「前回どう決めましたっけ?」が怖くなくなった話
物流システムの仕事では、一つの案件が数か月続くことも珍しくありません。
その間に、何度も要件定義を行います。
運用を確認し、
仕様を変更し、
関係者と認識を合わせながら、少しずつ形にしていきます。
そのため、会議が進むほど、こんな場面が増えてきます。
「この仕様って、最初はどういう話でしたっけ?」
「なぜ今の運用になったんでしたっけ?」
「この件って、一度見送ることになっていましたよね?」
以前の私は、そのたびに議事録を探していました。
フォルダを開き、
日付を確認し、
何本もの議事録を読み返します。
それでも、
「確かこんな話だった気がする。」
という記憶に頼ってしまうことも少なくありませんでした。
ですが今は、その時間が大きく変わりました。
私はClaudeに、
「この機能について、これまでどんな議論をしてきましたか?」
と聞くだけです。
すると、プロジェクトに保存している文字起こしや議事録をもとに、
要件定義の流れを整理して教えてくれます。
例えば、
「最初はA案で検討していましたが、その後の会議で運用面の課題が見つかり、B案へ変更しています。」
「○月の会議では保留となり、○月の会議で正式に採用されています。」
そんな形で、これまでの経緯まで含めて整理してくれます。
もちろん、最終的な確認は自分で行います。
ですが、
「どの議事録に書いてあったかな。」
と探すことは、ほとんどなくなりました。
私が知りたかったのは、
前回の会議ではありません。
「これまで、どういう経緯で今の仕様になったのか。」
だったのです。
その流れを、会話をするように確認できるようになったことは、私にとって想像以上に大きな変化でした。
議事録は、読むものではなく、
必要な時に、必要な情報を取り出すための記録になりました。
そして、この頃から私は、
Claudeを単なる文章作成AIではなく、
一緒に仕事を進めるパートナーのように感じるようになっていました。
