北海道旅行記〜札幌編〜
記念すべきゾロ目
令和8年8月8日
この日はゾロ目の御朱印を集める母にとって、記念すべき日だった。
札幌へ向かう道中、まずは富良野神社へ。
そしてもう一社。
北海道を代表する神社のひとつ、北海道神宮へ参拝した。
一日に二社を巡る、神社のハシゴ。
北海道神宮は、北海道の総鎮守として知られ、
「北海道で最強の神社」ともいわれる、
道内屈指のパワースポットだという。
境内を歩き、参拝を終えたあとは、六花亭へ。
ここには神宮店舗限定の「判官さま」というお餅がある。
店頭でじっくり焼き上げられた、出来たてのお餅。
ひと口食べて、その美味しさに驚いた。
あと五個はいける。
そう思えるほどだった。
札幌ではジンギスカンに生牡蠣。
二条市場の朝市で海鮮丼。
とにかくよく食べ、胃が忙しかった。
大通公園を歩き、電波塔と時計台を見上げ、
札幌観光をしっかりと楽しんだ。
そして、珍事件は起こった。
この旅、唯一のホテル泊の札幌(ほかは全てエアビー)
いざチェックインに行くと、なぜか一部屋だけ足りない。
「……え?」
今回、大人数のため、往復の飛行機と札幌でのホテルの手配だけ、旅行会社に依頼した。
慌ててメールの契約書を見直すと、一部屋だけ違うホテル名が記載されている。
え・・・?どうして?
こちらも旅行会社も、その時点まで気付かなかった。
そして電話やりとりの末、手配ミスと分かったが、
週末の繁忙期で全て満室、今から一部屋を追加できないと。
仕方なく、その違うホテルに泊まるしかない。
それは母の部屋だった。
家族一同、青ざめた。
ところが、当の本人は、全く動じなかった。
むしろ、面白がっている。
「じゃあ、お母さんそっちに泊まってくるわ」
さすが、経験値の高い母である。
ちょうど、孫疲れが出ていた頃だったのかもしれない。
足取りは軽やかだった。
こうして旅の途中の、ホテルバラバラ事件は、
思いのほか穏やかに幕を閉じた。
予定通りにいかなかったからこそ、
強く記憶に残ることでしょう。
