「過去-現在-未来」で思考する
パカラッチョには、日本在来馬の一種である北海道和種の系統が3頭います。では、日本在来馬とは一体何なのでしょうか?
日本の馬の歴史:過去
日本在来馬は、モンゴルから朝鮮半島を経由して、古墳時代に日本に伝来した馬を指します。現在、8種類の日本在来馬が生存しています。一般的には、日本の縄文時代に馬がいた記録はありません。しかし、古墳時代(4世紀後半~5世紀頃)になると、各地の遺跡から馬の骨や馬具、馬の埴輪などが発掘されるようになり、馬が日本に存在していたことが分かります。
明治以降の富国強兵政策や、より機能的な外国産馬(サラブレッドなど)の導入が進んだことで、日本在来馬は外国産馬との交雑が進み、純粋な種を維持することが困難になったものも存在します。日本の馬たちは、人や物の移動、戦争などで重要な役割を果たしてきました。しかし、近代の産業革命によって馬の労働は機械に取って代わられ、競馬や乗馬といった娯楽やスポーツでの利用が中心となり、日本在来馬の役割は大きく減少しました。
現代の日本在来馬:現在
そうした背景から、日本在来馬は食用として飼育されたり、種の保存のために動物園で展示されたり、地域で放牧されたりする形で、細々とその命脈を保っていました。近年では、ホースセラピーや昔ながらの林業体験、神事で使用する馬など、日本在来馬の価値が見直され、展示から活用へと、少しずつ変化してきています。例えば、一時サラブレッドが主流となった相馬野馬追のような祭りでも、日本在来馬を起用する動きが出てきています。
パカラッチョの取り組み:未来
パカラッチョでは、日本在来馬の価値を再認識し、その未来を創造するために様々な活動を行っています。馬糞堆肥で馬の為のニンジン栽培、馬偏のつく漢字しらべ、地域の碑石馬頭観音について調べよう!など、馬と地域文化を繋ぐユニークな活動を通して、子どもたちの知的好奇心を刺激しています。
この調べられた馬偏漢字熟語で神経衰弱ができるカードを作りました。このカードゲームは、ご高齢の方向けのイベントで活用され、脳トレーニングに役立つなど、様々な場面で効果を発揮しています。

また、パカラッチョに存在する生物などのパーツを描き、「パカラッチョ ナンジャモンジャ」というカードゲームを作成中です。

パカラッチョの教育理念
パカラッチョは、学校教育やフリースクールとは異なる独自の教育理念を持っています。進級がないため、特に評価はありません。しかし、子どもたちの自由で自発的な学びを最大限に促すフリースクールとは異なり、制限された環境の中で、能動的な学びを促します。パカラッチョは、「馬が好き」「自然が好き」という嗜好がある子が通うところであり、「自分の過去と現在の相対評価で、成長している実感がる」を是としています。
課題や謎が生じたら、過去、現在、未来で整理し、淡々と一歩一歩前進するのが私たちの強みです。

