて単価を高くしようと言う目論見もあるのだろうけれど。単価は高くて良いから嵩張らないものプリーズ。
特典の青森Quarterでのライブ映像とオーディオコメンタリーがめちゃくちゃ良かったです。3人の肉声で長々と真面目な音楽トークが聞ける機会はなかなかないですし、この日のライブのことだけでなく、ライブへの取り組み方や今までのユニゾンの歴史を振り返るような話題もあって充実の内容。会話の様子から、3人がリスペクトし合って良いバランスが保たれている、保つ努力をしているんだろうなぁと改めて感じました。
週間アルバムランキング首位

「ランキングなんか全くの大爆笑」って歌ってる人達がオリコン週間アルバムランキング自身初の1位とのことで、ちょっと愉快だね(笑)
アニメタイアップ効果は大きいのかな。完全生産限定盤も好評だったようだし。22,145枚、単純計算で諭吉が…とゲスな想像がw
ビルボードの総合アルバムチャートでも首位。ビルボードのチャートはCD売り上げプラスDL数もカウントされています。
ライバルに恵まれる(同日発売に強敵がいない)と上位になりやすいと聞くけど、CDセールスの2位がBUCK-TICKって聞くとすごい。BUCK-TICKは「23rdアルバム」だそうで、23枚も出していてランキング入りするのだから、さすがレジェンドだなぁ。
ちなみに翌週発売のKing & Princeのアルバムは店着日だけで91万枚以上売れているし(ミリオン達成、異次元)、前々週はaikoが週間で3万枚以上売れているので、やはりタイミングが良かったということはありますね。もしかしてジャニーズなどの強敵と発売が被らないように優秀なスタッフが動いていたりするのかな。知らんけど。
でもBUCK-TICKを抑えて、Metallica(4位)とも競ったという事実はなんか面白くていいね、ついてるな(笑)
4/21のSpotify急上昇ランキングで「カオスが極まる」が22位。「ブルーロック」効果なのかな。
私も順位などは興味はないけど(彼らが健康的に活動できて、自分が行きたいライブのチケットが入手できれば後はどうでもいい)、とは言えこの時代にCDが売れて目に見える結果が出て、できるだけ自由に活動できる立場を手に入れることは喜ばしいなと思います。とても良いアルバムだし、アライグマさんもきゃわわんだし、良かった良かった。
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