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友人と久々に登山したら陽キャのための山だった。〜R7.11.2妙法ヶ岳登山

 少し前まで、ずっと資格の勉強をしたりしていたので全然山に登れていませんでした。折角なのでモチベアップのために試験が終わった後に友人と山に登る予定を入れていたのですが、遂に本日その日が来ました。ただ、資格試験もあり、ここ2ヶ月くらい欠片もひとっかけらも運動らしい運動をしていないという最高の仕上がりです。そして本日登る妙法ヶ岳は高低差だけなら富士山等と張るし、なんなら行程も長い。死亡フラグしか見えない。
 というわけで友人と私の住んでいる町の中間地点あたりにある妙法ヶ岳に登ってきました。妙法ヶ岳は秩父の大滝にある山で、途中には割と有名らしい三峯神社を有する由緒正しい山ですね。

妙法ヶ岳、そこそこだけどキツい。


 そこそこ行程が長いということで朝6時に出発するために道の駅「大滝温泉」で待ち合わせ。ソロ登山ではないということでいつもと違って余裕を持って待ち合わせ場所に到着し仮眠していると友人も5時頃到着しました。
 今回の登山、まずは友人とエールの交換ということでちょっとした物々交換をしました。
まず私が渡したのは以下の通りです。

  1. 住んでいる市で有名なパン屋の明太フランス×2

  2. 住んでいる市で有名な肉屋のモツ煮×2

  3. 自家製カボスシロップ

自家製カボスシロップ

そして友人がくれたものは以下の通り。

  1. 登利平の上州名物鶏弁当(松)×1

  2. ブラジル料理のコロッケ×2

  3. ブラジルのパン×3


鶏弁当
煉獄さんの様に美味いって言いながら食べました。

 モツ煮は冷蔵なのでクーラーボックスでお留守番ですが、明太フランスは山の上で食べるということでついでに自分の分も2個買っております。既に登山前から摂取カロリーが運動量を超えている気がしますがあんまり気にしない。そして朝ごはんとして鶏弁当を頬張ります。これ常温なのに滅茶苦茶美味い。なんでこんなにシンプルなのに買える土地が限定されているんだよと理不尽さを感じました。
 それから荷造りをしていざ出発。本日の最高気温は24度とお高めということで夏の登山スタイルでしたが、山に囲まれた秩父の朝は寒く5度位しかないため非常に寒いことを除けば概ね問題はありません。
 久々に会った友人と積もる話をしつつまずは登山道入り口に向かって歩き始めたところで相棒ことストックを忘れたことに気づきました。もう1人の僕が!とか思いましたが、友人も本日はストック無しということで自分もストック無しで行くことに。歩行開始5分で既に予想外の事態が発生しております。
 秩父を流れる荒川は非常に綺麗な流れで癒やされつつまずは参道から三峯神社を経由して山頂に向かいます。三峯神社への道は裏参道と表参道があり、今回は大滝温泉から近い裏参道から登ります。決して陰キャだから裏から行くとかではありません。ちなみに随所で世間を賑わしている種族の存在も仄めかされており、ちょっと怖かったです。

随所にあった看板


 少し登ってわかったのですが、裏参道、地味過ぎる。景勝もなければ史跡も無い。何もない。勾配はそこそこキツイということでちびちび休みを取りながら山頂へ向かいます。体力はかなり心配でしたが、なんか楽しいからか意外と登れます。睡眠不足でハイになっていただけかもしれません。
 
道もつまらないと思っていましたがちょっとだけ稜線みたいなところやなだらかな道もあり、意外と目の保養になります。写真を撮りながら歩いていましたが、何か全体的に自分の目よりカメラを通したほうが綺麗に見える。メガネかけてないからかな。なだらかな道が出た時には2人で積極的に褒めておきましたので今後はもっとなだらか志向になるはずです。

つまんない道
唐突にかなり昔の廃車
割となだらかで楽しい道

 体感的にはあっという間に三峯神社付近の標高に到達。縁起の書かれた看板や、何か可愛い縁結びの木とかを眺めていると、何か人が多い。

やけに可愛いイラスト
遠宮の縁起

さっきまで人が皆無で裏参道で誰にも会わないから友人と大声で下ネタ有りのフリートークをしながら登っていたくらいだったのに。それもそのはずですが、三峯神社には併設された駐車場があり、ここまでは全然車で来ることができます。なんなら神社から登れば標高は1/4で済みます。
 とは言え、朝9時から開く社務所の前に朝8時なのに結構な行列、本社の賽銭箱の前にも割と行列で、皆暇人なのか?と素直に疑問を抱いていると、目の前でご神木に向かってストーブで暖を取る様に両手のひらを差し出す女性の姿が。本音を言うと、ちょっと怖かったです。それを観て、とりあえず後方で真似する友人と私。御神木の前の看板の説明には「御神木から『氣』を頂くことができる。」とのことでした。特になにかコメントを残したいわけじゃないですが、『氣』を頂くことができるのか。

神木の解説

日曜の割と朝早めからみんなこれ目当てに来ているのかなとか思ったり、「氣は伝搬するなら、私の身体にも御神木と同濃度の氣が溜まってそれを振りまくことになるのかな。それなら氣がなくなったら継続的に補充しないと。」とか言ってたら、友人から「深堀りして逆に独自理論組み立てているみたいでキモい。」とのコメント。さっきまで往年の深夜ラジオ番組でも目も当てられないような会話を率先していた癖にまさかのド正論です。 神社を抜けると仲見世はもうやっているらしくここでも人だかり。

仲見世

 結構食べ物が安くて美味しそう、そして飲み物も豊富で、自販機もいっぱいあります。背負ってきた3.5リットル分の水分(あんまり減ってない。)がやけに重く感じます。無駄ではない筈ですが、こう、車でも来れたとか、水分ここで補充余裕だったとか世の中には考えてはいけないことが多々あります。 そして三峯神社から妙法ヶ岳への道はもう熊、蜂、軽装への警告のオンパレードでした。

登山道入口
出てるんだ。
積雪に蜂に軽装にと多種多様な警告
こんなんで逆に通って大丈夫なのかな?

 あとここで登山届提出用のポストも。我々はWebで提出済みですが、こう、『普通、参道からじゃなくて三峯神社から登るよね〜。』みたいな感じがして、勝手に少しテンションが下がりました。そしてここから急増する登山客。一気に挨拶の頻度が上がります。下ネタももう一切なりを潜めて純粋に道の話しかしていません。 
 更に小一時間登ったところで昼休憩を取りました。大体朝9時だったので昼ご飯です。私はここでブラジルコロッケ2つに明太フランス一本を食べます。お腹いっぱいです。ブラジルコロッケは初めて食べるのに疲労か、それとも素か「なんか、こう、中身美味い。」「こっちのほうはこんな感じか。中身わからんけど違って美味い。」と語彙力がカスの食レポ実況をしていました。 

コロッケA
コロッケB
中身A、全体的に食レポができなかった。
明太フランス

友人はリュックのチャックが壊れてアケビみたいにオープンな状態になってしまい、仕方なく応急処置をしてました。下ネタを言い過ぎた天罰がてきめんに下った気がします。妙法ヶ岳、というか三峯神社凄いところです。 それからは危なっかしいながらも魅力的な登山道を満喫し、橋を渡ったり人生初の鎖場(勾配がきつすぎて鎖が垂らされている道)を登ったりしました。

素敵な道
なんか怖い階段


最後の最後が鎖場。怖い。

 不安定な足場に座り、山頂の風景を頑張って写真に撮りましたが、登り始めと違ってカメラでは全然山の雄大さが再現できません。撮影が下手なだけと思いますが、気持ち的には登らなくても写真でいいじゃんってなんなくて良かったです。 

山頂からの風景。本物はもっと雄大でした。

 それにしても山って結構、夫婦、ソロ、カップル、家族、友人たちの順くらいの頻度で遭遇する気がしますが、この山カップル・夫婦がやけに多い。多分ですが陽キャの山です。『かきもありますよ』とか揶揄してる陰キャが来るところじゃないのかも、『縁結びの木』も『御神木』もあるし…。

山にかきもある作品

とか思いながら歩いて居たら、三峯神社からの登山道の入口で、それを裏付けるかのように和気あいあいとしたグループ登山の方々が登山の始まりにクラッカー鳴らして盛り上がっていました。登山前に開始の合図としてクラッカー鳴らしている人初めて観ました。溢れ出る陽キャオーラでまだ一歩も歩いていないのにノリノリで撮影タイムに移行しています。お熊様でも近寄れないくらいの陽のオーラを感じます。わざわざブログとかやっている陰の者としては浄化されるかと思いました。
 さて、折角なので社務所も開いた時間だったので参拝をします。行列に並びながら、「そもそも休憩地点くらいにしか認識してなかったから御祭神を知らない。」とネットで調べると「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が伊邪那美命と伊弉冉尊を祀ったことが由緒」という超絶歴史を感じる縁起とともに「関東最強のパワースポット」なる文字も目に飛び込んできます。そら朝から混むし、カップルも多いわ、やっぱり陽の山やん!と少し落ち込みつつ参拝。 
 続いて友人の勧めもあって御朱印を貰いにいきます。私の御朱印帳は般若心経を絵で表現した表紙の御朱印帳でもろに仏教系なので神社だと目立つみたいな話をすると、友人は「寺ってあんまり朱印するイメージ無いな。」「寺でも朱印してるんだな。」「せっかくだし俺が待つとか気にせずお前だけでも朱印してもらえよ。」との言葉。優しいのですが、御朱印のことを「朱印」と呼ぶのは要らぬ誤解を招く気がします。 
 「御朱印」を頂きまして、陰キャ2人は陰の道裏参道ではなく陽の道である表参道から下ります。表参道は当初滅茶苦茶歩きやすく、「こっちから来ればよかったねー。」と盛り上がりましたが、すぐに急勾配、狭い道、濡れた落ち葉で見えない路面に滑りやすい岩・苔と最悪に最悪を重ねた道になっていました。この道、三峯神社の目の届くところだけきれいで、先生の前では優秀でも影でイジメを主導する様な嫌な陽キャ道です。 とか言いつつ歩いていると、綺麗な滝になだらかな道、流石陽キャ!と表参道への評価を大回転しますが、その直後崩落した橋×2とかを目撃し、陽キャへの道は険しいんだなと思いました。

マジで綺麗な滝
近づいてみた。
表参道で拾った骨、お熊様の攻撃の結果か?
崩落した橋A
崩落した橋B

 さて、気持ちよく下山し、旅館街(現廃墟)の方に出るとなんと土砂災害で道が封鎖されています。

橋からの景色
時が止まった様な旅館街
つい最近封鎖された道

 これ、道中の廃屋や橋の雰囲気が良くつられてズンズン進み、私が渡河のため脇道に曲がるべきところを完全にスルーしてました。つまり道を戻って10分ちょいの登り+ロスタイム20分です。 ようやく脇道を見つけると陰キャにぴったりな素敵な階段。具体的には濡れていて、苔むしていて随所に穴が開いています。滑る滑るコケるコケる。某アプリの解説だと普通に素敵な道って書いてあるんですが…。

陰の階段(滅茶苦茶滑る)
陰のベンチ(座ると苔が尻につく。)
綺麗な滝B

 一応素敵な滝とかを追加で見つつ、ようやく野球場で楽しそうに野球をしている高校生に遭遇して久々の人間との邂逅に安堵したり、最後の急登で脚がつりかけたりしながらなんとか道の駅にたどり着きました。 道の駅では登山中どこからか聴こえてきては「これ聴こえていいやつなのか?」と我々を惑わせていた神楽が響き渡っていました。具体的には祭りをやっており、屋台が出て地元名物を売っていました。屋台は色々有りましたが総じて安く、取り敢えず風呂に入ってから散策することにしました。風呂は道の駅に併設されており、屋台関係者が割引券を大盤振る舞いしているため安く入ることができました。そして温泉も良いし川の景色も素敵でした。   
 風呂の後の屋台は、メロンにしか見えないかぼちゃ、秩父のBグルメ味噌ポテト、地元名物の漬物を含んだおやき、地元名物の味噌を使った唐揚げに普通のモツ煮と全部安くて美味しかったです。

どう見てもマスクメロンにしか見えないかぼちゃ
だいぶ食べたおやきに普通のモツ煮
普通と言いつつもつ鍋風で良かった。
サクサクしつつ中はふわふわな味噌味の唐揚げ
秩父名物のB級グルメ

 屋台の人も地元を滅茶苦茶推していて、温泉に山にパワースポットに文化にグルメにと秩父かなりのポテンシャルを感じました。あと総じて屋台の人ノリノリで、本日の総括として陽キャの一員になれた感じがしてよかったです。 食事後、友人と別れ、一人でダムを2カ所周ってダムカードを貰うという陰キャの極みみたいな振る舞いをしましたが、私は本登山から陽キャになれたつもりで生きていく所存です。 

滝沢ダム、内部を見学もできる。
広瀬ダム
ご存知陽キャの趣味ダムカード。

 ここまで読んで頂いてありがとうございました。引き続き気が向いたら登山記録をつけたり、色んな漫画の紹介とかしていきます。

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