夏の終わりに、T.M.Revolutionを聴く。
今日、ふと思い出して、久々にYouTubeで聴いた。
この曲がリリースされた1997年(平成9年)の夏、中学3年生だった私は、初めてこの曲と出会った瞬間、まさにナントカの霹靂で一瞬にしてその歌声の虜になった。
確かクラスメイトにCDを借りて、寝るまでエンドレスで再生した。貧乏性なうえ、実際軽く貧乏だったので、すぐにCDを買おうとは思いつかなかったような。
しかしあの友達、発売まもなくシングルCDを貸してくれるなんて、どんだけ太っ腹なんだろう。ダビングするにはカセットテープという手段しかまだなかったはずなのに、CDプレーヤーでリピート機能を使ってエンドレスで聴いていた記憶があるから、きっと借りていたはず。
おそらく初めて好きになった芸能人だった。
「あぁ、かっこよすぎる……どうしたら、彼と結婚できるんだろう……」
悶絶しながら眠りについていた。
今のようにYouTubeなどないから、友達から、
「知ちゃん、今週西川さんがポップジャムに出るらしいよ」など歌番組の情報を教えてもらったり、自分で新聞のテレビ欄をチェックしたりしなければ、彼を見ることができなかった。必死だった。
出ると聞けばVHSに録画して、じっとりと繰り返し観た。
余談だが、ある日女性の体育教師に、突然彼女の骨ばった大きな手で両頬を挟まれて、
「長橋!お前……骨格が西川貴教に似てないか?」と言われたときの驚きと悦びは今でも忘れられない。笑
高校生までその情念は続いた。
声だけ彼に似た関西弁でかすれ声の化学の先生にときめきかけたり、「西川」という名前のクラスメイトがいて、彼と結婚したら私は……とくだらないことを考えたり、今とさほど変わらない妄想力で忙しくしていた。
気づけば彼は、「PUFFY」の吉村由美ちゃんと結婚してしまい、言葉にならない無念さが襲う。風船が一気にしぼむような感覚を味わった。
当時、保育園から高校まで一緒だった友人のA子が「T.M.Revolution」と「PUFFY」のファンだったために、「なんか私すんごい嬉しいんだけど」と少々誇らしげに言うのがどうにも腹立たしく、「ふん、仲人にでもなったつもり?」とケンカを売りそうになった。彼女とは他のことでケンカし、結局その後数年間音信不通になった。
今日、ふとそんな思い出のある西川貴教さんを拝みたくなり、YouTubeで何本か観ているうちに、私も当時流行った振付で踊り狂っていた。
あー楽しかった……
10代の頃は彼を観ても、「カッコいい……」しか言えなかったけど、今ならもう少し具体的に言えそう。
男性にしておくにはもったいないくらいの美貌。
流し目がセクシーすぎる。
ちょっと華奢だから守ってあげたいような中性的な雰囲気を出すこともあるけど、目つきは猛々しく野獣のような表情を見せてくれる。
そのギャップよ……
なのに、突然、超無邪気な笑顔を見せるときがあって、もうズルすぎるって。
あと、自分がどれだけ周りを幸せにできるかわかってるんだよな。
その自信と何より自分の人生を楽しんでる感じが溢れてて、それにやられちゃったんだよなぁ。
「T.M.Revolution」として売り出すときに、周りがそういうキャラ設定でブランディングすることにしたのか、それとも西川貴教さんの地のキャラに近かったのか、など今更ながら想像してみる。あの歌詞の世界観や衣装は、彼の望み通りだっただろうか?そうであってほしい。
もちろん私には知りえないけれど、彼は音楽界の一時代を築いた人だったよなぁとしみじみ感じ入る。
2025の夏は終わっちゃうけど、しばらく「HIGH PRESSURE」聴きながら、プレッシャーやストレスを吹き飛ばしていこうじゃないか。
今日の夜、京都府のスーパー「平和堂」に行ったらバッタリ。
西川さ~ん!私今日ずっとあなたのこと考えていたのよ♡

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