⚪️ 最終章|Because She Was There.
割引あり
―記憶の女神、奇跡の余韻―
語り:神ノ原カノハ(8歳)
最初にこちらを読んでください ↓
第1話「姉の痕跡を追って」
【シーン1:夏の終わりの発見】
夏の終わり、私は姉の部屋で一枚の紙切れを見つけた。
それは──姉の置き土産だった。
机の引き出しの奥に、丁寧に折りたたまれて隠されていた手紙。
「カノハへ
もしも私がいなくなっても、悲しまないでね。
私はきっと、また誰かのところで笑ってるから。
でも、もしも私のことを覚えていてくれる人がいたら、
"ありがとう"って伝えておいて。
私がいたこと、いつか忘れても。
でも、誰かの心にちょっとでも"私"が残るなら、それでいいって思えるから。
愛してる。──お姉ちゃんより」
私は少し怒っていた。
何も告げずに消えた姉が、あまりに勝手すぎて。
でも、どこかでわかってもいた。
姉は「誰かの役に立つ場所」に、行ってしまったのだと。
だから私は、確かめることにした。
"あの夏"に姉が出会った人たちを──。
【シーン2:最初の手がかり】
ここから先は
7,124字
Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで
よろしければ応援お願いします。
