AI時代だからこそ、「心的資本経営®︎」が大切な理由
お陰様で、拙著『対話するほど成長する AIセルフ・コーチング』(三笠書房)が重版となり、想像以上に多くの方に手に取っていただいています。
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正直に言えば、これは私個人の力というよりも、
「AIをどう使えばいいのか分からない」
「AI時代に、自分や組織はどう在るべきなのか知りたい」
そんなニーズが、今まさに高まっていることの表れだと感じています。
今日は、「AI時代だからこそ、「心的資本経営」が大切な理由」についてお伝えしたいと思います。
AIが“当たり前”に使われる社会とは
では、AIが徹底的に活用される社会とは、どんな世界でしょうか。
私はAIを、
「思考の外部化・拡張装置」
だと捉えています。
・リサーチ
・戦略・戦術の立案
・計画づくり
・資料作成
・文章作成
これらはすでに、AIを使えば一定水準以上のアウトプットが、誰でも、かなりのスピードで出せるようになりました。
言い換えれば、「考える力」や「アウトプットの質」は、AIによって底上げされていくということです。
それでも、なぜ人や組織に差がつくのか?
では、ここで一つ、素朴な疑問が生まれます。
みんながAIを使えるようになったら、
なぜ、人や組織のパフォーマンスに差が出るのか?
私は、その答えこそが、
「心的資本」
にあると考えています。
私が定義する「心的資本」とは何か
以前の記事でも触れましたが、私が定義する「心的資本」は、稲盛哲学における次の公式と深く関係しています。
人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力
このうち、
• 能力 ≒ 人的資本
• 考え方 × 熱意 ≒ 心的資本
と捉えています。

「熱意」とは、ポジティビティや希望、粘り強さといった
いわゆる心理的資本をベースにしたもの。
そして私の言う「心的資本」は、そこに
• 利他性
• 倫理観
• 仕事観・人生観
といった“考え方”そして、そこから生まれる信頼関係などの社会関係資本を包含した、より広い概念です。

なぜAI時代に「心的資本」が重要なのか
理由はシンプルです。
AI時代が進めば進むほど、
「能力(≒人的資本)」では差がつきづらくなる
からです。
知識量、分析力、資料作成能力。
これらはAIによって、かなりの部分が代替・補完されていきます。
そうなったとき、最後に残る差は何か。
それは、
• やり切る力・折れずに続ける力などの「熱意」
• 仲間の協力(他力)を得られる利他性のある「考え方」
つまり、「心的資本」なのです。
「古臭い」と言われがちなものこそ、実は本質
「哲学なんて宗教だ。」
「ガンバリズムは時代遅れ。」
そんな声を聞くことも増えました。
ですが、皮肉なことに、
AIという最先端技術が登場した今だからこそ、人間の本質が、よりはっきりと浮き彫りになっているとも感じています。
AIは答えを出してくれても、
「実行」を担うのは人間であり、また、一人で出来ることなど限界があります。
だからこそ、AI時代の経営や人材育成において必要なのは、スキルやテクニック以前に、
人としての在り方やうちなる情熱を磨き、
「心的資本」を高めていくことだと、私は確信しています。
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