お土産、買う派?買わない派?いる派?いらない派?
お土産をもらうのは嬉しい。でも返すのはとても気を遣う。何を買ったら喜ばれるのか、何個入りのものにしようか。甘いもの?おかず系がいいのか?それに今は何を買っても割高だし、正直、重労働だと思っている。
それでも、お土産って素敵な文化だと思う。
お世話になっている人や、もらった人には買う派だ。お礼の気持ちを形にできる、数少ない機会だから。夫はいつも「なんでもいいんじゃない?気持ちが伝われば良い」という。私はそうはいかない。どうせなら、相手にMAXの喜びをもたらしたい。特にあまり相手のことを分かっていない場合、本当に喜ぶものを選ぶなんて無理な話だ。だけど、私はそこに挑戦したい。いろいろと考えて、とても吟味する。結局MAXに近づけられているかはわからないけれど。こんな吟味は毎回できない。だから決まった人に渡すお土産の場合は、コレと決めている。これまで渡したものから厳選された喜ばれたもの一択。冒険はしない。
もらって一番困ったのは、釣りたての生のイカだった。釣りに行った人がそのまま持ってきてくれた。嬉しい。でもイカをさばいたことは一度もない。YouTubeを見ながら、おそるおそる挑戦した。上手くはできなかった。キッチンは墨まみれになった。それでも、とっても美味しかった。あの味は、スーパーで買ったイカでは出せない。それを食べた釣り好きの息子が、イカ釣りに興味津々になった。
お土産をもらうたびに思うことがある。私は心配性で、人間関係に不安を感じやすい。だからお土産は、「嫌われていない証」だと感じる。「関係を続けても良いと思ってもらっている証」でもある。
大げさかもしれない。でも、わざわざ選んで持ってきてくれたという事実が、何より嬉しい。
身近な人へのお土産として一番頭に浮かぶのは、お隣の一人暮らしの奥さんだ。かしこまったものじゃなくていい。おひとりなので大容量でなくてもいい。そのハードルの低さが、逆にちょうどいい。何か美味しいものを食べたとき、いつもその方の顔が浮かぶ。神社に参拝したときの名物の御餅。有名と聞いて買いに行ったパン屋さんのパン。一つか二つ余分に買うだけで、美味しさを一緒に分かち合える。
帰省のときには、親戚や普段会えない人に必ず決まったお土産を渡す。お盆とお正月。ゆっくり話せるわけでもなく、結局顔を見れないまま終わることもある。それでも、毎年同じように渡すことで、人とのつながりを感じる。人とのコミュニケーションが得意ではない私にとって、お土産はマストアイテムなのかもしれない。
「お土産」とかしこまらず、自分のできる範囲で気持ちを表現することこそ大切だと感じる。「いつもありがとう」「お世話になっています」「これ、美味しいよ~」いろんな言葉を「お土産」は伝えることができる。私はこれからも「お土産」という文化を大切にしていきたい。
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