AIに仕事を任せたら、6時間溶けた。
前回、「自分はなるべく働かずに、AIに働いてもらって収入をつくれるのか?」という実験を始めた。
そして、記念すべき最初の記事を公開した。
ここまで聞くと、わりと順調そうに見える。
実際、記事を書くのも、アカウントを作るのも、プロフィールを考えるのも、画像を作るのも、かなりAIに任せた。
なのに。
初日から6時間以上、普通に私が働いた。
おかしい。
私は働かないために、この実験を始めたはずだった。
「自動化したい」から始まった6時間
最初にAIへ伝えた希望は、かなり明確だった。
自分で毎回記事を書いて、画像を作って、投稿して、数字を確認するような副業はやりたくない。
できるだけAI側で仕事を回してほしい。
私がやりたいのは、必要なところで判断することだけ。
だから最初から、
企画を考える
記事を書く
アイキャッチ画像を作る
noteに記事を入れる
公開後の数字を見る
分析する
次の記事を考える
この一連の流れを、なるべく自動化する前提で準備を始めた。
ChatGPTと相談しながら方針を決めて、実際に動かす部分はCodexにも働いてもらう。
Mac側にも、自動化のための仕組みを作っていった。
ここまではよかった。
問題は、そこからだった。
AIに任せるために、人間が働き続ける
「これを自動化して」と頼んだら、あとはAIが勝手に完成させてくれる。
なんとなく、そんな世界を期待していた。
実際は違った。
設定をする。
動かしてみる。
うまくいかない。
確認する。
AIに伝える。
修正する。
また動かす。
今度は別のところがおかしくなる。
また伝える。
気づけば、ずっとAIと仕事をしている。
途中から、
これ、AIに仕事を任せているんじゃなくて、AIを管理する仕事が新しく増えてない?
と思い始めた。
もちろん、一度仕組みを作れば次から楽になるものもある。
だから最初に時間がかかること自体は、ある程度仕方がない。
それでも「人間がやっていた仕事をAIに渡す」というのは、思っていたよりずっと難しかった。
一番わかりやすかったのが、画像だった
特に時間が溶けたのが、記事のアイキャッチ画像制作。
AIに画像を作ってもらえること自体は、もう珍しくない。ChatGPTの画像生成技術は凄まじい。
私も当然、
「画像制作はAIに任せればいいじゃん」
くらいに簡単に思っていた。
ところが実際にやってみると、これがなかなか終わらない。
「ここだけ直して」と伝える。
そこは直る。
でも、なぜか頼んでいない別のところも変わる。
「そこは変えないで」と伝える。
直してくれる。
今度はさっき直したところが元に戻る。
枠を直したら文字が変わる。
文字を直したらデザインが変わる。
一部分だけ修正したいのに、画像全体が再解釈される。
そのたびに私が違いを見つけて、指摘する。
呆れて最初のプロンプトを引っ張り出してまた指示し直す。
AIに画像制作を任せた結果、私は画像検品担当になった。
これはかなり想定外だった。
「AIができる」と「任せられる」は別だった
今回かなり実感したのがこれ。
AIがその作業をできることと、人間がその作業をAIに任せられることは、全然違う。
記事を書くことはできる。
画像を作ることもできる。
企画を考えることもできる。
コードを書くこともできる。
でも、毎回人間が細かく確認して、間違いを見つけて、修正指示を出さないと完成しないなら、まだ完全には仕事を渡せていない。
逆に言えば、この実験でやるべきことも少し見えてきた。
AIの性能を上げることは私にはできない。
でも、
何を守らせるのか
どこまでAIに判断させるのか
何を自動でチェックさせるのか
どこだけ人間が確認するのか
この仕組みは変えられる。
今回も、画像を作り直し続けるだけでは終わらないと思って、途中からアイキャッチのルールをかなり細かく決めた。
人間である私が毎回、
「文字が違う」 「枠がおかしい」 「余計なものが入っている」
と指摘するのではなく、本当はAI側で完成前にチェックしてほしい。
私が検品しなくても一定の品質になるところまで仕組みにして、初めて自動化なんだと思う。
6時間は無駄だったのか
では、この6時間は完全に無駄だったのか。
これは、まだわからない。
今日だけ見れば、明らかに割に合っていない。
普通に自分で記事を書いて、自分で画像を作って投稿した方が早かった可能性すらある。
少なくとも「AIを使ったから楽だった」とは、とても言えない。
ただ、この6時間で決まったものもある。
記事を書くときのルール。
画像を作るときのルール。
私が判断するところと、AIに任せたいところ。
そして、今の仕組みでは何がうまくいかないのか。
これが次から本当に使い回せるなら、最初の6時間には意味がある。
逆に、2本目も6時間。
3本目も6時間。
10本目も6時間。
だったら、この実験は普通に失敗だと思う。
だから今後は、「AIで何ができたか」だけではなく、私が実際に何分働いたのかも見ていきたい。
記事が増えるほど私の作業時間が減っていくなら、自動化は進んでいる。
減らないなら、何かがおかしい。
ものすごく単純だけど、一番ごまかせない指標な気がする。
次は、6時間も働きたくない
でも、その裏側では全然スマートじゃないことが大量に起きた。
AIに働いてもらうはずが、AIを働かせるために私が働いた。
開始早々、なかなか皮肉な結果になっている。
ただ、この実験で見たいのは「AIを使えばこんなことができます」という話ではない。
AIに仕事を渡していった結果、本当に私の仕事が減るのか。そこだけだ。
ということで、次の記事からさっそく検証開始。
今回、6時間以上(ちょっと少なく見積もってるぐらいだ)。
さて、次は何分まで減らせるんだろう。
